「オリビアの結婚」
「はっきり言っておくけど、式のことに口出しするつもりはないの。
私は誓ったの。最初から一切干渉しないって。ちゃんと守ってるわ。」
と言っていたヘティですが、
内気なジャスパーを気遣ったオリビアが、駆け落ちしようとしたことで、
一切を取り仕切ることを宣言。
ウエディングドレスも着ない、ごく内輪の式にしたかったオリビアなのに、
ヘティは教会の式を予約し、豪華なドレスを注文してしまったうえ、
ジャネットに断りもなく、キング農場での盛大な披露宴を決めてしまいました。
オリビアには、
「あたしとジャスパーだけ離れて座るなんていやだし、
みんなから、見つめられるなんて、耐えられない…
…嘘よ、あたしの為だなんて。
立派な式にこだわるのは、自分の満足の為じゃない。
そんなに、こだわるんだったら、もう、いっそのこと自分が挙げれば!!」
と言われてしまいます。
ジャスパーが堪えられるか心配だったオリビアに、彼の返事が素敵でした。
「オリビア、明日は人生の中の、たった一日に過ぎないんだよ。
そりゃあ、まあ、大変な事は大変だけど、たった一日なんだから、大丈夫さ。」
二人が上座に座らされる事にも、
「ア、オ~ア~、イヤ、それもいいんじゃないかな。見晴らしが良くてさ…」
家族中を敵に回しながらも、ヘティの奮闘で素晴らしい式になりました。
“二度とヘティの顔を見たくない。”と言っていたオリビアも、姉に感謝。
「ヘティ…あなたにお礼が言いたくて。
やっぱり、ちゃんと式をやって良かったわ…
家族の誰からも祝福されずに結婚していたら、きっと後悔していたでしょうね。」
「でも、あんなに苦労するなら、駆け落ちを止めるんじゃなかったわ…」(ヘティ)
<第3シリーズ>
第27話「オリビアの結婚」(Ties That Bind)より
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