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「ふしぎがり~まど・みちお 百歳の詩~」

「さかな」
さかなやさんが
さかなを うってるのを
さかなは しらない

にんげんが みんな
さかなを たべてるのを
さかなは しらない

うみの さかなも
かわの さかなも
みんな しらない

録画しておいたNHKスペシャル
「ふしぎがり~まど・みちお 百歳の詩~」を見ました。
(1月3日(日)放送、詩、日記、文章の朗読…三國連太郎さん
ナレーション…宮﨑あおいさん)

まど・みちおさんと言えば、「ぞうさん」や「いちねんせいになったら」、
「ふしぎなポケット」「やぎさんゆうびん」などで有名な詩人ですが、
百歳になられた現在でも、詩作を続けられていたのですね。

100歳の詩人は、100歳の哲学者でもありました。
語る言葉の一つ一つが詩であり格言でした。しかもユーモアがあって。

なんて素敵な歳の取り方なのかと、痛く感動しました。
でもそれは、やはり、常にすべてに気持ちを向けているからこそなのですね。

インタビューに訪れた女子高生の質問の、
“幸せってなんですか?”に、
“現在を肯定的に見ることができる人は幸せだと思います。
「全部に感謝しながら」という感じで暮らしていくのが、
自分は幸せ、他の者も幸せになるんじゃないかと思います。”
と答えていましたが、思わず頷いてしまいました。

また、恋と愛の違いには、
“恋は人間について、愛は森羅万象一切について”とも。

長生きすれば、その分悲しいことも多かったと…
家族や友達との永久の別れや、悲惨な戦争体験。
そして、後悔してもしきれない戦争協力詩を書いてしまったことも…

100歳、100年…とてつもなく長い時間の流れではあるけれど、
1年どころか、10年さえも、あっという間に感じるようになった今では、
「100年も10年の10倍でしかない」と思えてしまうのです。

「トンチンカン夫婦」
満91歳の
ボケじじいの私と
満84歳の
ボケばばあの女房とは
この頃
毎日競争でトンチンカンを
やり合っている

私が片足に
2枚かさねて はいたまま
もう片足の靴下が
見つからないと騒ぐと
彼女は
米も入れてない炊飯器に
スイッチを入れて
ごはんですよう と私をよぶ

おかげで さくばくたる
老夫婦の暮らしに
笑いはたえず
これぞ天の恵みと
図にのって二人ははしゃぎ

明日は また どんな
珍しいトンチンカンを
お恵みいただけるかと
胸ふくらませている

厚かましくも
天まで仰ぎ見て…

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コメント

7歳年下の妻にアルツハイマーの症状が出た時には、とても苦悩されたのですが、
考え方を切り換えて、友達のように「アルツのハイマくん」と呼ぶようにしてからは、
それまでとは全く違った毎日になったそうです。
この番組、私の予想では、近いうちに必ず再放送されると思いますので、
是非ご覧になってみてください。

投稿: Michi | 2010年1月 5日 (火) 23:41

まどみちおさん、おそれいりました。「トンチンカン」の詩、ノートに書き写させていただきました。幸せは、お恵みいただけるのですよね。忘れてました。大切な単純さ。michiさん教えてくれてありがとう。

投稿: katarohina | 2010年1月 5日 (火) 20:01

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