* 「クール・ジャパン」(NHK)

「なぜ日本の男性はドアを開けてくれないのか?」

「新春スペシャル ニッポン人への大ギモン!」を観ていたら、
スタジオに集まっていた50人の外国人の中で、最も強そうなフランス人女性が、
「なぜ日本人の男性はドアを開けてくれないのか!?」
「ドアを開けるのも、椅子を引くのも、荷物を持つのも、
上着を掛けてくれるのも、当然男性の役目なのに!」
と猛烈に抗議していました。

確かに欧米に比べれば、アジアやアフリカは男尊女卑かもしれませんが、
「レディーファースト」が男女平等かは疑問です。

それに、良いか悪いかは別として、
日本には「郷に入れば郷に従え」という考え方がありますが、
西洋の人たちは自分達の文化が一番正しいと思っている人が多いみたい…

そんなことを考えていたら、ドイツ人の女性が、
「私は一度もそう(なぜ日本人男性はドアを開けないのか?)思ったことはない。
私は自立した人間だから、自分で出来ます。ドイツでは支払いも割り勘」
と発言したところ、賛同の拍手が起こりました。

私も全く同感です。
もし荷物が重くて持てないのなら、一言頼めばいいでしょう。
文化の違いも大きいでしょうが、外国人も人それぞれかもしれません。

「なぜ日本人男性はドアを開けてくれないのか?」の他に、
「日本人はなぜマスクをするのか?」
「なぜ日本人は行列が好きなのか?」
「なぜ日本人は川の字で寝るのか?」
「日本ではなぜコーヒーを少ししか注がないのか?」
「なぜ酔うとキャラが変わるのか?」
「なぜ○○ちゃんのママと呼びあうのか?」

「新春スペシャル ニッポン人への大ギモン!」
(再放送)
NHK総合1月14日(水)(※13日(火)深夜)午前1時25分~2時14分(前編)
                           午前2時15分~2時59分(後編)

    ご意見番・荒俣宏さん、ゲスト・森公美子さん。

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COOL JAPAN マンガ~MANGA~

マンガに対する意識は日本と海外では大きく違うようで、
国によってはマンガは子ともが見るもの、大人が見ると非難されるそうです。

中村伊知哉さんが
「日本人は誰もがマンガを読み、誰もがマンガがかける」
ようなことを話していました。

多分「可能、容認」というような意味だったのでしょうが、
海外向けの番組の発言としてはどうかしら…?
誤解されかねないような気がしました。

また「少女マンガの歴史」について
「50~60年年代は、手塚治虫、赤塚不二夫といった男性マンガ家がかいていた
女流マンガ家は70年代以降」
これもちょっと…

私は小学生の頃、月刊少女雑誌の『りぼん』などを読んでいましたが、
男性漫画家で記憶があるのは、恐怖マンガの楳図かずおさんぐらいです。

子供だったので漫画家についての興味もなかったのですが、
わたなべまさこさん、牧美也子さんといった女性漫画家についてはよく覚えています。
(牧美也子さんの夫は松本零士さんです。)

特に牧美也子さんの絵はとても人気があって、薄紙に写していた友だちもいました。
(内容は忘れましたが、牧美也子さんの「少女三人」にみんな夢中でした。)

当時の月刊少女雑誌は、マンガ雑誌ではありませんでした。
グラビア、読みものも多く、お洒落な付録もあり、あくまで小学生が対象だったので、
読み物やマンガの内容に「恋愛」はなかったです。

