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虫封じのお札

21世紀の今、まさか、こんなことをしている親はいないでしょうが、
はるか昔、幼い私が気付いた時には、既に寝室の柱の天井に近い所に、
お札が、長い釘(多分五寸釘)で打ち付けられていました。

何のお札かと言えば、それは「虫封じ」のお札であり、
何の虫かと言えば、それは「疳の虫(かんのむし)」の虫なのです。

疳の虫とは、乳幼児の夜泣きや引きつけの正体とされていたもので、
その虫に取り付かれた乳幼児というのは兄弟の誰でもなく私でした。

トラウマとまでは行かないまでも、このお札の存在は、
嫌な記憶の一つとして、忘れられないことには違いないのです。

私自身がそんな子だったというより、我が子を思ってとは言え、
自分の親が医者に相談せず、人から言われるままに、
疑いも抱かず、そんなことをしていた人というのが残念で…
(母方の祖母が信心深い人だったので、多分、祖母の考えだったのでしょう。)

信心深いということも、素直な性格ということも、
騙されやすいにも繋がるような気がして、
必ずしも美徳とは言えないような気がしますが、いかがなものでしょう。
色んな被害に遭わないためにも…

ところで私の性格といえば、物心が付いた頃とはちょっと違いますが、
自分の存在に気付いた時には、既に周りの誰からも
「おとなしい子」と言われていて、それがとても嫌でした。

成長してからも、人から「控え目」とか「物静か」と言われてますが、
それもまた悲しいことには違いなくて…

実際、私は、引っ込み思案でおとなしくて、
学校の頃は、分かっていても絶対手を挙げなかったし、
今も、自己主張の出来ない「意気地無し」なのですから…

きっと、「虫封じのお札」が効き過ぎたのでしょうね…(嘘ですよ!)

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