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『天使と悪魔』

『天使と悪魔』も、太田治子さんのエッセイ集です。

相変わらず、内容は同じ様なことばかりですが、
強いて言えば、娘の万里子ちゃんと夫に纏わる内容が中心でした。

文章通りとしたら、相当酷い…
たとえば、娘のアトピーを治そうとしたのも、
「醜い顔の赤ん坊を抱いていると、恥ずかしくて引け目を感じるから」。
その様なことが何度か書かれてましたが、そんな親、聞いたことないです。

それに、「この子はとんだブタ娘でございます」と本人の前で言ったり、
娘に、夫(娘の父親)の悪口を言ったり…これは絶対駄目です!
自分の都合で、夫や娘に犠牲を強いたり…

とにかく、夫に対する不平不満(愚痴?悪口?)が多いのには驚きました。
今は離婚されているそうですが、その「元夫」に同情…娘の万里子さんにも…
いわさきちひろさんの装丁が可哀想です。

今まで読んだ著作本は、全て15年以上昔のもので、
棚では無く「書庫」でしたが、なぜ何冊も借りてしまったのでしょう?

まさか、同じことばかり書かれているとは思わなかったからなのですが、
それにしても…
きっと、私が、行間を読みきれなかったのかも知れませんね。

『天使と悪魔』のタイトルは、後書きによれば、
娘さんのことを指しているとのことです。

1歳を過ぎて間もなくの頃、悪戯を叱った母親の頬を叩いたことや、
金魚鉢に葡萄を入れ、結果的に金魚を死なせたことが悪魔の仕業とか。

母親を叩いたのは、母親がしていたからでしょうし、
金魚鉢にブドウを入れたのも、殺そうとしたからではなく、
金魚に、お裾分けしたかったとも思えます。まだ1歳ですから。

それを、「紛れもなく悪魔の仕業」と言う母親の方が理解できません。
万里子ちゃんが、赤や黒の洋服が似合うのも…
「悪魔」と色は関係ないと思いますが…。

20090907 『天使と悪魔』 太田治子/著 朝日新聞社

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コメント

私も、アトピーの子を持つ親の端くれなので分かりますが、「代われるものなら代わってやりたい」と言うのが親心というものです。子供は生後間もなくでアトピーになり、皮膚科の休診日以外、毎日通院していました。(大人になった現在も、皮膚科通いは続いています。)

著者にしても、本心からあのようには思っていなかったでしょうが、なぜ「将来、娘が読むかも知れない」と考えなかったのでしょう…?

ブログ、読ませて頂きました。ダニーボーイ、私も好きです。素晴らしい訳詞、ありがとうございます。ロンドンデリーエアーやエーデルワイスは、メロディーを聴いただけで涙が出そうになる曲ですよね。

ところで、褒めすぎですよ!!私はそんな立派な人間ではないです。無教養で下品でそれほど優しくもないですから…。私にも解決できない悩みや苦しみがあって、ブログは、せめてもの逃避なのです。でも、本当に辛い事は人にも話せないし、ブログにも書けないものです。

あんなに褒められたら、恥ずかしくて尚更コメント出来なくなりました。

投稿: Michi | 2009年9月 8日 (火) 14:51

読んでない本のこと、とやかく言うのはいけないかもしれませんが・・

悶絶します。。。

息子のアトピーや喘息のため、病院へ通ってますが、そんな気持ちになったこともありませんし、言っている方も、お会いしたことはありません。

どういう方なのか知らないので、なんとも言いようがありませんが・・、悲しい、むなしい方ですね。

今日、Michiさんのこと、書かせて頂きました★
許可して下さってありがとうございます♪

投稿: I LOVE アボンリー | 2009年9月 7日 (月) 23:08

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