「町はお祭りムード」
病院のためのチャリティーオークションがホテルで開かれることになりました。
独身男性が作ったお弁当を競り落とした女性は、一緒に食事をし、
ダンスが出来るというもので、お目当てのいる人達は落ち着かない。
フェリックスに付きまとうベルマの存在が気になるイジー、
何歳からが独身なのと疑問を抱くデイビー、
クライブの親切を、好意と誤解してしまったヘティ、
デイビーを競り落としたいのに、お金もドレスもないベッキー、
「まるで豚の品評会と同じだ!」と怒っていたサイモン・トレメインも、
アレックの一言から、お弁当を作り出します。
「ベルマ」→「フェリックス」⇔「イジー」←「ワイリー」
「ミュリエル」⇔「クライブ」←「ヘティ」←「トレメイン」
「デイビー」⇔「ベッキー」…
オークションが無事終わって、カップル誕生となったのは、
「イジー&フェリックス」、「ミュリエル&クライブ」、
「デイビー&ベッキー」、「ドーラ&ワイリー」、「レイチェル&ピエール」
そして、微妙なのが「ヘティ&トレメイン」です。
「町はお祭りムード」には、素敵なシーンが沢山ありました。
フェリックスを想ってピアノを弾くイジーの後ろ姿がいじらしいく、
箒と踊るサイモン・トレメインやモップと踊るヘティも、
オークションでのヘティやトレメインも切なかったです。
息子のフェリックスとイジーのために、
破格の値を付け、息子のお弁当を落札したジャネット。
(フェリックスもイジーも、見違えるほど大人になりましたねぇ。)
ディガーに手を振っただけなのに、
意に反して、ピエールのお弁当を落札してしまったレイチェル。
泣けるシーンもありました。
子沢山で貧しく娘ノベッキーにドレスを買ってやれないライオネルは、
外国伝道団の寄付箱からドレスを盗ってしまったのですが、
ベッキーは、ドレスの持ち主だった少女から、
「あんたの父さん、大泥棒よ!
……買ったんじゃないわ、寄付箱から盗んだのよ!」
と言われてしまいます。
ショックを受けたベッキーは泣きながら返しに行きましたが、
この時のイジーの台詞が感動的でした。
「あんた楽しいの!?人を傷付けて。
ベッキーはせっかく、あんなに喜んでたのに。」
イジーって優しくて正義感の強い子ですね。
イジーがもう着られなくなったという青いドレスを貰ってベッキーは大喜び…
疑問もありました。
ベルマ・ビューグルは、ビューグル夫人の娘?孫?
…年齢的には孫に見えますが、どちらなのでしょうか?
ドレスが嫌いで、いつもボーイッシュな服装のイジーだったのに、
ドレスを持っていたとは意外でした。
<名言集>
「フンッ!私に言わせりゃ、若い男に色目を使う娘は、
みっともなくて見ちゃいられないけど、
いい年して愛だ恋だと騒ぐ女はもっとみっともないわ。」(レイチェル)
「独身とは、年齢に関係なく、その人の精神状態を言うんだ。」(トレメイン)
「ムッシュ・トレメインが孤独だからって、同情することはないんだぞ。
私の作った料理より、ソーセージの方がいいなんて言う奴は、
寂しくて当然なんだ。」
「いいかね、『ライバルほど、惹かれ合う』、それが常識なんだ。愛のね。」
「食事というのは一種の芸術ですよ。
美しい料理は美しい音楽と同じ、どちらも愛の象徴だ。」(以上、ピエール)
「アボンリーへの道」<第6シリーズ>
第68話「町はお祭りムード」(Lonely Hearts)より
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