「病める娘」
雑貨店に、サナトリウムから長距離電話が…
「セシリーに何かあったのか…」と不安な面持ちで待つ家族一同に、
「帰宅してもいい」という嬉しい報せ…
迎えの両親に、サナトリウムのスパロー医師は、
「一時的に落ち着いたということです。気を付ければ再発は防げます」
と言われてしまいます。
再発を恐れる両親は、セシリーに、動物にも触れさせようとはしないばかりか、
夏用台所で寝かすなど、サナトリウムと同じ生活を強い、
フェリシティの医学的アドバイスにも、聞く耳を持ちません。
セシリーが学校に戻ると知った町の人達は、
「まだ治ってもいないのに非常識」と、ヘティに苦情を…
傷付き次第に荒んでいくセシリー…
オリビアがア、レックとジャネットに意見して、
セシリーは、元の生活に戻ることができたのでした。
セシリーのことが解決したキング家でしたが、
進路が決まらず、サリー・ポッツや町の人達から皮肉を言われたりと、
辛い思いをしているフェリシティに、
ガスが乗る「カレーの乙女」が難破し、生存者無しとの報せが…
ガスだけが支えだったのに…
娘を心配する余り、退院後も病人扱いするアレックとジャネット夫妻、
仕方ないですよね。
他の人達は、サナトリウムに行っていないのですから…
死を待つ患者を目の当たりにしたり、
再入院で運ばれてきた少女を目撃したりしたのですから。
医師や婦長からも、
「完全に治ったのではない。一時的に落ち着いているだけ」とか、
「無茶は駄目ですよ。セシリーも、またサナトリウムに戻るのは嫌でしょ?」
「セシリーにも気を付けてあげて、無理は禁物ですよ」
などと、釘を刺されてしまったですからね。
オリジナルタイトルを見ても、メインはセシリーに違いありませんが、
途中から、フェリシティのように思えてきました。
セシリーを忘れてしまうほど、悲しいラストシーンでした。
<名言>
「ゆっくり考えりゃいい。焦って、あとで後悔したら、つまらんだろう…?
時間はあるんだ。」(アレック)
「ガスは死んでないわ。わかるのよ…」(フェリシティ)
関連記事 Felicity&Gus「病める娘」
「アボンリーへの道」<第6シリーズ>
第78話「病める娘」(The Homecoming)より
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コメント
セシリーは、最初のハーモニー・クランプの方が良かったのにね。
そういえば、『黄金の道』でのセシリーは、結核が完治しないこと(死)を、
暗示してましたよね。ドラマでは治ってホッとしましたよ。
YouTubeですが、削除されてる可能性はあるでしょうね。
I Love アボンリーさんがご覧になりたい動画があるかどうかは分かりませんが、
下のアドレスをコピーアンドペーストして、探してみてください。
(コメント欄では、リンク出来ないので…)
http://www.youtube.com/results?search_query=Road+to+Avonlea&search_type=&aq=f
投稿: Michi | 2009年12月14日 (月) 22:17
セシリーの変わりように驚きましたが(俳優さんが代わったのだから、仕方ないけど(笑))、戻って来て良かった☆ と思いました。
結核の恐怖・・モンゴメリーの本を読むと、よく伝わりますね。
良い治療法や、正しい知識もなく、患者さんへの風当たりは厳しいものだったのでしょうね。
ところで、何回かYouTubeで探したのですが、まだ見付からないのです(泣)
削除された可能性もありますか?
投稿: I Love アボンリー | 2009年12月14日 (月) 18:33