「それぞれのデート」
二人きりで話がしたいのに、
いつも邪魔が入ってしまうフェリシティとガス…
毎日、家事や雑用に追われ、
夫婦でダンスも楽しめないアレックとジャネット…
子供達に邪魔されない静かな場所で、
互いの作品を批評し合いたいヘティとクライブ・ペティボーン…
3組“それぞれのデート”のお話です。
セーラに愚痴を言いながら帰宅したフェリシティは、
両親をデートに行かせる事を思い付く…
ホワイト・サンド・ホテルでの夫婦の会話が素敵です。
たとえ、冗談半分だったとしても…
アレック 「…前から思っていたが、君は結婚した頃にも増して、綺麗になったよ。」
ジャネット 「それは、あなたが、幸せにしてくれたからよ。」
アレック 「手に負えない子供が、四人もいるのに?」
ジャネット 「可愛い子供達じゃないの。性格はさておき、器量はいいし…」
アレック 「ハハ~そりゃ~、君の子だもん…」
ガスと二人だけのディナーも、丁度いいムードになった時に、
烈火の如く怒った両親が戻って来てしまった…
特にアレックの怒りは凄まじく、温厚で理解のある普段の彼とは別人です。
でも、ジャネットは違いました。
「二人は愛し合ってるのよ。恋には過ちが付きものでしょ?
…あなた恐いんでしょ?娘が大人になってくのが…
あなた、一生娘を守っていくつもり?
第一、過ちを犯すことを怖がっていたら、何も学べないわ。」
母親の方が一枚上手、ですね。
真面目人間のアレックも、若い頃はそうでも無かったみたいです。
ヘティからは、
「どうして妻と同じ事をしているのに、娘は許せないのかしら?
ガスは、あなたの若い頃より、ずうっと誠実で紳士ですよ!」
と言われていたし…
弁明に来たガスには、
「娘は、まだ何も知らない子供だから騙せても、私はそうはいかんぞ。
私にも若い頃があったからな、魂胆はわかってるさ。」
だって!…経験者は語る、ですね。
<名言集>
「形容詞のない会話なんて、生ける屍も同然よ。」(ヘティ)
「人間、カッとなると、つい本性が出る…そうでしょ、先生?」(ガス)
「姉さんだって、年頃の娘を持ってみりゃ分かるさ。」(アレック)
関連記事→あれっ?…(5)、Felicity&Gus「それぞれのデート」
「アボンリーへの道」<第4シリーズ>
第46話「それぞれのデート」(The Dinner)より
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