「お父さんの結婚」
クライブ・ペティボーンがミュリエル・ステーシーに求婚…
自分が父とミュリエルを引き合わせたのに、イジーの気持ちは複雑でした。
ミュリエルのことは好きだけど、
お父さんとの二人だけ暮らしを誰にも邪魔されたくない。
「あたしの気持ちなんてどうだっていいんでしょ!」
イジーはミュリエルに冷たく当たり、両親の結婚式の写真を見せて
「私はまだ小さかったけど、お母さんのことは憶えてる。
よく髪をとかしてくれて…お母さんの手はバラの香りがした…」と話す…
フェリックスから父の教育長昇進の話を聞いたイジーは、さらに傷付きます。
教育長になれば、家を空けることが多くなる…
「あたしをステーシーさんに押し付けるつもりなんでしょ!」
娘を悲しませたくないクライブは、結婚を諦め、昇進の話も断ろうとします。
兄のアーサーは、
「お父さんはおまえを誰よりも愛してる。
結婚を諦めるのも、おまえを悲しませたくないんだ。お父さんは変わらないよ。
だけど、おまえは大人になったら、いずれは家を出て行くだろう…」
と諭します。
イジー 「じゃあ許してくれるんですね。あたしを…」
ミュリエル「イジー分かってるでしょうけど、これは簡単なことじゃないのよ。
ただ、あたしとお父さんが結婚するだけじゃなくて、
みんなで家族としてやっていくんだから…」
イジー 「ごめんなさい。迷惑掛けて。」
ミュリエル「まあ~、いいのよイジー…戸惑うのは当然だもの。
…あたしはお母さんの代わりにはなれないわ。なるつもりもないの。
ただ友達になってくれないかしら?」
イジー 「ずっと、そうだったでしょ?」
ミュリエル「そうね、だったら、そこから始めましょうよ」
イジー 「友達からね」
父親の再婚話に苦悩する少女…
乙女心が理解できるだけに結婚を迷う再婚相手…
娘を思って再婚も昇進も諦めようとする父…
妹を心配する離れて暮らす兄…
いつの時代も、何処の国も同じですね。
相変わらずのヘティの張り切りぶりに、オリビアの時を思い出しました。
結果的には、ヘティたちオバサンパワーは発揮できませんでしたが…
<名言集>
「お母さんができるわけじゃないわ。
お父さんが、ただ結婚するってだけよ」(イジー)
「フェリシティも、一週間部屋に閉じこもって何にも食べなかったり…
ええ~、女の子は手に負えないわよね。
特に、もう子供でもなければ、まだ大人でもないって歳になると…」(ジャネット)
「人の妻になるっていうことと、母親になることは別なのよ」(ミュリエル)
「…要は、あの子に、あなたの気持ちが伝われば…
困った時にあなたがいてくれて、自分を愛してくれるって分かれば、
心を開くんじゃないかしら…いずれはね」(ヘティ)
「誰だって変わるよ。
だから人生は面白いんだ。次にどうなるか分からないから。
…人は変わるって言ったって、そんな中身までは変わらないよ。
…心から謝れば大抵通じるもんだよ。愛してくれる人は特に…」(フェリックス)
「あたしも最初は恐かった…どうなるか分からなくて…
でも、お互いを思う気持ちは変わらない…生活が変わっても…
そう思ったら、何だか楽しみでしょ?…違う?」(イジー)
デイビーのエピソードは省略しました。
「アボンリーへの道」<第6シリーズ>
第74話「お父さんの結婚」(The More Things Change)より
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