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音に敏感過ぎる人

こんなメールが届きました。

「いつも聴いている音楽は、バロックか古典派だし、
歌うのは、外国のオールディーズばかりだから、特別問題はないのだが、
日本語の歌を聴く機会があった時などの場合、
歌詞の内容や言葉の意味が、全く頭に入ってこない。
歌詞を聴き取ろうとしても、
音階や音質、音程、音色、メロディー、サウンド全体しか入ってこない。
歌が人間の声をした楽器演奏としか聴けない。
歌詞ではなく楽譜が常にあり、言葉ではなく音だけが頭にある。
事前に歌詞カードを見て、内容をしっかり理解しても、
聴く時には頭の中は音であふれ、詩が入らない。
人間の声が主旋律で、楽器が伴奏なだけ…スローな曲や童謡でも同じ。
これは聴く時だけでなく、自分が歌う時もまったく同じ。
歌う際は、詩ではなく、曲の持つイメージや情感で歌っている。
今まで多くの人に言ってきたが、全く理解してもらえず、
首を傾げて返事すらしてくれなかった人もいた。
今だかつて、自分もそうだから言ってることがよく分かる、
という人に出会ったことがない。自分の頭は異常なのか?
一人でも同じ様な人がいると知れば安心するのだが…」(要約)

「絶対的音高感」の持ち主とは断言出来ないまでも、
生まれつき音感が優れていて、楽譜の存在も知らない幼い頃から、
一度聴いたメロディーは、正確に楽器で演奏していました。

当人は、相当、気になってる様でしたが、
「それだけ人より音に敏感ということなんだから、気にしなくてもいいのでは。」
などと、通り一遍な返事しが出来なかったのです。

一般人の私は、童謡でさえ詩が入ってこないということはありませんが、
最近、同じような思いをすることはあります。

日本語なのに、何と言ってるのか分からない歌…
まるで、知らない国の言葉のようで、脳が受け付けようとしないのです。

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コメント

英語を全く話せないのに、完璧な発音で歌えるジャズシンガーがいるそうですが、
詩をしっかり理解しているのに、メロディーが付くと、詩も音としか感じない人…
そんな人が歌っても、たとえどんなに上手でも、人に感動を与えることは無いのでは?
私も訓読み派ですね。訓読みの言葉の方が耳に心地よく感じますから。
出来るだけ、訓読みを使いたいと思っているのですよ。

投稿: Michi | 2009年6月 8日 (月) 23:43

世の中にはすごい人がいるもんですね。僕なんか音でも言葉に変えてしまうほうなのに。折角、表音文字と表意文字、音読と訓読の世界でも稀な言葉の国に生まれてきたのにもったいないという気がするのは僕が音痴だからか。でも、人はいろいろな能力があるから、きっと外国語なんかは上手いんでしょうね。でも、訓読だよ大事なのは。って負け惜しみかな?

投稿: katarohina | 2009年6月 8日 (月) 21:48

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