共感覚
最近、人から聞いたことですが、
世の中には、「共感覚」という特殊な知覚感覚を持つ人がいるそうですね。
たとえば、音や文字や数字に色を感じたり、形に味を感じたり…
絶対音感や相対音感は、訓練を受ければ身に付くものですが、
「共感覚」は先天的な現象のようです。
でも、決して異常ではなく、
それどころか、実は、誰でも生まれつき備わっている感覚で、
成長していくうち、失ってしまうという説もあるくらいです。
ウィキペディアには、共感覚者として、フランツ・リストや、ランボー、宮沢賢治、
レオナルド・ダ・ヴィンチ、作曲家のスクリャービン、画家のカンディンスキー、
スティービー・ワンダー(盲目は関係無いということですね)、
マイルス・デイビスなどが挙げられていました。
「共感覚」がある人は、通常の人より神経が疲れるのでしょうが、
それでも、一度でいいから味わってみたいと思います。
人の声にも、色を感じたりするのでしょうか…?
よく、女性の甲高い声のことを、「黄色い声」などと比喩しますが、
「共感覚者」の人には、どんな色に見えるのでしょう?
もし、香りや匂いにも色が見えるとしたら、
炊き立ての御飯や、煎茶の湯気は。何色に見えるのでしょう…?
花の香りにも色が見えたなら、花弁の色と同じなのかしら…?
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コメント
盲学校の校庭に咲く美しい花々を空想してしまいました。
空想の世界には、色も匂いもありますが…
目の不自由な人には、特別に鋭い感覚があると聞きます。花の匂いにも敏感で、
私達には想像も出来ないくらいの、美しい世界が存在するのでしょうね。
投稿: Michi | 2009年6月11日 (木) 10:44
今日僕も感じたのですけど「共感覚」という言葉は、初めてですが、うちの近くに盲学校がありましてその校庭には、溢れんばかりの花々が咲いているのです。百合、紫陽花、葵、名前も知らないけどきれいな花、小さな花、それぞれの季節で楽しめるよう一年中花は絶えません。犬の散歩で毎日ここを通るたびに「花を触って覚えるのだろうか」「花の匂いをかいでおぼえるのだろうか」「どんな色を想像するのだろう」と思ってました。共感覚か、僕らより彼らのほうが持ってるのかも知れませんね。声は、艶というから色がついているんでしょうね。
投稿: katarohina | 2009年6月10日 (水) 21:50