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2008年12月

2008年大晦日

遂に大晦日、2008年も終わりです。
子供の頃は、とてつもなく長く感じた1年が、今では信じられない早さです。

食品偽造や、年金記録改ざん、
でも、昔から行われていて、内部告発もされていたにもか関わらず、
もみ消されていただけのことなのですよね。

後期高齢者医療制…
一体、何歳から、末期高齢者と言われてしまうのか、教えて欲しいです。

神聖な国技のはずが、実態はリンチとドラッグが蔓延している角界、
これも、昔からだったのかも知れません。
逮捕され、廃業していった力士たち(親方も)も、
トカゲのしっぽ切りに思えてなりません。

無責任首相の次は、空気も、漢字も読めない、浮世離れ首相が誕生しました。
無責任と言えば、洞爺湖サミットの
「2050年までに温室効果ガス半減」というのも、余りに無責任な気がします。

リーマン・ブラザーズの破綻や、倒産、失業者倒産内定取り消し、
今年も、暗いニュースが多過ぎました。

北京オリンピックにしても、やらせとか、報道規制とか、色々ありました。

明るいニュースと言えば、黒人初のバラク・オバマ次期大統領誕生。
また、4人の日本人のノーベル賞受賞は、
嬉しいニュースでした。

自分自身では、思い出せる事が何も無いというのも情けないですが、
何も無かったことを、良しとしなければいけませんね。

50代最後の年となる2009年には、どんな事が起こるのでしょう?
楽しみより、不安の方が大きいのですが、
せめて、今年より良い年になりますように…

人生は短いのよ、楽しまないなんて馬鹿げてるわ。
  座ったまま太っていくなんて真っ平よ。」~ by Tasha Tudor

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「見えないことは不幸じゃない」~全盲夫婦の夢と子育て~

偶然、途中から見たドキュメンタリー番組「見えないことは不幸じゃない」、
夫婦共に全盲の、マラソンランナー福原良英さんと、ソプラノ歌手の理絵さん…
お二人には、6歳と4歳の娘がいますが、長女は生まれながらに遺伝性の全盲で、
次女だけが正常な視力の持ち主です。

良英さんは、幼い頃に病気で失明。
彼の母親は、心を鬼にして、
「そこにハサミ(カミソリ、針)があるから、危ないよ。」と言って、
怪我を承知で、危険なものをわざと置いて、教えたそうです。
パラリンピックに出場し、100キロマラソンも完走。

全盲夫婦の娘に生まれた理絵さんは、子供の時に遺伝性により失明。
絶望した彼女は自殺をしようとしたけれど、母親に近くの崖の前に立たされ、
「そんなに死にたいなら、この崖から飛び降りなさい。」と言われたことで、
自分を取り戻し、夢に向かって強く生きているのです。
家族の反対を押し切って音楽の道に進み、イタリアに留学して、
3枚のCDも出しました。
コンサートの傍ら、声楽を教え、パソコンもこなしています。

「見えないことは不便だけど、不幸ではない。」というのが、お二人のモットーで、
出来ないことを諦めたり、他人や、環境や、状況のせいにするのではなく、
努力によって自分のものにしていく姿勢に、眼が醒める思いでした。

食事中、誤って、お皿を落とした長女…
父親に、「自分が割ったのだから、自分が片付けなさい。」と言われても、
盲学校で花瓶を割った時に、先生から「怪我するから触らないように。」
と言われた長女は、激しく泣いて、「怖い~血が出るから嫌~」を繰り返す…
泣きながら激しく抵抗する娘に、力ずくで片付けさせた父…涙が出ました。

子供の将来を考えたら、どんなに辛くても、決して甘やかしてはいけないのです。
ピアノにしても、家事にしても、子供達に厳しく指導していました。

「家族で過ごせる今の幸せは奇跡、奇跡に感謝」と言う理絵さん、
奇跡じゃないですよ。忍耐と努力で勝ち取ったのですよ。

歳のせいで見えにくい事に、不満な自分を反省しました。
「見えることが当たり前」では無く、「見える事に感謝」するべきでした。

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夏みかんのマーマレード(手抜き)

お隣さんから、無農薬の夏みかんを沢山頂いたので、
甘さ控え目のマーマレードを作りました。

<材料>
夏みかん…3個(正味1kg)
砂糖(グラニュー糖)…500g(夏みかんの半量)

<作り方>
(1) きれいに洗った夏みかんに、縦8本の切れ目を入れて皮を剥き、
   1~5mmの厚さに(お好みで)、スライスします。
   実は袋から外し、そのままでも、細かくしても、どちらでもOK。
   種(ペクリンの素)は、ガーゼかキッチンペーパーなどで包んでおきます。

(2) スライスした皮は、2~3回茹でこぼし、苦みを取ります。
   (苦みは取り過ぎないこと。これもお好みで。)

(3) ホーロー、又は、ステンレスの鍋に、
   取り出した、下茹でした砂糖を入れて火に掛け、
   木じゃくしなどで、かき回しながら中火で煮ます。
   (水は入れません。

(5) 水分が出てきたら、包んだを加え、更に煮込みます。

(6) 20分位して、少し煮詰まってとろみが付いてきたら、種を取り出し、
   熱いうちに(冷めると濃度が増し入れにくい)、
   煮沸消毒した瓶に入れ(火傷に注意)て、出来上がりです。
   甘さ控え目なので、お早めにどうぞ。

手抜きで下茹でを2回にしたので、かなりビターな大人の味になって、
結果的には、Goodでした。
甘さ控え目のつもりでしたが、私には少々甘かったです。

たくさん作る場合は、砂糖を増やした方が日持ちします。
瓶詰めし蓋をした後、煮沸消毒してから、逆さにして冷まし、
冷蔵庫で保存します。
我が家には「きび砂糖」しかないので、グラニュー糖を買って使いましたが、
メープルシロップなどでも作ってみたいと思います。