グラビアのページには、いつも少女だった森下洋子さんや大原永子さんが登場し、
マンガの内容もバレエの主役をめぐって、といったものが多かったです。

小学生の頃は親に買ってもらっていた『りぼん』『少女フレンド』(雑誌)なども、
中学生になると自主的に卒業し、お小遣いで『女学生の友』を買っていました。

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COOL JAPAN  谷根千~YA-NE-SEN~

今回のテーマは「谷根千(やねせん)」でした。

「谷根千」は、下町風情の残る「谷中、根津、千駄木」周辺の総称で、
外国人に人気のあるエリアだそうです。

ポンプのある細い路地、落語に登場するような木造の長屋、
江戸時代から続く老舗商店、若い世代に受け継がれている伝統の職人技、
家族総出でもてなしてくれる和風旅館…

「路地」「外国人に人気の旅館」「長屋暮らし」「職人の町」
の中から選ばれたベスト・オブ・クールは「路地」でした。

長屋に住みたい…?
お風呂もプライバシーもない長屋には住みたくない(住めない)、
というのが普通でしょう。

長屋に限らず、下町に限らず、日本には自治会というのがあって、
否応なしに加入させられます。

郷に入れば郷に従わなければなりません。
変わり者で人付き合いが苦手な私にとって、精神的負担は大きいのです。

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COOL JAPAN 歳~Age~

2012年最初のテーマは「歳」でした。

日本人は「歳」に敏感?
外国人が考える「歳」に関する三つの不思議とは、

(1)相手の年齢を知りたがる不思議
(2)自分の年齢を気にする不思議
(3)歳に関する行事がたくさんある不思議
とか…

日本には年長者を敬わなければいけないという「掟」(笑)があり、敬語もあるのに、
反面、初対面の人に年齢を訊くのは失礼という礼儀もありますが、
ネパール、韓国では初対面の人に年齢を聞くのは普通だそうです。

一方欧米では、年齢を訊くのは、特に女性に対してはタブー…
(いずれもスタジオの外国人によれば)

番組を見て感じたのですが、自分の年齢を気にしているのは日本人や韓国人より、
むしろ欧米の人たち(女性)の方が強いように思いました。

機械で「体内年齢」「肌年齢」「血管年齢」まで調べる日本人は変…?
これは歳を気にするからではなく、日本人の健康志向の表れだと思います。

ところで、「若く見える」と言われても真に受けてはいけません。
十中八九お世辞です。
みんな口では「もう歳がから」と言っても、自惚れ鏡を持っているので、
「自分は同年齢の人に比べて若く見える」と勘違いし、
人から「若い」と言われれば、内心「やっぱり!」と喜んでしまうのです。
実際は、ほとんどの人が「年相応」なのですよね。

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本日PM:6:00より、「アボンリーへの道」(LaLatv無料の日)が見られますね。
「へティの求婚者」です。
へティがスケート靴の行商人に求婚されるお話も可笑しかったですが、
私はやっぱりフェリシティとガス…
ガスがフェリシティにスケートを習うラストシーンが素敵でした。

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COOL JAPAN キレイ好き~Clean-Loving

今回のテーマは、「キレイ好き」。
(産休だったリサさんが復帰されました。)

日本で生まれ育った人(私も)にとっては普通なことですが、
来日した外国人には、日本がとても清潔な国に感じるようです。

ゴミ箱が設置されていないのに、街にはゴミが無く、
自分の家の周辺だけでなく、ボランティアで街を掃除し、
自治会などで定期的にお掃除をしているのも日本だけ。

洗剤やお掃除用品の種類が多く、抗菌にもこだわり、
キレイ好きなあまり、「字が汚い」という理由で、家族のメモまで捨ててしまう主婦…
(…これはどうかと思いますが…)

デパートやコンビニ等のトイレはもちろんのこと、
公共トイレもどこも清潔で、しかも必ずトイレットペーパーがあ。
(…しかも無料…)

トイレットペーパーが必ずあるのは、「利用者のため」ということ以上に、
「詰まらせないため」と思います。

もしトイレットペーパーが無かったら、自分のティッシュを使ってしまうでしょう。
(ティッシュは絶対にトイレに流しては駄目です。)

「種類豊富な掃除用品」「掃除ボアンティア」「抗菌繊維」「高速道路の公衆トイレ」
の中から鴻上さんが選んだ<BEST OF COOL>は、「抗菌繊維」でした。

でも、納得できないような表情の人も見受けられました。
(…私もその一人…)

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ところで、日本のトイレが清潔とはいっても、
昔のことではありすが、私が知っている飲食街の近くにある公園のトイレは、
多分、夜中に酔っぱらいが使うからでしょう、
「水洗なのにどうして?」と思うほど汚れていて、近づく勇気はありませんでした。

トイレのことばかりで恐縮ですが、
最近、コンビニその他、どこも洗浄機付トイレですよね。
「お店などのトイレは和式も残して!」と思っているのは私だけじゃないと思います。
「除菌ティッシュを持ち歩けば?」と言う人もいますが、
「不潔だから」という問題じゃなく、「誰かの肌が触れた」ことが嫌なのです。

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COOL JAPAN 平泉~Hiraizumi

今回はスペシャル版で、
今年6月に世界遺産に登録された「平泉」。

参加された外国人は、
サンドリンさん(フランス)、ヤンさん(中国)、フラビオさん(イタリア)、
アナトさん(イスラエル)、クリストファーさん(アメリカ)の5人でした。

平泉は、「浄土(Pure Land)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」
として世界遺産に登録されたのですが、
「敵味方関係なく、浄土に導くように造った」
と聞き、仏教の教えの素晴らしさを知りました。
(こういう教え、他の宗教にも…?)

