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『デューク』

20091202
『デューク』 文・江國香織 画・山本容子 講談社

1ヶ月前、katarohinaさんに教えて頂いた、
江國香織さんの『デューク』、ようやく読むことが出来ました。

愛犬デュークとの永遠の別れ…
デュークの死を受け入れられず、悲しみにくれる21歳の女の子…
泣きながら電車に乗っていた女の子の前に、
突然現れたハンサムな少年…
彼との楽しい一時を過ごすことで、
悲しみから解き放されていく…

別れる間際の少年の言葉に、いずれは悲しみも癒え、
デュークとの楽しい出来事も、素敵な思い出となっていくのでしょうね。

子供の頃から、犬も猫も、その他の動物も、一度も飼ったことがない私ですが、
愛する存在を失った者の喪失感が、伝わってきました。

実際に、動物を飼われた経験のある方なら、
彼女の悲しみが、自分のことのように思われることでしょうね。

この本を読んだことで、人間にとってのペットの重要さが分かりました。
もし、状況が許されるものなら、
幼い時から、身近に動物のいる環境で育つべきなのでしょうね。

山本容子さんのエッチングが、前から好きだった私は、
『デューク』の装丁や挿画も、イヤではありませんでしたが、
底本を読まれている方にとっては、あまり評判がよくなかったみたいです。

想像力は、その人だけのものですから仕方ないですよね。
なかなかイメージ通りとは、いかないものですから。

今度は『つめたいよるに』を読もうと思ってます。
順序が逆ですが…
katarohinaさん、すてきな物語を教えてくださって、どうもありがとう。

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コメント

恐れ入ります…
プーリー種は、実物は見たことないのですが、映像や画像でならありますよ。
モップみたいで、梳かしたくなりました。
別れは必ず、「じゃぁね」か「またね」、でも、二度と来ない「またね」もあって…
またお勧めの本があったら教えてくださいね。難しいのは駄目ですよ。

投稿: Michi | 2009年12月 3日 (木) 23:23

読んでくれてありがとう。クリスマスも近いことだしね。エッチングは、あまりよくなかったと僕も思います。ちょっと違うんだよなって。それにしてもmichiさんは、本を書けばいいのにと思うほど どの本も丁寧に解釈しますね。読まれた本もきっと喜んでいるでしょう。プーリー種って犬はね、モンクの頭のようにレゲー頭のような毛なんですよ。見たらビックリします。別れる時はみんな「じゃぁね、元気でね」と言うんだね。とてもいい言葉なんだけど寂しさをひとしお感じる言葉でもあると思いませんか。

投稿: katarohina | 2009年12月 3日 (木) 21:12

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