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『気ままなお弁当箱』

『気ままなお弁当箱』も太田治子さんのエッセー集です。
食傷気味ではありますが、借りてしまったからには読まなくては…
と、読みましたが…斜めですが…

母の太田静子さんのご存命中のことですが、
冬の夕食は、1日おきに鍋ものだったそうです。

それには別に驚きはしませんでしたが、材料をきっちり二つに分けて、
銘々が小さなお鍋で煮て食べていたと言うのには驚きました。

なぜかといえば、食べた食べないで喧嘩になるからと言うのですから
更に驚き…母と娘の二人きりなのに…

結婚願望が非常に強い治子さんでしたが、
三十代の終わり頃に、待望の御縁があったようでした。

いきなり、「共同生活者」の文字が飛び込んできたので、
初めは文字通り、ルームメイトか同棲相手のことなのかと思いましたが、
「婚姻届を出した」の文字を目にしたことで、「夫」の事と分かったのでした。

表現方法はその人の自由ですが、
どの話題でも、1歳年上の夫の事を、「共同生活者」という代名詞が
使われていたことに、違和感を覚えてしまいました。

20090903 『気ままなお弁当箱』 太田治子/著 中央公論社

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