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『怖いもの知らずの女たち』

20091120
『怖いもの知らずの女たち』 吉永みち子/著 山と渓谷社

2003年11月の「おでんパーティ」で、
私、シャンソンを習ってみたいなあと思っているんだよね
という田部井淳子さんのひと言に、仲間たちが賛同。

「でも、どうせ習うなら、成果を披露しましょうよ…」となり、
「でも、コンサートでは、お客さんが集まらないかもしれないから、
ディナーショーにしましょう…」となりました。

「でも、食事が先だと帰られてしまうかもしれないから、
ショーを先にしよう…
それに、聴きたくない人のために、耳栓を、
見たくない人のために、アイマスクも用意しよう…」

そんなことから、勇気ある6人の女性たちは、
既に、3回も、シャンソンのコンサートを開いたのでした。

6人は、登山家の田部井さんが北村節子さんと発足させた、
働く女性の山の会「緑の女性会議」の仲間で、
田部井さんのほかの5人は、
元日本ロレックス宣伝広報担当の脇坂満智子さん、
PR会社会長の秋岡久恵さん、元タカラジェンヌの高橋利子さん、
弁護士の志賀こず江さん、セブン−イレブン・ジャパン役員の山口積恵さん。

みなさん私より年上の、凄い女性たちばかりで、
それぞれの半生が、生い立ちから詳しく綴られていました。

コンサートでの、コスチュームの三原則は
「「開ける、透ける、光る」とか…

ただ、選曲についてや、肝心のシャンソンに込めた思いなどについては、
特に、触れられていませんでした。

きっと、シャンソン自体は重要じゃなかったのでしょうね。
シャンソンが「男と女」の歌ということを、
言い出しっぺの田部井さんが知らなくて、
「こんな歌詞、私には歌えないよ」と言ったそうですから…

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