まるいおむすび
昨日の「おこげのおむすび」に関連しますが、
私が小学生の頃に、母が結んでくれた「遠足の時のおむすび」は、
丸い形のものでした。
級友の中には、砲丸投げの砲丸を小ぶりにしたような、
球体のおむすびの人もいましたが、
母のは、丸いと言っても球体ではなく、直径5~6cmほどの、
持ちやすく、食べやすい形のが二つでした。
一つには鰹節、もう一つには。種を抜いた梅干しが入っていて、
私は、鰹節の方が(今でも)好きですが、小さい子供の手には、
中の鰹節が広がって、少々食べにくかったものでした。
いつの頃だったか、無い物ねだりから、三角形のおむすびに憧れた私は、
母に頼み、以後、母が結んでくれるおむすびは、三角形となりましたが、
最近になって、あの丸い形が懐かしく、「優しさ」のようにも思えてきているのです。
『バナナは皮を食う』の中で、檀ふみさんが、
“…おむすびを結ぶ時に、ラップを使うようになったのは、
昭和の終わりに近い頃ではなかったか…”と書かれていましたが、
私自身は、昔から、素手で結んだことがないのです。
(形はいつも三角形、不器用なため俵型のは上手く出来ません)
熱いし、ご飯が手に付くし、ラップの方が衛生的だから…
もちろん、手は石鹸で洗いますが、石鹸の匂いも直接では嫌なんです。
こういうのは、「愛情が無い」、と言われてしまうのでしょうか…?
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