「恋に夢中」
長老派教会に、新しく、エリオット牧師が赴任してくることになり、
牧師一家の歓迎が、新教会婦人部長ジャネットの初仕事になりました。
ヘティ伯母さんから、息子の子守役を命令されたセーラですが、
息子のブースはセーラと同じ年頃の若者でした。
牧師の妻のバイオラと親しくなったジャネットは、
聖職者の妻らしからぬ、派手で活発なバイオラに影響されます。
エリオット牧師の前任地が、アメリカのニューオリンズということで、
新しい音楽やダンスに詳しいブースに引け目を感じながらも、
次第に好意を抱いていくセーラ…
音楽会の夜、仮病を使ってエルバートとブースに同行し、
アカディア人のパーティー参加したセーラでしたが、
病気を心配して気遣ってくれるヘティ伯母さんに、
仮病を謝り、ブースとの交際をお願いするのでした。
本当に久しぶりの登場となったセーラ…
やっぱり、セーラやフェリシティがいてこそアボンリーです。
第31話「ジャネットの反乱」では、女権論者に共感し、
今回は、自由な聖職者の妻に感化されたジャネット…
ジャネット自身の精神が自由なのでしょう。
ブースの母バイオラ役は、アメリカの女優、ストッカード・チャニングでした。
『グリース』『スモーク』『モン・フランダース』など多くの作品に出演されていました。
彼女の部屋着は、お気に入りの赤いキモノ…お約束の左前。
~名言集~
<セーラ>
「ヘティ伯母さんに、いつも言われてるの。
ダンスの時に手袋しないのは、はしたないって。」
「息を潜めて暮らしてれば、評判が良くなるの?そんなの、御免だわ!」
「あたしのお墓には、こう刻まれるわ。『セーラ・スタンリー、いい子過ぎて窒息』」
「伯母さん、この町の人が、みんな古臭い仕来りの奴隷って訳じゃないのよ。」
<ジャネット>
「セーラ、しきたりの奴隷になっちゃ駄目!心の充実を保つのは自分の務めよ。」
<バイオラ>
「人生を楽しくするのは、自分自身だわ。」
「体を締め付けてちゃ、想像力も広がらないでしょ?
コルセットなんか着けてたままじゃ、心は自由に羽ばたけないじゃない?」
「そのまま、流されてしまえば一番楽なのよ。
古臭い仕来りの奴隷になれば、自由な心は、すぐに死んでしまうんだから。」
「東洋に、こういう言葉があるのよ。
『魂の充実を保つのは己の務め、心の平安が乱るるは自身がそれを許したため、
自ら掴み取る楽しいことが人生、それが生きることなり。』」
「アボンリーへの道」<第5シリーズ>
第64話「恋に夢中」(Enter Prince Charming)より
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