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ジュズダマ(数珠玉)のネックレス

ヒガンバナの首飾りは、今思い出しても、ゾッとするほどの毒々しさで、
もし、身近の幼い女の子が作ろうとしていたら、
注意してしまうかも知れません。

でも、ジュズダマのネックレスなら作ってあげたい…喜ばないでしょうが…
ジュズダマのネックレス作りは、昭和らしい遊びです。

秋になると、年上の女の子がジュズダマを採りに連れて行ってくれました。
きっと、それほど遠くではなかったのでしょうが、
小さい子が、一人では行けない距離だったのでしょう。
と言うより、小さい子は場所を覚えていないだけなのです。

採ってきたジュズダマの実は、糸や細い丸ゴムを通して、
ネックレスやブレスレット(腕輪と言ってました)を作りましたが、
採ることと作ることだけが目的のようなもので、
モノトーンで地味なジュズダマは、
キラキラと輝く、イミテーションの真珠、ルビーなどに敵うはずもなく、
当時の女の子でさえ、首にかけたりはしませんでした。

ジュズダマが生えていた小川は、何処だったのか分かりません。
もし知っていたとしても、今は無いでしょう。
かつては、町のそこかしこに流れていた小川や溝川だけでなく、
側溝にさえ蓋がされ、道路の一部となっているのですから。

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コメント

今は溝に落ちる心配が無い反面、道路には色んなものが書かれていて、便利というのは情緒と反比例するみたいですね。車の時代だから仕方ないのですが。

ブラザーズ・フォーの「七つの水仙」ですね。私も好きな曲ですよ。
高価な宝石なんかより、月の光のネックレスやリングの方がずっとロマンティックで素敵…時代遅れですか?

投稿: Michi | 2009年9月26日 (土) 13:39

ドブや溝、懐かしいですね。臭いものに蓋をして車の通りやすいようにした側溝なんて情緒がないよね。数珠だまのネックレスに反応してBut I can weaves you moonbeams for necklaces and ringsという歌を口ずさんでました。「七つの水仙」と言う歌です。大好きなんです。

投稿: katarohina | 2009年9月26日 (土) 02:27

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