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夏みかん3個で、この量が出来ました。(大・高さ13,5cm、小・8cm)

文旦(ブンタン)マーマレードはこちら…

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「氷上の熱戦」 (2)

スケートが出来ないために、チームのお荷物状態のセーラと、
マタニティーブルーのジャネットとの会話が、感動的でした。

セーラ     「スケートしたくないの。上手くならないし…」

ジャネット 「簡単に諦めるなんて、あなたらしくないわ。

セーラ     「あたしは、チームに必要無いのよ。
               みんな、すぐ邪魔扱いして…下手とか、のろまとか言うの…」

ジャネット 「人が何を言おうと、気にしないの。
              悪口なんかに、耳を貸さないこと。
               気にしてたら、何にも出来やしない。自分にもっと自信を持って…」

セーラ     「伯母さんみたいに、自信無いのあたし…」

ジャネット 「セーラったら…誰にも分からない…」

セーラ     「どうしたの?…泣いたりして」

ジャネット 「人にはもっともらしいこと言っても自分は、まるで自信が無いのよ。」

セーラ     「何がなの?」

ジャネット 「何もかも10年近く子供を産んでないし、とっても怖いの。

セーラ     「いいえ、大丈夫よ。」

ジャネット 「赤ん坊の世話って大変なのよ。育て方も忘れてしまったわ。

セーラ     「忘れてないわ。

ジャネット 「三人の子供の世話も、ろくにしてないのに…」

セーラ     「ちゃんと見てるわ。素敵なお母さんよ。

ジャネット 「本当にそう思ってくれる?」

セーラ     「ええ、もちろん!理想のお母さんよ。
               助けてくれる人もいる。
               アレック伯父さんは、頼りになるお父さんだし
               フェリシティは、赤ちゃんの面倒を見るって、張り切ってるし…」

ジャネット 「ありがとう、セーラ。
               あなたに言われて、気分がとても楽になったわ。」

セーラの頑張りでチームは勝利し、ペグの暮らす森は守られた上、
キング家の四人目の赤ちゃんも、無事に産まれました。

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<第2シリーズ>
第26話「氷上の熱戦」(Misfits and Miracles)より

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「氷上の熱戦」 (1)

学校に、ミス・ステーシーがやって来て、
体育の重要性をヘティに説くのですが、二人の意見は、またもや平行線。

教室に、なぜかアンドルーがいます。
ダウハウジー大学教授のお父さん(ロジャー)と暮らしているはずなのに…

ミュリエル 「…スポーツに勝ち負けは付きものです
               でも、勝つことより、スポーツマン・シップが大事です。」

ヘティ      「結構ね。さぞかし、アイスホッケーで、協力精神とやらが
               養われるでしょうよ…
               はっきり言って、私は競い合うスポーツは、嫌いだし、
               この学校では採用しませんよ。」

ミュリエル 「…健康な体は、健康な精神を育てる。それは確かよ
                手伝い仕事は、チーム精神や、協力の心を培いはしないわ。」

ヘティ      「チーム精神?
               聞こえはいいけど、でも、相手を打ち負かそうっていう
               スポーツは、人間の嫌らしい面を引き出すだけよ。
               絶対、賛成出来ないわ。」

ヘティ     「…勝った負けたなんて、野蛮よ。

正反対のタイプの二人ですが、実は親友なんですね。

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<第2シリーズ>
第26話「氷上の熱戦」(Misfits and Miracles)より

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「ある母の愛」 (5)

コンテストの優勝発表の日、会場に行きたがらないセーラ…

セーラ 「あたし、伯母さんに対する気持ちを、みんなに言いたかったの…
          他の子達に負けずに…」

ヘティ  「だったら、コンテストや優勝に、こだわることないでしょ。
           私達が、お互いにとって何なのか。
           大事なのはそれだわ。
           私達は、他のどの母と子に比べても、充分に資格はあるわ。
           そうよ、だって、他の親子は、否応なしに親子だけど、
         私達は、お互いを選んだのよ。

優勝は、応募してないはずのセーラの作文!
反省したフェリシティが、代わりに送ってくれたのでした。

~セーラの作文コンクール『素敵なお母さん』より抜粋~
『私が目を覚ますと、大好きな人がいます。
夜、目を閉じる時も、そこにいてくれます。
その存在が慰めです。光です。
また、恐い時にしがみつく岩でもあります。
その人は私の誇り、避難所、そして道しるべです。
母の愛は広く純粋で温かです。
母の愛は知恵に溢れ、決して涸れない泉のようです。
私を産んでこそいませんが、母のように愛してくれるのです。』

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<第2シリーズ>
第25話「ある母の愛」(A Mother's Love)より

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「ある母の愛」 (4)

フェリシティから、「ヘティ伯母さんの事を書くのはルール違反」
と言われて傷付いたセーラは、
フェリシティとサリーが、同じ病院で、同じ日の同時刻に産まれだったと知り、
フェリックスと組んで、仕返しを企てます。

それが大騒動に発展し、セーラは苦境に…
でも、ヘティ伯母が見事に解決。さすが!!

