『星の王子さま』
最近、寝る前に『星の王子さま』を読んでいます。
でも、中々進まなくて…
と言うのも、ベッドに入るのが毎晩1時近くなので、
直ぐ眠くなってしまうからなんです…
『星の王子さま』を初めて手にしたのは、多分、高校生の頃。
教科書に、サン=デグジュペリのことが載っていたからだったと思います。
『星の王子さま』は、一応、児童書ですが、王子さまは無邪気と言うより、
哲学者みたいで、可愛らしいとも思えなかった…
ファンタジーというより、大人を風刺していると感じました。
「子供の心を失ってしまった大人」に書いた本らしいのですが、
「完全に子供の心を失ってしまった大人」は、この本は手に取らないでしょう。
始めに、「ウワバミに呑まれたゾウの絵」があって、
一目で、「ウワバミに呑まれたゾウの絵」と解った王子さま…
王子さまの心が純粋だから…?そうでしょうか…?
あの絵が「帽子」に見えるのは、大人ではなく、子供の方ではないの?
へんな先入観も無く、ありのままを素直に見ることが出来るのは、
大人より、子供の方ではないの…?
王子さまが一目で、「ウワバミに呑まれたゾウの絵」と分かったのは、
「ぼく」も「王子さま」も、「サン=デグジュペリ」だからなんです。
大人って(私)、随分ひねくれた見方をするものですよね。
『星の王子さま』は予想とは違った本でしたが、
読み終えたからと言って、処分出来る本では無かったことも事実…
それどころか、ガラス戸のある特別な棚に仕舞ってある程です。
本棚の何処かには、『夜間飛行』と『人間の土地』もあるはずですが、
内容の記憶はありません。
『星の王子さま』(岩波の愛蔵版 1/岩波書店)
サン=デグジュペリ/作
内藤 濯/訳
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