「地球感動配達人 走れ!ポストマン」…カンボジア
今回の依頼人は、日本に帰化されている元カンボジア人の姉弟。
約30年前のポル・ポト政権下、姉の命を助けてくれた叔父さんのチャイさんに、
手動式電動ランプを届けて欲しいという依頼でした。
叔父さんは、みんなと一緒に国外脱出をしようとせず、
今でもカンボジアの電気のない村に暮らしているチャイさんご夫妻は、
寡黙で優しい雰囲気の人達でした。
ポル・ポト時代を知っている世代のポストマンだからこそ、
チャイさんにとっても、良かった様な気がしました。
逃げなかった理由…ポストマンの中尾彬さんは、
「祖国を見届けたかったからでは…」と…そうかも知れません。
知らない国での、安全で豊かな暮らしより、たとえ明日の命の保証は無くても、
自分の国に骨を埋めたいという気持ち…
これ「愛国心」というより「故郷への愛着」ではないかしら。
キリング・フィールドに建てられている慰霊塔には、
約9,000もの頭蓋骨(遺骨)が収められているそうですが、
それは、ほんの一部に過ぎないのですよね。
正確な数は知りませんが、国民の5人に1人が虐殺されたというのに、
日本政府は、ポル・ポト政権を承認していたのです…
(今は、ミャンマーの軍事政権を承認している日本政府…)
国内版は、幼い頃に両親が離婚し離れて暮らすお父さんに、
「舞妓になった自分の写真、千社札、京おどりのチケットを届けて」
という依頼人の関根由佳さん(16歳)(源氏名は「とし愛(ちか)」)さんでしたが、
届けたゴリさん(ガレッジセール)に、お父さんは拒否…
お父さんの気持ちも分かります。
TVでは無く、由佳さん自身が郵送すれば、お父さんも嬉しかったでしょう。
誰もがTVに出たい訳では無いのですから…
でも、次回に続くようですので、感動の結末を期待してます。
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