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「ぼく読めないの」

学校が嫌いなデイビーは、新学期早々遅刻し、
宿題も、指を怪我したと嘘をついて、ドーラに書かせる始末…

ローズコテージでも問題を起こし、
セーラに「困らせるために、わざとやったでしょ!」と責められる。

実は、デイビーは字が読めなかったのです。
それに気付いたセーラが字を教えてやって一件落着。
(レイチェルは「十進法に慣れなくて」と言いますが、
私は十二進法の方が難しい。)

久しぶりに登場したデイビーとドーラの双子…
キング家の子供たちが大きくなってしまったからでしょうか?
でも何故か私は、デイビーに好感が持てなくて…

まるで夜逃げのように去っていった「ローソンのお店」に代わって、
ミュリエルが店を開きました。
何だか、アボンリーに戻ってきたミュリエルの居場所を作るために、
ローソン夫人が降板させられた様にも思えてしまったのですが…

フェリシティは「学校を卒業して、カレッジの入学試験まで暇だから…」
と言っていましたが、カレッジの入学試験って何月?
それより、カレッジの新学期は何月なのでしょう?

モーガンは、士官学校に入学したけれど、
フェリックスの方が、モーガンより年上と思っていました。

刑務所まで来てくれ。デイビーとドーラは連れてこないように。
との息子ビリーから手紙が届き、
刑務所の所長になった息子の就任式に出席するため、
急きょ旅立ったレイチェル・リンド…

でも、「ビリーが刑務所に…絶対、誰にも言うなよ!」の噂話に尾ビレが付いて、
踊り子に貢ぐ為、9人殺し2000ドル奪って逃げた…絞首刑になった。
までになり、喪服で出迎えに行ってしまったヘティ…

レイチェル、隠すことはないんだから。もう、無理しないで頂戴。
いいのよ、だって、全部分かってるんですもの。
私の口からは、言えないけど…
もう、よして頂戴。詰まらない見栄は捨てて。
絞首刑のことですよ、隠すことはないのよ。
だって、ビリーが道を誤ったのは、あなたのせいじゃないもの。
多少はあるけど。

これには、大笑いするしかないレイチェルでした。

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一番印象に残っているのは、イジーのドレスのくだりです。

いつでも男の子の様な格好のイジーですが、
それは、“父親がドレスを嫌っている”と思い込んでいるからなのです。

オリビアに頼まれ、モンゴメリのベビーシッターをした時のこと、
作りかけのセシリーのドレスを見つめるイジー…そして、こっそり試着…
(セシリーは登場せず。)
オリビアから、
…そりゃあ、押し付けるのはいけませんけど、
着る機会を作ってあげてはどうでしょう?
…ペティボーンさん、あの子は、あなたが思う程、男勝りじゃないんです。
たまには、ドレスだって着てみたいんですよ。

と言われ、初めて娘の成長に気付いたクライブ・ペティボーンでした。

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<クライブの名言>
「“服装は男を表す”と、父が昔よく言ってた。
しかし必ずしもそうではない。
見てくれだけは立派でも、いざとなると役に立たず、とんだ見かけ倒しだと分かる。
そういうことが多々あった。
つまり、男はやはり内面が大事なんだ
それは、女性についても、きっと言えることだろう若い女性にも
…いいドレスだな。
私はお前を自慢に思っているし、何を着ていても自慢に変わりはない
ズボンでもドレスでもな。
…お前の方が、そこらの兵士より、よっぽど頼りになる。」

「アボンリーへの道」<第5シリーズ>
第56話「ぼく読めないの」(A Friend in Need)より

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