「上流社会」
成績優秀なフェリシティは、
キングズポート女子大学の、特待生の試験を受けことになりました。
セーラにドレスを借りたり、新しくホテルのシェフになったフランス人(フランス系)
ピエールに、フランス料理について聞きに行ったり、期待は高まるばかり…
フェリシティを祝福しながらも内心複雑なガスは、
セーラにマナーを教えて貰いますが…
キングズポート女子大学に到着したフェリシティは、
同室のお嬢様達の話題に付いていけず、つい嘘をついてしまいます…
セーラの身の上を自分の事として話してしまったのです。
仕方ないですよ。みんなから、あんなに嫌味を言われたのですから…
一次面接が通過し、次は、“両親と一緒の二次面接”の通知が届いたことで、
フェリシティは動揺し、両親に自分のしたことを打ち明けます。
“特待生を辞退する”と言うフェリシティに、
“面接を受けて、本当のお前を見て貰うのだ。”と諭すアレック…
フェリシティは、どうしても合格したかったのです。
自分は外国にも行ったことが無いし、乗馬もピアノ(クラシック)も弾けない、
普通の家の子では、奨学金が貰えないと思ったのです。
そんなフェリシティの言葉に、学長も、
「選考基準が間違っていた。我が校の真の目的は“学問の探究”だった。」
と反省したのでした。
ところで、二次面接の通知を受け取った時の、
ジャネットとヘティの会話が可笑しかったです。
ジャネット「どうしましょ! 面接なんて!…ヘティ、どうしたらいい?
…何喋るの!? 何着る!?」
ヘティ 「一つ言うと、あなたは、なるべく喋らない方がいいわね。
フェリシティの将来が掛かっているのよ。」
キング夫妻の会話も、どこの国も同じ男女の違いですね。
ジャネット「アレック、どの服もみんな駄目。」
アレック 「服なんぞ、いいじゃないか。」
ジャネット「ほかの親が、どんな格好で来るかと思うと…」
アレック 「一番いいシャツを着てくか…」
ジャネット「今ある服なんて、野良着よ。」
アレック 「俺達は農民だ。」
<ジャネットの言葉>
「…幸せになって欲しいもの。
お父さんもお母さんも、鼻が高いわ。
賢くて、しっかり者で、自慢の娘よ。
こんないい娘を授かって、神に感謝しなきゃ。」
<アレックの名言>
「…そんなお喋りに、付いて行くことないじゃないか。
いい教育こそが、人間を育てるんだ。
親を恥じるってことは、自分を恥じることになる。
自分を、そんな風に思って欲しくないんだ。」
<第3シリーズ>
第38話「上流社会」(High Society)より
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