「とても高貴な結婚式」
英語の作文が苦手なフェリックスは、ヘティから落第と、
ホテルの仕事を辞めるよう言い渡されます。
高貴なお方の結婚式が行われることになったホワイト・サンド・ホテルに、
経営者の母を名乗る老女が現れます。
その老女は、20年前に別れたピエールの母…
ピエールは、母と妹を喜ばせたくて、偽りの手紙を送っていたのでしたが
結婚式を行う侯爵家の子息の花嫁は、妹のアデルだったのです。
アレックから手厳しく意見されたヘティは、フェリックスの落第を取り消し、
高貴な結婚式のため、ピエールの嘘にも協力…
一方のポーランドのポレンスカ伯爵家も、名ばかりで、
帰りのボストン行き一等食事付き個室の切符も、公爵夫人の執事が、
曾祖父から受け継いだ18金の懐中時計と交換してもらって手に入れるほど…
今回も感動的なお話でした。
トレメインさんとピエールが、以前、パリのリッツで一緒に働いていたとは意外。
生徒にも不正にも容赦のないヘティが、
アレックにお説教されたことで豹変してしまうところが可笑しかったです。
相変わらずフェリックスに甘いジャネット…
幾つになっても、息子は赤ちゃんなんでしょうね。
ポレンスカ伯爵夫人役は、ハリウッド女優のフェイ・ダナウェイで、
執事イゴール役は、ジェイムズ・B・ダグラスという俳優さん。
ピエールの母マギー・マクフィー(モーリーン・スティブルドン)の吹き替えは、
大好きだった、今は亡き鈴木光枝さんでした。
<名言>
「でも、どうしてこんなもの書かなきゃいけないんだ!
もう大昔に死んだ人間についてなんて、何になるのさ!」(フェリックス)
「そういう姉さんの態度が、どれだけ人を傷付けるか分かってるのか!?
あんなによく働く子は、そうはいないし、周りの期待に応えようと、
あの子はあの子なりに精一杯やってるんだ。そりゃあ作文は苦手かもしれんさ。
だが、我慢強く教えてやるのが教師じゃないのか!?」(アレック)
「…たとえ伯爵夫人が何をおっしゃろうと、
天気の話をしていれば間違いないわ。」(ヘティ)
「ハ~嫌なものだわ~年取るって。前はどこまでだって歩けたのに…」
「私たちは似た者同士ってことかしら。
でも、お互いに、お金より、もっといいものを持っているでしょ?
…あの子たちよ」(ポレンスカ伯爵夫人)
「アボンリーへの道」<第6シリーズ>
第76話「とても高貴な結婚式」(What a Tangled Web We Weave)より
嘘がばれたら破談になるのでは、と、みんなが協力します。
ピエールはオーナーに成りすまし、
マギーにはレイチェルのドレスを貸してあげますが、
妹のアデルがフィアンセ(伯爵の子息で大学教授)に、真実を打ち明けると、
「私の家族もすべてを失い伯爵は名ばかり…」と答えました。
式は盛大に行われ、新郎新婦はハネムーンに…
「費用の一切は、一生掛かっても自分が払う」というピエールでしたが、
「ホテルにとってまたとない宣伝、すべてホテル持ちよ」
のヘティの一声で、ホテル持ちになりました。
執事の金時計ですが、気付いた伯爵夫人が駅まで馬車を走らせ、
唯一残ったブローチ(ネックレス)と取り替えてきました。
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コメント
ラストまで書かなくて御免なさい。
記事に続きを加えましたので、そちらを見てくださいね。
投稿: Michi | 2009年11月11日 (水) 20:15
この回のお話。。最後はどうなりましたっけ?
伯爵夫人が、懐中時計を預けるシーン、とっても印象に残っています。
ただ、結末は忘れてしまいました(泣)
フェイ・ダナウェイの写真を見て気がつきました!放送時は分かりませんでしたが・・。
アメーバブログで、アンのファンは見付けたのですが、「アボンリーへの道」のファンには、まだ出会えていません。
ミチさん、貴重な方です☆
投稿: I LOVE アボンリー | 2009年11月11日 (水) 14:10