へティ       「そ~、一番簡単なのは、あなた(ジャネット)と、
       クララ(ポッツ夫人)が、お互いの娘を交換することね。」

ジャネット&クララ 「そんな!!」

ジャネット  「ひどい! そんなこと、どうして出来るの
               あたしが、あの子を大事に大事に育てたのは
               他人に渡す為じゃないのに…」

クララ   「あたしだって、サリーを渡すのは嫌よ!」

ジャネット  「どう書いてあろうと、関係ないわ
       産んでも産まなくても私の子です。」

ヘティ       「まっ、それじゃ、母と子の、神聖な絆はどうなの?
       あなた達、言ったはずでしょ?
       どんな結び付きより、尊く強いものだって…」

ジャネット  「いいえ、そんなことないわ。
       母親って、ただ産むだけのものじゃないわ!

ヘティ       「そうなの?」

クララ   「そうよ! 産むだけのものじゃないわ。
       長い間あの子を愛し慈しんできた、そのことが大事なんじゃない!

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ポッツ夫人の娘と聞き、ショックを受け、
自分の顔を、両親の写真や、弟、妹の顔と見比べるフェリシティ…
サリーの方は、逆に喜んでいましたが…

<第2シリーズ>
第25話「ある母の愛」(A Mother's Love)より

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「ある母の愛」 (3)

未婚のヘティと、身重(4人目)のジャネットとのバトルが面白いです。

ヘティ    「まっ、簡単に言うのね。
       どっちだか(胎児の性別)、誰にも分かるはずないじゃない。」

ジャネット 「あら、本能的に判るのよ。それが母親ってもの。

ヘティ    「それは、おかしいわ。
              私は知識として知ってるけど、お腹の赤ちゃんの性別を知る方法は、
              まだ見つかってないのよ。どんな学者によっても…」

ジャネット 「それは、学者が母親じゃないからよ。
              出産って、母親の特権ね。
              これは子供を産んだことのない人には分からないけど、
              母と子の絆って、特別なもんですもの。」

ヘティ     「お母さん達って、母の特権とかの上にあぐらをかいている傾向がありね。
             子供を育てるのは、本能だけじゃ出来ませんよ。
             母親には、たくさんの務めがあると思うのよ。
             良い環境作りをすることもそう。教育をすることもそう。
             そして、立派な大人に育つように躾ける。
      フンッ!、ただ産むだけじゃねえ…」

ジャネット 「ただ産むだけですって! ヘティったら!
              出産て、人間の根源に関わる、尊い行為よ。
              素晴らしい感動と喜びがあるの。分からないでしょうけど!

どちらも間違っていません…

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<第2シリーズ>
第25話「ある母の愛」(A Mother's Love)より

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生命の樹(アウタナ)

先日、偶然、「生命の樹」を知りました。

ベネズエラのジャングル奥地にある「生命の樹」(アウタナ山)、
インディオの伝説によれば、

樹は、昔は天まで届いていて、人間は幸福に暮らしていたのだが、
ある時、一人の欲深い人間が、独り占めしようと樹を切ってしまった…

それが神の怒りに触れ、洪水が起って多くの人々が死んでしまい、
倒れた樹の枝がアマゾン川や森になり、葉は魚になった…”

アウタナの存在を知らなかった私は、あやうく信じそうになりましたが、
後半で、辛うじて冷静を保てたのでした。

インディオの人達が信じていても不思議では無いくらい、
樹の形をしているアウタナ山…この目で見てみたいです。

オーロラ、エンジェルフォール、イグアスの滝、カッパドキアの妖精の煙突、
バオバブや縄文杉、それに「生命の樹」…
会いたい相手が増え幸せ…、偶然の幸運に感謝です。

また、蒼井優さんが出会ったアマゾンの先住民は印象的でした。
“文明人に、多くの仲間が殺された…
文明人のズボンを履かないと殺される…”
と語った男性の表情は、慈愛と威厳に満ちていて美しく、
シャーマンの話は神秘的で哲学的でした。
アマゾンは、元々彼らのものだったのに…

文明の恩恵に与りながらも、ストレスと闘っている「文明人」の私達より、
太古の昔から変わらない生活を送っている「非文明人」の人達の方が、
人間らしい様な気がしました。
素晴らしい肉体の彼等には、糖尿病もメタボリックも存在しないでしょう。

大沢たかおさんと蒼井優さんが旅人の「天空のロストワールド」という番組、
最初から見たかった…

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「ターシャからの伝言」(2)

保存して置いた、「ターシャからの伝言~花もいつか散るように~」、
ようやく見ました。
(総合でも放送されます。27日(土) PM 2:00~3:00)

ターシャさんは私と同じで、恥ずかしがり屋の人見知りで、写真が嫌い、
そして、礼儀正しく謙虚で、どんなに些細な事にもお礼を言う人だったとか…
(こちらは、同じでは無いかも)

ターシャさんの古風な出で立ちは、懐古趣味の変わり者というのではなく、
例えば、楽だからと、今も和服で通している日本のご婦人と同じなのでしょう。

ボストンに生まれたのに、社交界やパーティーが苦手で、
ガーデナーになると決めた4歳の時の夢を、決して諦めなかった…

終の棲家となった、バーモント州のコーギーコテージは、
1990年初頭の農家を再現し、長男のセスさんが一人で建てたお家…
最近では、孫のウィンズローさんと妻のエイミーさんが、
ガーデニングの心強い味方でした。

遺志により葬儀もお墓も無く、遺体は荼毘に付され、
遺灰は愛する庭の一部になりました。(私の理想です。)

以前に放送された番組からの抜粋も沢山あったので、
ターシャさんが遺してくれた素晴らしい言葉を、
改めて噛み締めることが出来ました。

ここ物に溢れた他の世界とは別世界の楽園よ。”

人生は短いのよ美しいものが一杯あるのよ楽しまない手は無いわ。”

歳を取るのもいいものよ。「誰かお願い」と言えばやってもらえるわ。”

