『百年の預言』
以前、天満敦子さんをモデルとした小説があると知った時、
ぜひ読みたいと思いました。
小説のタイトルは『百年の預言』、作者は高樹のぶ子さん。
…ですが、「高樹のぶ子」という名前の記憶だけはありましたが、
お顔も、高樹さんの作品のタイトルさえも知らなかったので、
『百年の預言』について、少々調べてみたところ、
単行本(朝日新聞社)の装丁は、女学生好みで(?)なかなか素敵…
でも、文庫本の方はクリムト(上巻「ユディトⅠ」下巻「水蛇」)だったので、
嫌な予感が…
舞台はルーマニアで、走馬充子というヴァイオリニストのモデルが天満さん…
でも、やはり、かなりきわどいシーンがあって、描写もリアルのようでした。
そのため、「斜め読みした。」「…飛ばした。」といった感想もあったから、
すっかり読む気を無くしてしまったのでした。
天満敦子さんの『わが心の歌』の中にも、この本のことが触れられていて、
天満さんは、コンサートのたびに、
「走馬充子のモデルは天満敦子ですが、行為は高樹のぶ子で~す。」
と弁明していたそうです。
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