「牧師の妻」
仕方なく、ブースとの交際を許したヘティでしたが、
セーラが心配でたまらず、始終二人を監視した挙げ句、
強引にブースを食事に招待してしまいます。
食べきれない程の料理やデザート、沢山のゲームを用意してブースを歓待しても、
決して二人きりにさせないヘティ伯母さん…
吹雪で帰れなくなったブースは、ローズコテージに泊まることになりましたが、
ヘティの新作『我が故郷の島』を読んで感動…
自分の作品を褒められたヘティは、ようやくブースを認めます。
一方、教会婦人部長のジャネットは、
エリオット牧師の妻バイオラの、明るく前向きな姿に共感し、友情を深めます。
でも、古くさい価値観の町の人々は、
牧師自身の態度や、聖職者の妻らしからぬバイオラの言動に眉を顰め、
態度を改めさせるよう、エリオット牧師に意見しますが、
牧師は、妻に態度を改めさせることだけをキッパリ断ります。
実は、3年前に牧師一家が、伝道団としてボルネオに赴任していた時に、
台風で校舎が崩壊し、バイオラは背中に大怪我を負ったのでした。
完治しない背骨の痛みにも、決して愚痴をこぼさず、
『命は掛け替えのないもの。神が与えたもうた命に感謝し、精一杯生きる。』
をモットーに、派手な帽子や華やかなキモノを身に付け、
明るく振る舞っていたのでした。
ジャネットから真実を聞かされた町の人達は、牧師一家に留まるよう懇願しますが、
既に、次の赴任先は決まっていました。
そこセント・ジョンは、病院が近くにあってバイオラにとって安心な土地でした。
牧師一家がアボンリーを去る日、
教会婦人部は、バイオラに派手な帽子を送りました。
別れを惜しむジャネットとバイオラ…
それは、セーラとブースにとっても同じことでした。
第48話「聖バレンタインの日に」にも登場したヘティ愛用の双眼鏡…
いつまでも子離れ(姪離れ)出来ないヘティ伯母さんですね。
うたた寝しているセーラそっちのけで、ブースとゲームに興じるヘティ…
相手してあげてるブースの方が、ずっと大人ですね。
酔っぱらって、勝手にステーシーさんの自動車に乗り、
暴走運転し故障させてしまったバイオラとジャネットでしたが、
これ、”前向きに精一杯生きる”とは違うと思いましたが…
~名言~
<オリビア>
「たとえどんな風に見えたとしても、ヘティは、いつもあなたの為を思っているわ。
誰かを心から愛してるなら、気持はどんな障害も乗り越えてその人に届くはずよ。」
<ジャネット>
「あの人達に、自分の浅はかさを思い知らせてやりたいわ。
言ったって仕方ないんだけど…」
「アボンリーへの道」<第5シリーズ>
第65話「牧師の妻」(The Minister's Wife)より
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