『母の万年筆』
『母の万年筆』も太田治子さんのエッセー集ですが、
これまで読んだ彼女のエッセー集と、内容がほとんど同じでした。
それぞれ出版社が違うため、求められた内容なのかも知れませんが、
違うのはタイトルだけでした。
随筆は昔から好きで、色んな人の文を読んできましたが、
こういうのは初めてです。(斜め読みなので早いこと…)
貧しかった事を強調していても、母の静子さんは元良家の子女だっただけに、
一般人とは交流する人達も違うし、金銭感覚も違っていたようで、
外国製の万年筆の蒐集(?)とか、プレタポルテやオートクチュールを購入したり、
一般庶民では出来ない暮らしぶりです。
それだけ治子さんの稼ぎがあると言うことなのでしょう…
母と娘と言うより、年の離れた姉妹か友達同士の様に思えました。
副詞や形容詞を多用するのは女性特有らしいのですが、太田さんも然り。
それも同じ単語ばかり…使い過ぎるのも読みにくいものですね。
気をつけなくては…
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