『星の王子さま』…(2)
20代の頃から、絵本や童話、民話などに興味を抱くようになって、
書店を覗いては、ついつい買ってしまいました。
それ以外の本も買っていたので、本は増え続けて、場所塞ぎの状態になり、
仕方なく、時折、人に上げたり、
バザーに出したりして減らす努力はしたものの、
後悔することも度々で、購入出来る本はよいのですが、
二度と入手出来ない本に関しては、諦めるしかないのです。
実は、昨日の『星の王子さま』も、二冊目の本。
なぜか、気に入った本に限って、貸してしまう私…
この本も、よく知らない人(人間性を)に貸してしまった…
“まだ読んだことが無い…読んでみたい”と言った人に、
深く考えないで貸してしまった私…馬鹿でした。
一向に返してくれないその人に、
勇気を振り絞って催促してみたところ、
“あ~あれ、友達に貸してしまった。”との信じられない返事が返ってきました。
その後も、何度も催促しましたが、又貸しの又貸しで、
結局、二度と戻ることはありませんでした。
本への思いは人それぞれです。
書き込む人もいれば、栞の代わりに、ページの角を折ってしまう人もいるし、
読み終えれば、役目を終えたと思う人もいます。
借りた物は返さなくても構わないと思っている人もいます。
もし私がその人の立場だったなら…有り得ないことですが…、
必ず弁償することでしょう。
でも、その人は、罪の意識さえ無いようでした。
サン=テグジュベリと同じように、
行方不明になってしまったあの『星の王子さま』は、
何処かの本棚で、忘れ去られているのでしょうか。
それとも、とうの昔に、地球から消えてしまったのでしょうか。
王子さまのように…
二冊目の『星の王子さま』は
第26刷改版(1972年9月30日)で、650円でした。
(初版は、1962年11月27日出版)
私は、この本で「バオバブ」を知りました。
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コメント
「ボケ防止の為にフランス語を勉強する」なんて、やっぱり凄いですよ。英語さえ出来ない私には思いも寄らないことです。「若い頃、もっと勉強しておけば良かった」と後悔しながらも、毎日、時間を無駄に使っているのですから情け無いですよ。少しは、katarohinaさんを見習わなければいけませんね。
投稿: Michi | 2009年6月 4日 (木) 23:56
実は、母がボケていますので、遺伝子的にヤバイと思いました。だからボケ防止の為にフランス語を勉強する宣言をしたのです。きっかけは、リサとガスパールを読みたかったからなんですけど。住む世界が違うなんてとんでもない。michiさんについて行きますのでよろしくお願いします。覚えが悪くてフランス語はなかなか進みませんが、メゲナイのが自分の長所と思っています。楽天家なんでしょう。
投稿: katarohina | 2009年6月 4日 (木) 23:02
私も若い頃以上にそう思います。奥が深いですよね。
お姉様からの誕生日プレゼントが、フランス語の対訳の「星の王子さま」だなんて、
住む世界の違いを感じてしまいました。
投稿: Michi | 2009年6月 4日 (木) 16:07
実は、偶然ですけど僕も今、少しづつ読んでいるんですよ。誕生日に姉にもらったフランス語の対訳のものなんですけど。ちょっと、日本語的にどうかなという表現もあって分かりづらいのですがまだ、フランス語では読めませんから(文法ただいま勉強中)対訳を読んでます。勿論イラスト付きです。しかし、これ、若い時には読み飛ばしているんですけど今になって読むと結構難しい本だと思いませんか?
投稿: katarohina | 2009年6月 4日 (木) 02:36