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太宰治

十代の頃読んだ太宰治の本は、今も10冊前後残っていると思いますが、
あの頃は、それ程好きとは言えなかったのです。

作品がというより作家のイメージなのですが…多くのスキャンダルが…
小説にしても、全てが事実ではないと分かってはいても、
例えば作者が葉蔵その人に思え、不気味に感じたりもしました。

最近、「お伽草紙」を読んだことが切っ掛けで、幾つかの作品を読みましたが、
意外に面白くて認識を新たにしました。

太宰の作品の多くは青空文庫で読めるので、テキストファイルにDRして読んでます。
中には旧仮名使いのもあるのですが、慣れたせいか、かえって味わい深く、
気に入ってます。

(狂言心中失敗説や、太宰治が水を飲んでいなかったことから、
入水以前に絶命していた可能性や、
激しく抵抗した形跡があることから、直前になって気が変わった太宰に、
山崎富栄の無理心中説もあるそうです。)

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