「地球感動配達人 走れ!ポストマン」…フィリピン・マニラ
前回は、大学教授の伊藤さんからの依頼で、
17年前にベトナムのハノイで出会ったギエムおばあちゃんに、
ポストマン松田悟志さんが、ギエムさんがお茶を売っているホワンキエム湖まで、
ちゃんちゃんを届けに行くレポートでした。
ギエムさんに限らず、細々と、お茶を売って生計を立てているお年寄り達に、
当局の冷たい仕打ちを目の当たりにし、弱者を切り捨てる国の遣り方は、
どこも同じなのだと、改めて痛感させられました。
ギエムさんは風のように自然で優しく、おばあちゃんと言うより少女でしたね。
また、国内ポストマンのガレッジセールのゴリさんが、
大阪で厳しい板前の修業をしている息子が、離れて暮らす母親に、
手作りのお弁当を届けるレポートも紹介され、どちらも感動…。
昨夜のポストマンも感動しましたね。
このところ観光案内も無く、原点に戻った感じの編集がいいですね。
ポストマンには、愚痴を言ったり、挫けて弱音を吐いたり涙を見せる人よりも、
今回の萩野崇さんのように、逞しい人の方が安心して観ていられます。
7歳の時から児童養護施設で暮らす16歳の伊藤正人さんは、
顔も知らないお母さんのマルガリータさんに、
成長した姿を見せ安心させたいと言う…
僕のことは心配しないで、今の家庭を大切にしてお母さんも頑張って、
僕を生んでくれてありがとう…と
寂しい境遇で育ったからこそ言える、健気で優しい言葉。
甘やかされ、わがままに育ったら、正人さんのように強くなれるが疑問です。
離婚によって不法滞在の身となり強制送還させられたマルガリータさんも、
正人さんと同じように、心配と会いたさに毎晩泣いていたとのこと…
お母さんの今が幸せでは無いのは、経済的理由ばかりでは無いのです。
(マルガリータさんの今の夫が、良さそうな人で安心しました。)
顔も知らなかった母の愛と、フィリピンの親戚の存在を知って、
これからは、より一層強く、頑張れることでしょうね。
日本語の出来るお母さんとは文通することも、いつかは会うことだって…
それにしても、「ギナカング・ハロハロ」というデザートですが、
なぜ、お土産にしてあげなかったのでしょうか?日持ちの関係で?
レシピ通りでも駄目ですよ。お母さんが作ったものでないと…
冷凍してでも、正人さんに食べさせてあげたかったのに。
国内版はガレッジセールの川田さんがポストマンでした。
依頼人の高校3年生の伊東福将さんが、悪性腫瘍の治療に堪えられたのも、
ミュージカルという生き甲斐があったからこそなのに、父親は認めようとしない。
チケットは受け取ったものの、「絶対に行かない!」と断言…
甘い父親が多いのに、今時、あれ程頑固な父親は珍しいですね。
勿論、息子の将来を思っているからこそなのですが…
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