一行が巡ったのは、
中尊寺…金色堂(覆堂)
毛越寺…浄土庭園
観自在王院跡…千葉ローズマリーさんを紹介
金鶏山
中尊寺通り…観光客のために民家の無料休憩所(おもてなしの心)
一関・平泉…「もち街道の会」…お餅が最高のもてなし(もち文化)

参加者の顔ぶれを見て、
フラビオさんとアナトさんは感動するような気がしましたが、その通りでした。

クリストファーさんは、もっと堪能しようと、撮影後、一人残ったそうです。
ヤンさんも感動されたようでしたが、
いつもほとんどCOOLと言わないサンドリンさんですは、
今回もお気に召したのは、「金色堂」「無料の休憩所」「ずんだ餅」
だけだったようでした。

サンドリンさんは、よく「フランス人は現実主義者だから…」
と言いますが、その度に私は、
「フランス人じゃなくて、サンドリンさん個人がじゃないの!?」
と思ってしまいます。

城趾などもそうですが、今は何もない「跡」を見て感動するもしないのも、
予備知識と、「想像力が有るか無いか」だと思いますが…。

夏草や 兵(つわもの)どもが 夢の跡 ” 芭蕉

The summer grass
'Tis all that's left
Of ancient warriors' dreams.
  
                      訳・新渡戸稲造

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COOL JAPAN 絵~Artwork~

先日放送のテーマは「絵」でした。

“日本人は絵が上手い”と、ほとんど(?)の外国人が思っているって…?

日本も外国も同じ、上手な人もいれば、下手な人もいるでしょう。
(街頭取材も、当然、編集していると思います。)

日本の看板、注意書、家電等の説明書には、イラストが多く使われているので、
日本語が読めない外国人にとっては、大助かりなのだそうですが、
逆に、“子どもっぽい”と感じる人もいるようでした。

海外では電化製品の説明書も文字だけ…日本では考えられないです。

小学校の「写生会」の様子や、
スタジオジブリの美術監督で、背景画家の山本二三さん、
<街のラフカディオ>では、
日本の岩絵の具に魅せられ、30年以上も日本で活動している
アメリカ出身の日本画家アラン・ウェストさんを取材…

外国人の誰もが日本のアニメに興味があるわけではないですが(日本人もそうですが)
伝統的な絵画(大和絵、浮世絵、水墨画等)には、多くの外国人が感動するようでした。

「注意書きや説明書の絵」「写生会」「アニメの背景画」「日本画」
の中から選ばれた<BEST OF COOL>は「アニメの背景画」でした。

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ところで、私はアニメはあまり見ない方で、ジブリ作品も、
「となりのトトロ」ぐらいしか見ていませんが、(しかもTV)
素晴らしい背景画が作品のクオリティーを高めていることには同感出来ます。

でも、細部にこだわった芸術的な背景画に比べて、
肝心なキャラクターは平面的でマンガそのものですよね…
私には、まるで古い映画の二重写しのように不自然に見え、
映像に一体感が感じられないのです。

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COOL JAPAN ラーメン~Ramen~

今回のテーマは「ラーメン」。

ラーメンといえば、私の親の世代の人たちは「支那そば」と言っていました。
(中華料理も支那料理と言ってました。
いつから「sina」では変換できなくなったのでしょう?)

私にしても、「チャルメラ」や「屋台の夜泣きそば」が連想してしまって、
(「チャルメラ」というインスタントラーメンの袋の絵の通り)
ラーメンが「日本グルメ」ということに違和感を覚えます。
やっぱり歳ですね…(笑)

私は「濃厚」や「ボリューム」に弱いので、強いて食べたいとは思いませんが、
小さい頃から馴染みのある「東京ラーメン」は好きです。
(屋台の夜泣きそばもそうでした。
…細めの麵、焼き豚(薄切りが1枚)、ゆで卵1/2、支那竹(メンマ)、
鳴門巻き、焼き海苔、細ネギ、コショー…)

