「さくらご飯」と「さくら棒」
昨夜、何気なくテレビを付けたたところ、
「さくらご飯」のことをやっていたから目が釘付け…
番組名を確認したら「秘密のケンミンSOHOW」というものでした。
静岡県は食文化だけでなく、
色んな面で、東部、伊豆、中部、西部に分かれていて、
それぞれの文化があり、この「さくらご飯」にしても、
出演されていた袴田吉彦さん(浜松市出身)の言われたように遠州地方のもので、
私が暮らしている中部では、知ってる人は少ないような気もします。
私にしても、子供の頃に法事の仕出し料理で食べたことがある程度ですから。
学校給食でも無かったような…?
(なぜ「さくら」というかは分かりませんが…)
番組では、「具のない炊き込みご飯」と紹介し、
入れるのは「醤油と酒を少し」と言ってましたが、醤油と酒は同割だと思います。
(いえ、酒の方が多いです)
米との割合は分かりませんが…
「米と醤油の味は偉大」というコメントにも少しばかり異議を…
「さくらご飯」の美味しさは、醤油と酒の風味だと思います。味というより…
「全国的には「茶飯」と言われている」という説明も少し違うのではないかしら。
「茶飯」には、一般的に塩や出しを加えますが、
「さくらご飯」はあくまで「醤油と酒」だけなのです。
ちなみに、私たちにとっての「茶飯」とは、
醤油、酒などで味付けした中に、「番茶やほうじ茶を入れたお茶」で炊くご飯で、
(又は布袋に入れた「ほうじ茶」や「番茶」を加えて炊く)、
おでんとセットにされることが多いです。
「さくら棒」は麩菓子のことで、麩菓子は昔からピンクのみ、
長~いものから、親指くらいの一口サイズまでありますが、
昔は「さくら棒」とは言わず、ただ「麩菓子」と呼ばれていました。
番組では、クリーム色や、淡い抹茶色の麩菓子も紹介されていましたが、
私が知る限りでは、昔は無かったですね。
『日本の食生活全集 22』「聞き書 静岡の食事」による
「さくらご飯(さくら飯)」のレシピは、こちらに載せました。
| 固定リンク
「* ひとりごと」カテゴリの記事
「* テレビ」カテゴリの記事
- 「ソーイング・ビー4」(2021.11.05)
- 「ソーイング・ビー4」(2021.10.22)
- 「ソーイング・ビー4」(2021.10.08)
- 「ソーイング・ビー」(2021.07.16)
- 「ソーイング・ビー」(2021.07.09)
最近のコメント