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ことろ ことろ

今になって思うと、『ことろ ことろ』も怖い歌ですよね~
「花いちもんめ」が人買いの歌なら、
「ことろ(子取ろ)ことろ」は、「鬼」が子供を、さらいに来る歌なんですから、
結局「花いちもんめ」と同じく、人さらいの歌なんでしょうね…

「ことろ ことろ」は、小学校低学年の頃に、大きい子達と遊びましたが、
詳しくは覚えていません。

遊び方を思い出してみると、
まず、「鬼」を一人決め、
他の子は、前の子の上着の(後ろの)裾を離さないように掴み、
縦に一列になって「鬼」ち向かい合います。
先頭の子が「親」です。

(鬼)「おーとろ ことろ(子取ろ)」
(親)「どの子を ほしや
(鬼)「あの子を ほしや
(※)
(親)「とるなら とってみよ

と言って、「親」は両手を横に広げます。
「鬼」は、最後尾の子にタッチしようと走り回り、
「親」は両手で子達を必死に守りながら走ります。

一番後ろの子が「鬼」にタッチされると、次は、その子が「鬼」になり、
「鬼」だった子は「親」になります。

この遊びはエンドレスですが、「鬼」になると相当疲れましたね。

『ふるさと百話』(1972)という本を、引っ張り出して調べてみたところ、
ほしや ほしや」という題で、しかも(※)に長い歌があったのです。

『ふるさと百話』は1960年代後半に、地方紙に長期間連載されていたものを
20巻にまとめた本なのですが、
6冊目の中に「わらべ唄雑記」というのがあって、
著者は、明治生まれ(市内)の小川龍彦氏。

その小川龍彦氏が、母親から聞いたと言うのですから、
私が知らなくても仕方ないですね。

ほうしや、ほしや、どの子をほしや
 この子をほしや、何をくれて養う
 砂糖に饅頭、それは虫の毒
 天から落ちたカマボコ三切れ そりゃ骨ん立つ 
 噛んでくれる ツバキが付く
 洗ってくれる 水気が付く 乾してくれる
 でんでん虫たかる
 赤いまんま炊(た)かせて チッパと舞って来い
 パッパッパッ……

で走り回る…
また、幾つかのパターンが載っていましたが、
地域によって、かなり違っていました。

「子取ろ」遊びの起源は平安時代らしく、
“地蔵菩薩が守る亡者を、鬼の獄卒が奪い取ろうとする
有り様になぞられて始まった。”とありました。

「人さらい」ではなく、元々、鬼だった訳ですね。
本物(?)の「鬼」だったなんて、尚のこと怖い歌ですよね。
それとも、やっぱり人間(人さらい)の方が怖いのかな…?

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コメント

「おとぎ話」の鬼や天狗は外国人という説には、私もずっと納得していました。
でも、「子とろ子とろ」は別で、陰陽道や仏教の世界での鬼の事だと思いますね。
閻魔さんの手下の鬼とか…
科学が進歩していない時代には、物の怪や妖怪が信じられていたのでしょう。
(今でも信じている人がいたりして…)

今の時代、誘拐(人さらい)と言えば、変質者か身代金目当、
それは私の子供の頃も同じ…
でも、たまに「サーカスに売られる」などと聞いた事があります。
言っている方も、言われてる方も、信じてはいないのですが…
もしかしたら、私の祖母(明治生まれ)が子供の頃は、
「角兵衛獅子に売られる」などと言われていたのかも知れませんね。

投稿: Michi | 2009年5月27日 (水) 21:16

こんにちは☆
花いちもんめは、大好きでした!私は、長崎と羽田、世田谷区と3つの小学校へ通いましたが、それぞれ歌詞がまったく違っていたので、大変でした(笑)
記事の歌詞も初めて聞く歌詞です。
花いちもんめ集が、作れそうですね(^-^)

「ことろ、ことろ」は知らない遊びです。
昔話やわらべうたの鬼や天狗は外国人の事、なんて聞いたこともありますが、この場合は、どうなのでしょうね。
第二次大戦中にできたわらべうたも、捕虜にされた米兵を鬼として歌っている、との記述を何かで読んだ事があります。
何気ない遊びの中に残された歴史を知るのは、興味深いことですね。

投稿: I LOVE アボンリー | 2009年5月27日 (水) 17:09

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