シメにラーメン…
アルコールを全く飲まないので、「シメ」という概念もないのですが、
カロリーが気にならないのでしょうか?胃にも悪そう…

「種類の多いラーメン」「シメのラーメン」「「進化するラーメン」「ご当地ラーメン」
から選ばれたBEST OF COOLは、「進化するラーメン」でした。

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COOL JAPAN 数字~Numbers~

今回のテーマは「数字」、
日本は「数字」についても独特のようでした。

外国人が思う日本の「数字の不思議」は、
「数字の使い方」「計算の速さ」「ランキング好き」「数字に気を遣う」でした。

日本で使われている数字表記は、
アラビア数字、漢数字、大字(壱・弐・参~)、ローマ数字ですが、
ローマ数字を使用する場合は、デザイン性からでしょうね。

歴史の年号、平方根、電話番号を、語呂合わせで覚えるのはいいですよね。

「計算の速さ」について、
「日本人はそろばんを習っているから」と結論付けていましたが、
そろばんが出来る人は計算が速いのは当然です。

でも、日本人の誰もがそろばんが出来る訳では無いですよね。
(私は「足し算・引き算」しか出来ません…(ノ_-。))

そろばんが出来なくても、「7,800円を3人、4人、5人で割り勘するといくら?」
程度の暗算は誰でも出来ると思います。

暗算が出来るのは「そろばん」というより、
「九九」をたたみ込まれているからだと思うのですが…。

日本人のランキング好きについて、
「人と一緒がいいから」「製品が多すぎるため選ぶ基準としているのでは」
「日本人は正直だからランキングも素直に信じるから」
「島国だから価値観が似ているのでは」
などの意見がありましたが、そうかもしれませんね。

(私が気になるのは、ランキングではなく満足度です。)

「数字に気を遣う」では、
お祝い事には奇数を包む、祝儀を2万円にする場合は、
「1万円札1枚と5千円札2枚で奇数にする」と言っていましたが、
私は、5千円2枚の方が、いかにも掻き集めたようでヘンな感じがします。
(「お祝い事には奇数を包む」と言いますが、不祝儀の場合も奇数ですよね…?)

お賽銭は「ご縁があるように5円」って…
合格祈願でもご縁…?
こういう語呂合わせは昔からあったのでしょうか?

少なくとも私の周辺では無かったです。
むしろ、賽銭箱に小銭を入れようとする人には、
「はした金でお願い事するなんて虫が良すぎる」と言ったものでした。
(信仰心の無い者同士の冗談としてですが…)

金額は関係ないといっても、神社側としてみれば多いほうがいいはずです。

和食器が5客セットなのも陰陽からきている…?
私は「十進法と十二進法の違い」と思っていました。

プレゼント用の和食器セットは5客が多いようですが、
骨董の和皿や漆器類は「10客組、20客組」も多いようですし、
西洋のディナーセットは、通常12枚組(1ダース)と聞いたことがあります。

ところで、以前は「洋食器は6客セット(半ダース)」だったような記憶がありますが、
最近は、洋食器も5客なのですね…何だか半端な感じ…。

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COOL JAPAN 果物~Fruit~

今回のテーマは「果物」でしたが、外国人の反応は予想通りでした。

「ピカピカ光っていて本物に見えない」
「形も大きさも揃っていて工場で作られたみたい」
「自然の法則に反している」
「向きも揃えられ、トレー(桐の箱も)に入れられている」
「とても高価で買えない」
「果物は果物、食べて消化するだけ」
「日本のものは何でも好きだけど、果物と野菜は嫌い」
「日本人は果物について幼稚だ」

司会者の「3万円のメロンを貰えば嬉しいでしょ?」にも、
「世界最高の無駄遣い」(同感です!)

スタジオに出された「フルーツサンド」を試食しても、
ほとんどの人が「不味い気持ち悪い」と言っていました。

日本人にとっての「サンドイッチ」は食事で、
「フルーツサンド」は「軽食」「間食」といったかんじですが、
外国人にとっての「フルーツサンド」は「サンドイッチ」(食事)でしかないのかも。

ただ、リポートした人たちに限っては、
まるで用意されコメントのように感じましたが…?

10万円もする「高級ブランドマンゴー」にしても、
そこまでする必要があるのでしょうか?

デラウェアは確かに食べやすい、でも果物に種があるのが自然です。

私の子どもの頃の果物は、安くて味も自然で今より美味しかったのに、
見た目と糖度を高めた結果、果物はお高いものになってしまいました。

これは消費者のため?それとも生産者のため?

「食べ方の工夫」「目揃会(めぞろえかい)」「ブランドマンゴー」「種なしブドウ」
ベスト・オブ・クールは「目揃会」でした。

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