「ウルルン・リターンズ」…バイカル湖(小栗旬さん)
氷点下45度の真冬のバイカル湖…
辺り一面、氷霧に包まれた幻想的な風景…
そこは、ロシア民謡「バイカル湖のほとり」の世界。
まるで外は冷凍庫、そんな厳しい環境のも、逞しく暮らしている人々がいるのです。
風花でさえ、5年に1~2回しか舞わない地方で暮らしているため、
銀世界に憧れ、積雪の山登りをしたのも今は昔…寄る年波には勝てません。
今では温暖な地に住めることに感謝してます。
小栗旬さんは当時18歳…
現在何歳なのかは分かりませんが(何年前に見たのか、忘れてしまいました。)
最終回のビデオレターでは、恥ずかしがって隠れていた小さな女の子が、
高校生位(?)になっていました…
スタッフが持参した小栗旬さんの写真集に、
ホームステイ先の家族の皆さんは、とても驚いていました。
当時、小栗さんは
「俳優の仕事は自分の性格に合わないような気がして、やめようと思っている。」
と言っていましたが、
写真集が出され、ウルルンのDVDにも加えられているのですから、
さそかし活躍されているのでしょう。(芸能人に不案内で…)
バイカル湖の厚い氷に穴を開け、極寒の中での魚釣り、
積雪を踏み分けての鹿狩りでは、お父さんの「とどめを刺せ」の声が…
戸惑いながらも、小栗さんの口から漏れた「ゴメンね」に、
「気持ちは分かるが遊びじゃないんだよ。魚を捕る時可哀想と思うのか?」
…生きてくいくためには当然なこと…
でも、一度の経験も無いのに、何の躊躇もなくとどめを刺せる人がいたのなら、
その方が怖いけど…
いつも思うことですが、旅先で出会った外国人って、
どうして、誰もが素敵なことを言うのでしょう。
ここのお父さんにしても、お母さんにしても…
お父さん曰く、
「誰だって寒いのはイヤなんだ。大切なのは仕事を楽しむこと。
好きなら辛くても頑張れるはず…」
特別、珍しくもない言葉かもしれませんが、私には哲学者の格言に思えました。
(好きではない仕事に就いている人の方が、多いような気もしますが…)
一人暮らしの75歳のお祖父さんは、
「子供達は一緒に住もうと言ってくれる。
再婚相手を紹介すると言ってくれた人もいた。
でも、寂しくても相手に気を遣って暮らすより、一人の方が気楽でいい…」と…
最も共感を覚えた言葉でした。
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