私達はみんな死に向かって行くのよでも恐れることは無いのよ
 喜びを忘れないよう一生懸命生きることが大切なのよ。”

最近の人は待つことが嫌いだけれど待つことが苦労で無くなれば
 何でも上手くいくものよ。”

絵を描く仕事が出来て良かったわ
 人付き合いが苦手で一人が好きだから欠点でもあるけれど。”

相手の事を思いながら手を動かしているのもその人への贈り物なの
 そうしている時間は自分への贈り物でもあるの。”

平凡な毎日を大切に生きること
 毎日が充実していれば人生は幸せよ。”

(おおよそ、この様な事を語られていました。)

セスさんの3人のお姉さんのお話も聞きたかったのに、叶いませんでした。
母親譲りの、人見知りな女性達なのかも知れません。

ターシャさんは今は居ませんが、多くのものを残してくれました。
自然が大好きで、手作りの生活…
ターシャさんの様に、長生きしなくてもいいけれど、
ターシャさんの様に、充実した日々が送れるよう頑張りたいと思いました。

美しいターシャさんのお庭の映像と、
斉藤由貴さんの、抑揚の無い静かな語りが相俟って、
すっかり眠りに誘われてしまいました…
今夜は素敵な夢が見らそう…ターシャさん、お休みなさい…
…そして、ありがとう…

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「感動配達人 走れ!ポストマン」…ベリーズ

昨夜の「走れ!ポストマン」は、今回のポストマン・中鉢明子さんが、
飛騨高山に在住の籠編み職人、佃真弓さんの依頼を受け、
中米のベリーズのインディアンチャーチビレッジで暮らす、
かつての生徒、マリアさんに、依頼品の鋏3丁と修了書を届けに行きました。

中鉢さんは外国語が堪能で、それに、とても旅慣れているので、
いつになく、安心して見ていられました。

日本人の感覚で言うと、さすがに交通面は不便ではありましたが、
今回のように、目的地まで、スムーズに到達出来ると、気持ちがいいですね。
中鉢さんは、ポストマンとして打って付けですね!

日本の家庭になら、ハサミは幾つもあるし、
100円ショップでも売られていますが、
貧しい地域の人達には、ハサミすら買えない物なのかと思うと、
不必要なまでに物が溢れている、日本の暮らしを反省しないといけませんね。

話が逸れますが、日本の幼稚園や小学校では、
家にある物まで、買わせるのですよね。
事前に、注文を取ってくれれば良いことなのに、
授業中に先生が配り、後で、集金するのですから、どうかと思います。

30センチの竹製物差しや、磁石、虫眼鏡などなど、
学校で買わされる物よりも、家にあるものの方が上質だったりすることも…
目くじらを立てる金額では無いけれど、幾つも必要無いですからね。

知人の教師によれば、やはり、それにも裏があるとのことです。
やっぱりね…

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「ある母の愛」 (2)

大らかな母ジャネットと、しっかり者の娘フェリシティの会話が面白いです。

フェリシティ 「『すてきなお母さんという呼び方は、私の母にこそ、ぴったりです。
        いつも母を見ていて、そう思います…』」(作文を読む。)

ジェネット  「あら、どうしましょ。」

フェリシティ 「…何度も気をつけてって言ったでしょ。
        ガラス類は濡れたまま、ほっとくと、水滴の跡が付くの。」

ジャネット  「コップくらい何なの。いつか、あなたにも分かるわ。
        家庭を持つと、することが山ほどあって
        コップ磨きばかり、してられないのよ。」

フェリシティ 「今、お母さんが言ったことは、作文には書かない。
        コンテストに勝ちたいんですもの。」

ジャネット  「張り切ってるのね~、素敵な娘のコンテストみたい…」

フェリシティ 「汚れたコップより、
        きれいなコップで飲む方がおいしいんじゃない?

        勿論あたし、家事を手抜きするってことは書かなかったわ。」

ジャネット  「思いやりがあるのねえ。」

仕事で二日間留守にするアレックが、
「…いいね、みんなで、お母さんを大事にしてくれよ。
ジャネット、あんまり働き過ぎちゃいけないよ。
家事はフェリシティにやらせればいい…」と言いました。

「『家事はフェリシティにやらせればいい』…分かってないわ
あたし、普段だって、ちゃんとやってるのに…
お母さんは、いつも手抜きするの

きのうなんて、部屋の隅に、綿ぼこりがあったのよ。」
とセーラに言い付けたのでした。

何気ない父親の一言が、娘を傷付けてしまうことも…

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<第2シリーズ>
第25話「ある母の愛」(A Mother's Love)より

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「ウルルン・リターンズ」…エクアドル(塚本高史さん)

一番の好物は、
「焼き肉とお母さん手作りのバナナジュース」という塚本高史さん。
向かった先は、エクアドルにある大規模なバナナ農場…

ここでは、美味しく安全なバナナを世界の人々に提供するため、
無農薬栽培が行われていますが、その労働は大変厳しいようでした。

日本の18歳の若者が、
いきなり、40~60キロのバナナを担がされたのですから、
「マジ、ヤバイ」「マジ、ムリ」「チョ~キツイ」を連発しても当然でしょう。

安全な食べ物を作るためには、時間と労働力が必要、
大変でも、敢えて農薬に頼らない方法を続けていることに感心しました。

感心したと言えば、以前見た時にも感じたのですが、
ホームステイ先のご夫妻(奥さんは市長さん)を始め、
指導役の男性が人格者だったことにも、改めて感動しました。
(毎回、ウルルンのホームステイ先の人達は素晴らしいです。)

日本向けのバナナの箱詰めの時、「日本が一番厳しい」と言ってましたが、
日本は、農産物に対しても、工場で作られたような規格を求めるのですよね。
商社のせいなのか、国民性なのかは分かりませんが…

