「ターシャからの伝言」(2)
保存して置いた、「ターシャからの伝言~花もいつか散るように~」、
ようやく見ました。
(総合でも放送されます。27日(土) PM 2:00~3:00)
ターシャさんは私と同じで、恥ずかしがり屋の人見知りで、写真が嫌い、
そして、礼儀正しく謙虚で、どんなに些細な事にもお礼を言う人だったとか…
(こちらは、同じでは無いかも)
ターシャさんの古風な出で立ちは、懐古趣味の変わり者というのではなく、
例えば、楽だからと、今も和服で通している日本のご婦人と同じなのでしょう。
ボストンに生まれたのに、社交界やパーティーが苦手で、
ガーデナーになると決めた4歳の時の夢を、決して諦めなかった…
終の棲家となった、バーモント州のコーギーコテージは、
1990年初頭の農家を再現し、長男のセスさんが一人で建てたお家…
最近では、孫のウィンズローさんと妻のエイミーさんが、
ガーデニングの心強い味方でした。
遺志により葬儀もお墓も無く、遺体は荼毘に付され、
遺灰は愛する庭の一部になりました。(私の理想です。)
以前に放送された番組からの抜粋も沢山あったので、
ターシャさんが遺してくれた素晴らしい言葉を、
改めて噛み締めることが出来ました。
“ここは、物に溢れた他の世界とは別世界の楽園よ。”
“人生は短いのよ。美しいものが一杯あるのよ。楽しまない手は無いわ。”
“歳を取るのも、いいものよ。「誰かお願い」と言えば、やってもらえるわ。”
“私達はみんな死に向かって行くのよ。でも、恐れることは無いのよ。
喜びを忘れないよう、一生懸命生きることが大切なのよ。”
“最近の人は待つことが嫌いだけれど、待つことが苦労で無くなれば、
何でも、上手くいくものよ。”
“絵を描く仕事が出来て良かったわ。
人付き合いが苦手で、一人が好きだから…欠点でもあるけれど。”
“相手の事を思いながら手を動かしているのも、その人への贈り物なの。
そうしている時間は、自分への贈り物でもあるの。”
“平凡な毎日を、大切に生きること。
毎日が充実していれば、人生は幸せよ。”
(おおよそ、この様な事を語られていました。)
セスさんの3人のお姉さんのお話も聞きたかったのに、叶いませんでした。
母親譲りの、人見知りな女性達なのかも知れません。
ターシャさんは今は居ませんが、多くのものを残してくれました。
自然が大好きで、手作りの生活…
ターシャさんの様に、長生きしなくてもいいけれど、
ターシャさんの様に、充実した日々が送れるよう頑張りたいと思いました。
美しいターシャさんのお庭の映像と、
斉藤由貴さんの、抑揚の無い静かな語りが相俟って、
すっかり眠りに誘われてしまいました…
今夜は素敵な夢が見らそう…ターシャさん、お休みなさい…
…そして、ありがとう…
| 固定リンク
「* ドキュメンタリー」カテゴリの記事
- 不死鳥都市の100年(2015.01.06)
- 「塀の中の“自由”~アフガニスタンの女性刑務所~」(2014.03.15)
- 「中国文明の謎 第3集 始皇帝“中華”帝国への野望」(NHKスペシャル)(2012.12.04)
- 赤毛のアンの島(2012.11.25)
- NHKスペシャル「中国文明の謎 第2集 漢字誕生 王朝交代の秘密」(2012.11.13)
「* ターシャ・テューダー」カテゴリの記事
- 『クリスマスのまえのばん~サンタクロースがやてきた~』(2009.04.06)
- 三角ショール(ターシャ風)…(2)(2009.03.17)
- 三角ショール(ターシャ風)(2009.03.09)
- 『ターシャ・テューダーの世界』(2009.02.28)
- 『ターシャ・テューダーのドールハウス』(2009.02.23)
最近のコメント