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ストラディヴァリウス

天満敦子さん愛用のヴァイオリンは、
ストラディヴァリウスの、通称「サンライズ」。

「サンライズ」は、本体に黒檀と貝細工の象嵌が施された
装飾的なヴァイオリンだそうです。

アントニオ・ストラディヴァリ(1644~1737)については知らなくても、
ストラディヴァリウスが、お金をどんなに積んでも、買えない楽器という位は、
殆どの人が知っていることでしょう。
私もその一人ですが…

『わが心の歌』によれば、
世界的なソリストなら、「ストラディヴァリウス」か「グァルネリ」、
又は両方を使用ているそうなのです。
(五嶋みどりさんは、「グァルネリ」を使用)

ストラディヴァリが作り上げたヴァイオリン、ヴィオラ、チェロは推定2,000本、
現存するヴァイオリンは400本~600本位で、
その内、演奏活動に耐え得るヴァイオリンは半分か3分の1とか…

驚くことに、ストラディヴァリという人は、93歳で亡くなる年まで、
楽器を製作していたというのですから超人的です。

「自分の楽器が世界で一番だと言える人は、世界で私しかいないと思う。
他のストラドも何本か見たけど、自分の楽器が一番いい。」
と断言される天満さん…

天満さんに限らず、ヴァイオリニストの誰もが、
ストラディヴァリウスでなくても、自分の愛用する楽器のことを、
そう思っているような気がします。

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