塚本高史さんの言動のすべてが、いかにも今時の日本の若者らしく、
微笑ましく拝見しました。

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「ある母の愛」 (1)

今では、セーラとヘティの関係は、母と娘のようです。

セーラ 「風邪って嫌いじゃないわ。
     寝てれば、ヘティ伯母さんが、ホットレモンを運んでくれるし、
     目が痛いって言えば、本も読んで貰える。

ヘティ 「それで風邪が2週間も長引いたのね。悪い子だわ…」

雑貨店では、フェリシティ達が作文コンクールの話題で持ちきり…
雑誌「母親の友」で「私の素敵なお母さん」というテーマの
作文コンテストがあると言う…

それを聞いたセーラが、“ヘティ伯母さんの事を書く…”と言うと、
みんなから、
“伯母さんは母親ではないから資格が無い”と言われてしまう…

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<第2シリーズ>
第25話「ある母の愛」(A Mother's Love)より

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「COOL JAPAN」…鍋(Hot Pots)

クールジャパン、今回のテーマは「鍋」でした。
「鍋」にも色々ありますが、寒い晩には、熱々の「鍋」が何よりの御馳走です。

日本の「鍋」が、外国人のみなさんから、
どのように感じているのか、興味がありました。

スーパーには、「鍋セット」や「鍋専用インスタントスープ」が売られ、
年中無休の「鍋専門店」があり、「鍋パ-ティー」には「鍋奉行」がいる…
(日本人は「鍋」が好きなんです。この時期なら尚更です…)

「鍋奉行」は、鍋パーティーに、必ずいる訳では無く、
仕切り屋がいないで、みんなで和気あいあいとお鍋を囲む方が多いと思います。
余程、さり気なく振る舞わない限り、
鍋奉行って、有り難いというよりは、むしろ鬱陶しい存在のような気がしますが…

議論の的となったは、「直箸」でした。
潔癖とも言えるほどの綺麗好きな日本人なのに、
何の躊躇いも無いまま、お鍋に直箸を入れているのが不思議なんだとか…

個人的には、家族同士なら、さすがに抵抗はありませんが、
友人知人では、やはり多少の抵抗感があります。
まして、殆ど知らない人では考えられないです。

私の知る限りでは、家庭以外の「鍋」では、
必ず、取り箸が添えられていて使っていましたが…
(勿論、使わない人達もいるでしょうが…)

京都の老舗、スッポン料理の「大市」さんで使われている専用の土鍋は、
陶芸家と料理人が作り上げた、こだわりの芸術品、
「さすが完璧主義の日本人らしい!」との外国人からの声でしたが、
“wonderful!”なのか、“crazy!”なのか、少々気になるところ…

江戸時代からの伝統行事(収穫祭)、岩手の「芋煮会」、他から選ばれた、
「BEST OF COOL」は、「鍋パーティー」でした。

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手作り

洋裁、編み物、手芸…“下手の横好き”ではありますが、
何かを作る事が、とにかく好きです。

洋裁は、コート、スーツ類から、パジャマ、エプロンまで、
他に、編み物(セーター、カーディガン、手袋、等々)、
手芸(レース編み、刺繍、バッグ、小物)など、色々作ってきました。
…リフォーム(お直し)も大好きです。

初めて作ったのは、幼稚園の時の人形の簡単なドレス、
母が、「さすが、私の子!」と喜んでくれた記憶があります。

糸通し器のお世話になっている50年後の今でも、いつも何かを作っています。
(明るい色の糸は黒っぽい物の上で、
黒い糸は白い物の上で通すと通し易いです。)

あれこれ迷った挙げ句のイメージを、形にしていく事は、とても楽しい作業です。
デザインを決め、生地や付属品を購入し、地直し、裁断、印付け、仮縫い…
(ボタンを買いに行って、結局決められなかったりしたことも…)
大変面倒で、既製品を買った方が安い場合もあり、
中には、一度も袖を通すことなく、処分してしまった物もあるのですから、
我ながら、作る過程が目的では?と思えてしまうけれど。

高価なブランド品は、虚栄心を満たしてくれるかもしれませが、
元々、虚栄心の無い私にとっては、
むしろ、誰かと同じ物を身に付けてる事の方が嫌なのです。
(スタイルブックなどを参考にする場合も、必ずどこかをアレンジします。)

貧乏人の負け惜しみと言われても、数あるお洒落なブランド品より、
たとえお粗末でも、「世界に一つだけの物」の方がいいのです。

ところで、先日、実家へ行った時のこと、
帰り土産に渡された荷物の中身は、40年前のミニスカート…
その数、20枚以上…はっきり言って退きました。

“捨ててくれれば良かったのに…”に、
“丁寧に作ってあるから勿体なくて…”との返事、
確かに、既製品は未練無く捨てられるのに、作った物は捨てにくいものです。
…それにしても40年前の…

昔から、タータンやグレンチェック、ヘリンボーンが好きでした…

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年賀状…

年賀状の受付が始まりました。
25日までに投函すれば、元旦に届けられるようです。

でも、我が家に年賀状を書く者はいません。
ポリシーとかでは無くて、単に横着者が揃っているだけなのですが。
従って、我が家に来る年賀状は、ごく僅かなのです。

当方が書かないと知れば、翌年は呉れないのが世の常ですが、
(勿論、何らかの方法で、年賀状のお礼は伝えます。)
中には、それを知りつつも毎年送ってくれる奇特な人もいるものです。

その中の一人、Kさんの年賀状は、毎年、3~4日に届けられるのでした。
詩心も絵心もあるKさんの年賀状は、その人の為だけに書かれた
独創的で心の籠もった作品(まさに作品!)なので、
毎年、楽しみにしていました。

