『バナナは皮を食う』
予約がなければ、延長はできるにしても、
通常なら、2週間しか借りられない図書館の本ですが、
(1人のカードで図書8冊、ディスク2枚まで)
年末年始(12月28日から1月5日)の休館により、上手くいけば、
30日間借りられるというわけで、先日、借りてきました。
この『バナナは皮を食う』は、その中の一冊ですが、
変わったタイトルが目につき、手に取ってみると、
「暮らしの手帖」に掲載された、昭和の「ベストエッセイ(食の)」集で、
選者は檀ふみさんでした。
檀さんも選考にあたって「昭和も遠くなりにけり」というエッセイを寄せていますが、
「バナナは皮を食う」は、43名の中の一人、牧野富太郎のエッセイなのです。
エッセイ集と言っても、エッセイと言ってしまったら申し訳ないくらい、
今では珍しいほど、とても美しい日本語で書かれています。
でも、まだ全部読んでませんが…。
ちなみに、43人とは、
扇谷正造、田宮虎彦、平塚らいてふ、天野貞祐、牧野富太郎、里見 弴、
日夏耿之介、米川正夫、野村胡堂、河原崎長十郎、木下順二、井伏鱒二、
吉川英治、佐田稲子、幸田 文、サトウ・ハチロー、辰野 隆、高濱虚子、
久松潜一、日野葦平、今 日出海、野上彌生子、石井桃子、阿部次郎、坂口安吾、
石井好子、堀口大學、小宮豊隆、池田成彬、木村荘十二、武者小路公共、
山本嘉次郎、和田信賢、河盛好蔵、森田たま、佐藤春夫、吉村公三郎、
小倉遊亀、永井龍男、渋澤秀雄、海音寺潮五郎、奥野信太郎、草野心平
…という、すごい人ばかりです。
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