「友よ安らかに」
第3シリーズ最後の「友よ安らかに」は、マリラ・カスバートの最期が描かれていて、
内容的にも、映像的にも、暗いものでした。
でも、マリラのシーンは、初めの少しだけ、
他の殆どは、残されたグリーンゲイブルズを巡っての
レイチェル・リンドと、隣人のハリソンの争いでした。
(ハリソンは『アンの青春』に登場する隣りのハリソンさんとは別人でしょう。
昔からアボンリーに暮らしていた様ですし、イメージが違い過ぎますから。)
マリラが亡くなったのに、駆け付けたのが、
ギルバート・ブライス(Jonathan Crombie)だけだなんて…
“アンは猩紅熱で寝込んでいるから、代わりに来た”と言っていたけれど。
当然、アンに譲られる筈のグリーンゲイブルズなのですが、
マリラが遺言書に著名して置かなかったばかりに、所有権はマクニール家に…
それを知り、慌てて遺言書を作成するヘティ伯母さん…
「…二の舞は踏まないようにしな
いと。
セーラ、いいこと、ローズコテージは、あなたに残しますからね。
だけど、あの銀のティーセットは、フェリシティに、あげてもいいかしら?
だって、ほ
ら、あの子は、あれをすごく気に入ってるから…いいわよね?」
ところで、マリラを演じていたコリン・ディーハーストは、
ガンのため、1991年8月22日に亡くなられています。
いくら女優といっても、病の身で臨終シーンを演じるなんて悲し過ぎます。
それとも、“役者冥利に尽きる”と言うことなのでしょうか?
<マリラの名言>
「よく覚えておきなさい。悪いことすると、いつの日か、必ず罰が当たるのよ。
私のように。」(デイビーに)
「それより、自分の石頭を何とかした方がいいんじゃないの?
人のことを、とやかく言う前に。」(レイチェルに)
Colleen Dewhurst(1926/3/6~1991/8/22)
<第3シリーズ>
第39話「友よ安らかに」(Old Friends, Old Wounds)より
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