「ある母の愛」 (5)
コンテストの優勝発表の日、会場に行きたがらないセーラ…
セーラ 「あたし、伯母さんに対する気持ちを、みんなに言いたかったの…
他の子達に負けずに…」
ヘティ 「だったら、コンテストや優勝に、こだわることないでしょ。
私達が、お互いにとって何なのか。
大事なのはそれだわ。
私達は、他のどの母と子に比べても、充分に資格はあるわ。
そうよ、だって、他の親子は、否応なしに親子だけど、
私達は、お互いを選んだのよ。」
優勝は、応募してないはずのセーラの作文!
反省したフェリシティが、代わりに送ってくれたのでした。
~セーラの作文コンクール『素敵なお母さん』より抜粋~
『私が目を覚ますと、大好きな人がいます。
夜、目を閉じる時も、そこにいてくれます。
その存在が慰めです。光です。
また、恐い時にしがみつく岩でもあります。
その人は私の誇り、避難所、そして道しるべです。
母の愛は広く純粋で温かです。
母の愛は知恵に溢れ、決して涸れない泉のようです。
私を産んでこそいませんが、母のように愛してくれるのです。』
<第2シリーズ>
第25話「ある母の愛」(A Mother's Love)より
| 固定リンク
「* 「アボンリーへの道」」カテゴリの記事
- 「赤毛のアン」(2015)(2020.11.10)
- 「アンという名の少女」(2020.11.02)
- 「アンという名の少女」(2020.10.26)
- 「アンという名の少女」(2020.10.20)
- 「アンという名の少女」(2020.10.19)
最近のコメント