“元旦に届くのが当然”、とする人の方が多いかとは思いますが、
私は、別に元旦に届かなくてもいいように思うのです。

Kさんの様に、年が改まってから認める「昨年…今年」にこそ、
真実味が感じられますから…
とは言え、書かない私に、とやかく言う資格は無いのですが…

Kさんからの年賀状は、1993年を最後として届けられていません。
その年の11月、出すことの出来ない所に旅立ってしまったのです…

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「感動配達人 走れ!ポストマン」…フィリピン→バミューダ諸島

録画しておいた、昨夜の「走れ!ポストマン」を見ました。
今回のポストマンは、笑顔が可愛いい工藤里紗さんで、
依頼人は、陶芸家の山嵜直子さん。

山嵜さんが15年前、フィリピンで職業訓練の指導員をした時に知り合った
陶芸の先生、アミーさんに「壺」を届けるというものでした。

アミーさんの事は大好きでしたが、当時は、
彼女の口癖「バハラマ」(なるようになるさ)が大嫌いだった依頼人…
でも今では、バハラマ(ケ・セラ・セラ)が一番好きな言葉なんだそうです。

「努力をすれば何とかなる」というのは、まだ恵まれている…
努力しても何ともならない厳しい状況下では、
バハラマと言うしか、術が無いかも知れません。

アミーさんを尋ねて町から町へ、遂に辿り着いたアミーさんの自宅に、
彼女の姿は無かった…
アミーさんはバミューダ諸島へ出稼ぎに行っているとのことでした。
(バミューダの1日の賃金は、フィリピンでは1ヶ月分とか。)

ポストマンは予定されていたスケジュールをこなしてから、
バミューダ諸島まで、仕切り直しの旅に…

フィリピンとバミューダ諸島、その行程は約15,000キロ、
(「アミー(母)をたずねて三千里」…)
燦々と明るく、豊かなバミューダ諸島、
フィリピンとのあまりの違いに、胸が痛みました。

探し求めたアミーさんに漸く会え、壺は無事届けられました。

「直子さんは、自分の人生で、かけがえのない人、
連絡が取り合えなくても、心で繋がっている生涯の親友、
その気持ちは、決して変わらない…」
この言葉に感動しました。

私は、ポストマンが依頼品を届ける過程よりも、
届け先の人物の生き様に感動し考えさせられます。
そのために、毎回見てしまいます。

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スノー・ドーム

今時分になると、「スノー・ドーム」を探した頃が思い出されます。

『大草原の小さな家』で、インガルス家の長女・メアリーが、
妹のローラに、「あんた、こういうの好きでしょ?」
と言って渡したお土産はスノードームでした。
(英語では、スノーグローブSnow Globeと言うらしいです。)

雪の降らない地方に暮らす者とって、銀世界は永遠の憧れで、
小さなドームに閉じこめられた雪景色でさえも、ロマンを感じます。

その頃、市内のデパート、オモチャ屋さんなどを探し回りましたが、
サンタクロース、クリスマスツリー、キャラクター物などといった、
如何にも子供向けの物ばかり…
ネットショップなら、色んな種類の品があるにはありますが、
…イメージ通りの物は見つかりません…

私の欲しいスノードームは、ローズコテージ!
…クレーン船長の(後にガス・パイクの)灯台も素敵です。

器用だったらなら、手作りするのに…

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正月事始め

12月13日は「正月事始め」。

詳しい謂われは分かりませんが、
昔の人は、この頃からお正月の準備をしたのだそうです。

太陽暦でも12月13日が「正月事始め」、
でも、知ってる現代人は少ないでしょう。

年中無休で24時間営業のスーパーやコンビニ、
食料を買い置きする必要も無く、お正月は特別な日ではありません。

手間暇掛けて作っても、喜ばれることの無いお節料理は、
いつしか作らなくなってしまった…

それなりに大掃除をしても、
翌日には埃を見付けてしまう賽の河原の空しさを言い訳に、
申し訳程度の掃除しか、しなくなってしまった…

お餅は一年中売られているから、元旦のお雑煮にも珍しさは感じず、
今や「旬」が分からなくなってしまった野菜や果物…

注連飾りも、中国、フィリピン、ベトナムなどの外国製が売られていて、
蝶々しい余分な飾りだけが目立つけれど、お飾りはシンプルに限ります。

子供達が、待ち焦がれるのは冬休みだけで、
お年玉を貰えることだけが嬉しいお正月なのでしょう。

便利さを追求すればする程、ぐうたらになっていき、
その見返りとして、素朴な感動が感じられなくなっていくようです。

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「大女優がやってきた」 (3)

セーラとフェリシティは、恋いに悩むパットとセオドーラを応援しました。

ヘティ    「その『可愛い人』っての、やめなさい。
            それと、余計なお節介も
            人のことに口を挟むのは、間違ってます
            とにかく、パットの事は構わないで。
            大人の問題に、口をつっこむんじゃないの。」

女優にとっては顔が命。ヘティ伯母さんとは大違いです…

ピジョン  「いいこと、女優になるなら、顔は財産よ。」
セーラ    「ヘティ伯母さんは、美しさは心にこそあるって。」
ピジョン  「そっ!クレオパトラも牛乳風呂に入ったの。
             構わないと、ヘティ伯母さんの肌になってしまう
             一日一度の牛乳風呂は、お肌を赤ちゃんみたいにするわ。」

セーラ   「宿題はいつでも出来るって、ピジョンは言うの。
            今は、あたしの特別な才能を、花開かせる時だって。」、
ヘティ    「おやっ、はっ、つまり、鼻が天井を向いているピジョンだけに
            花(鼻)開かせることが出来るってわけ…?」

