« 「困ったそっくりさん」後編 | トップページ | “まだ見ぬ君を恋うるかな” »

「ぼくの馬ブラッキー」

競馬で儲けたお金で、新しい馬を買ったアレックは、
ブラッキーを売ろうと、フェリックスに話します。
(品行方正なアレックなのに、妻に内緒でギャンブルするとはね…)

「ブラッキーは家族なのに、年を取ったからって売るなんてひどいよ。
売るくらいなら僕に頂戴。」
と言ったフェリックスでしたが、父から
「餌代は誰が払うんだ?家の手伝いに金は払えんぞ。」
と言われ、運送業を思い付きます。

算数はさっぱりなのに、お金の方面はしっかりしているフェリックスは、
勉強や家の手伝いを疎かにし、
セーラやセシリー、それに犬のディガーまで巻き込んで、商売に没頭…

でも配達の依頼は、お情けの知り合いばかりで、
しかも失敗続きで、苦情が絶えません。
その上、儲けの取り分で揉め、セーラもセシリーも降りてしまいまいました。

挙げ句の果てに、みんなを見返そうとして、他の運送業者の挑発に乗って、
ブラッキーを死なせてしまった…
「お父さんの言う通り、ブラッキーを売ってたら、死なせずに済んだのに…」
と深く落ち込むフェリックス…

「男の子は理屈で教えるものじゃない、失敗から学べ。」
がモットーのアレックでしたが、息子を助けてやらなかった事を反省するのでした。

3001 3002 3003 3004

関連記事→首が据わってないダニエル?

<第3シリーズ>
第30話「ぼくの馬ブラッキー」(Felix and Blackie)より

|

« 「困ったそっくりさん」後編 | トップページ | “まだ見ぬ君を恋うるかな” »

* 「アボンリーへの道」」カテゴリの記事