『稲妻』
新年2日目の今日、昨日ほどの寒さではなかったですが、
終日一歩も外にも出ず、午後のほとんどの時間を、ヒーター近くで読書していました。
もう何年も小説を読んでなかったので、本当に久しぶり。
その小説とは、図書館から借りてきた『現代の女流文学(3)』(S49刊)に収められていた
林芙美子の『稲妻』です。
小説にしても随筆にしても、
どちらかと言うと、女性作家のものを多く読んできましたが林芙美子は初めてでした。
(別に避けていた訳ではありません)
『稲妻』は昭和26年の作品(内容は戦前)なので、改訂版では使われないような、
見たこともない漢字(旧字体)や当て字に遭遇し、
自分の無学さを思い知らされています。
まだ途中ですが、現代では考えられないほど、
女性の人生が男性によって左右した時代の作品を読むのは愉快とは言えません。
少なくとも、戦後に生まれたことに感謝しています。
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