大女優のピジョンと、ベテラン教師のヘティ伯母さんは正反対。
自分第一のピジョンも、セーラに意見されて反省し、
アボンリーの発展委員会のために、一役買いました。
ヘティ伯母さんもセーラ達に影響され、オヤジギャグ(?)を言うまでに…

ヘティ    「さあ、似合うわよ。美女ですもの…
     あっ、ピジョン、ハハ~美女とピジョン、
     あっ、語呂合わせよ。ハハ…

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<第2シリーズ>
第24話「大女優がやってきた」(It's Just a Stage)より

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「COOL JAPAN」…酒(Alcohol)

今回のテーマは「酒」…

日本のアルコール事情は、外国人には奇異に感じられる様でした。
公共の場のアルコール類の「自動販売機」、
居酒屋の個室、酒屋の奥の角打ち、酒席接待、
酔っぱらい、お酒の席の無礼講や失敗が大目に見られること、
どれも、日本独特らしいのです。

外国では、お酒自体が悪しき物で、酔って乱れる姿は恥とされ、
たとえ泥酔していても、平静を装うのだとか…
やはり、宗教の戒律が根付いているのでしょうね。

確かに日本では、お酒は肯定的に捉えられていて、
下戸は、「情け無い」とか「だらしない」と言われてしまったり、
勧められたお酒を断れば、「オレの酒が飲めないのか!」などと言われたり…
また無宗教の人が多いし、
お坊さんには、「般若湯」という便利な言葉もありますよね。

「街のラフカディオ」は、
京都で、日本酒のBarをやっているイスラエル人のヨラムさんでした。
そして、ベスト・オブ・クールは、「日本酒」でした。

ところで、今回のテーマは、私には縁の無いものでした。
と言うのも、生まれてこの方、アルコール類は、多分グラス一杯くらい…
でも、下戸かどうかは分かりません。

下戸って、お酒が嫌いな人や、体質的に飲めない人のこと。
私の場合、飲みたいと思った事が無かっただけなのですから。

子供の頃、家族や親戚で飲む人は居なかったし、友達も然り…
強く勧められた事もないまま、現在に至っているわけです。

アルコールの味を知らない私は、人生を損しているのかも知れません。

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ゴミ袋の疑問…

未来に向けて、ゴミの削減は避けては通れない深刻な問題でしょう。

私の住む市では、約10年前より、収集車にゴミを持って行って貰うためには、
市の「指定ゴミ袋」(40L、20L)ないし、市に認定されたスーパーのレジ袋の使用を
義務付けられています。
(ゴミの削減には、直接結びつかないと思いましたが…)

今年10月、ゴミの削減を目的として、無料のスーパーの「指定レジ袋」が廃止され、
レジ袋は有料になりました。
(私は以前から自作の買い物袋を持参していたので、何の支障もありませんが…)

有料になったレジ袋は、以前の無料だったレジ袋とは別の物で、
サイズも、かなり小さめのようです
(さすがに、無料だったレジ袋を有料には出来なかったでしょう…)

レジ袋が有料になったことで、殆どの人が「買い物袋」を持参していることは、
結構な話ですが、問題は、肝心のゴミ事情なのです。

これまで、「指定レジ袋」をゴミ袋として使っていた人達が、
市の「指定ゴミ袋」(40L)で、出すようになったのです…

“別に、良いのでは?”と思われるかも知れませんが、
大きなゴミ袋に、少しだけのゴミが入れられている物が多く見られるのです。
(「ゴミ袋もゴミのうち」なのに…)

…我が家では、20Lのゴミ袋も購入しているのですが、
どうしても、大きい物より割高なため、買う人は少ないらしい…

ところが最近、レジ袋が貰えなくなったからなのか、
ホームセンターやスーパーには、
今まで存在しなかった「レジ袋型(持ち手、マチ付き)の「指定ゴミ袋」が
売られるようになったのです…

結局、市の狙いは何だったのでしょうか?
本気でゴミの削減に取り組むのなら、レジ袋を有料化にするよりも、
過剰包装や、プラスチックのトレーを無くす運動をすべきではないのでしょうか?

ところで、不要になった、在庫の「レジ袋」の行方は…?

余談ですが、
市や町で行う、青少年を対象とした清掃勝活動(海開き直前の海岸清掃など)では、
各々に大きなゴミ袋を渡していますが、集められたゴミ袋の中身といえは、
ごく僅か…まさに、「ゴミ袋もゴミのうち」どころか、「ゴミ袋がゴミ」なのです。
啓蒙活動としては意義深いのでしょうが、本末転倒のようにも思えるのですが…

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「ターシャからの伝言」

ターシャ・テューダーさんが92歳で天国に旅立たれてから、
約、半年が経ちました。

そろそろ、ターシャさんの特集があるのでは…?
などと、密かに思いながら、HPを見ていたら、ありました!

タイトルは、「ターシャからの伝言~花もいつか 散るように~」です。
(NHKBSハイビジョン 12月20日(土)PM 8:00~9:00)
内容は、ターシャさん最晩年の日々、今秋の庭の様子、
子や孫、友人へのインタビューなどです。
忘れないように、カレンダーにメモしておかなくては…

私たちは同じ道を同じ方向に向かって歩いているのよ
私は死ぬことを決して畏れていないわ
花がいつか枯れていくように、それはすべての命がたどり着くことなのだから、
悪いことのはずがない
だからあなたもしっかり生きて
自分が望むように。
(…孫のウィンズローさんに語った言葉~HPより)

ところで、昨日12月8日は、ジョン・レノンが凶弾に倒れた日でした。
人種・宗教の違いを超えた「イマジン」の平和な世界…
戦争や紛争に利害が絡んでいる限り、
彼の夢のユートピアは、永遠に叶えられないのでしょう…

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「走れ!ポストマン」…キューバ

結論から言えば、残念ながら今回は、感動には至りませんでした。

依頼人はアマチュア天文家として有名な関勉さんで、
天文に関心の無い人でも、池谷薫さんと共に発見した、
「池谷・関彗星」の名前はご存知でしょう。

「池谷・関彗星」に感動したキューバの音楽家から届いた楽譜にお礼を、
との依頼…
それにしても、43年間もそのままだったなんて信じられません。

「当時、国交が無かったから…」が理由になるのでしょうか?
住所が分かっていたのですから、せめて礼状位は送れたでしょうに…
スペイン語が出来なくても、中学生程度の英語なら書けるでしょうし…
しかも送られた楽譜を、一度も演奏されたことが無かったとは…

43年は余りに長すぎました。
「ホセ・カレヨ」さんは4年前に亡くなられていたのです…
発見した小惑星にホセさんの名前を付けたとしても、
天体写真と認定書を墓前に捧げても、
その小惑星にお礼を言ったとしても、
現実的な私には、それは関さんの自己満足に過ぎない様な気がしました。
生きているホセさんに言ってこそ、お礼なのですから…

今回のポストマンは中村竜さんでしたが、
キューバの交通事情を日本と比べて、あれこれ言われていましたが、
ちょっと、大人気無かったのでは…

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「大女優がやって来た」 (2)

ピジョン  「いいこと、芝居の役以外では、女優は泣いてはいけないわ。
              泣くと目は腫れ上がるし、鼻は赤くなる。
             人前に出せる顔じゃなくなるの。
             私のモットーは、
             『涙は、お金が払われてこそ、流す価値がある。
             …私は、涙が涸れる程、泣いていまったけど…」

セーラ   「ピジョンはエチケットの本なんか必要無いわ。
            何をしても決まってるんだもの。生まれつき完璧なの。」
ヘティ    「まったく! 完璧な人なんて、いませんよ。
             少し興奮し過ぎよ。落ち着きなさい。お茶を飲むと良いわ。うん?」

セーラ   「伯母さま、お茶は腎臓に良くて、利尿作用がありますわ。
            でも、フェリシティの所へ急ぎますので…」

ヘティ   「まっ!セーラ・スタンリー!
           若い娘が、『利尿作用』なんてこと、口にすべきじゃ
           すべきじゃないわ…」

すっかりピジョンに影響されたセーラに、ヘティ伯母さんもお手上げ状態です…

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<第2シリーズ>
第24話「大女優がやってきた」(It's Just a Stage)より

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「ウルルン・リターンズ」…ネパール(藤原竜也さん)

2000年3月26日の放送だった藤原竜也さんのウルルン。

屈託の無さげな17歳の若者と、ネパールの健気な6人姉妹との出会い…
跡取り息子が欲しかったお父さんとも…

ネパールでは婿を迎えることが無いので、たとえ仮初めの息子であったとしても、
夢が叶って本当に嬉しそうでしたよね。

最終回スペシャルでのビデオレターによれば、
今でも、息子の帰りを待っているようでしたが…

今回、藤原さんと同い年の、次女・ザンネソーリさんとの未公開シーンが、
多く加えられていた様に感じました。

ザンネソーリさんは、親の決めた人と結婚をされていましたが、
“結婚は辛い…”と語っていたし、表情からも幸せそうには見えなかったです。
彼女は、藤原さんに恋し、帰りを待っていたから…
ゼンネソーリさんにとって藤原さんは、“永遠の恋人”なのかも知れませんね。

ビデオレターを見ていて、彼女の気持ちを知ってしまってたから、
尚のこと、“いつまでの待っている”の別れの言葉に泣けました。

・・・感動の余韻に浸る間もなく、映し出された徳光さんの姿・・・
「・・・・・ザンネソーリはザンネンそう」・・・残念なのは私の方ですよ。

毎度の事ですが、お粗末な一句は要りません。
折角の感動が台無しですよ。
お願いですから、感動のまま番組を終わらせてください。

ザンネソーリさんにも、藤原竜也さんにも、ウルルンファンにも失礼ですよ。

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「大女優がやって来た」 (1)

セーラの従姉妹で、大女優のピジョン・プラムトゥリーが
アボンリーにやって来ました。
でも、ヘティは女優という職業を否定していました…

ヘティ     「女優ってのは、私認めないの。
      フッ!!世の中の役にも立たない存在よ。

オリビア  「演ずることも立派な職業だわ。
      学校で子供達に詩の朗読をさせるけど、あれも演技のうちよ。

ヘティ     「い~え、詩の朗読は演技とは違います。
      私はあくまで記憶力の勉強として、やらせてるの。
      別物ですよ。
      俳優って、人を騙す仕事でしょ! 
      他の誰かに成り済まして、お金儲けするなんて、
      詐欺に近いじゃないの。

ピジョンがローズコテージに到着し慌てる一同…
ヘティ     「あ~待って~ このローズコテージの主人は一応私です!
      私が出ます!

さすが大女優、褒めてるのか、けなしてるのか…
ピジョン 「あ~、ここがローズ・コテージなのね。
      なんて、こぢんまりと可愛いお家なのかしら。
      心地よいお部屋。狭いけど、その分落ち着けそう。
      まぁ~、家具も押し合いへし合いだけど
      上手に収まってるじゃありません~

そして、かなり図々しい…
ピジョン 「…分かるの、この感じ…これって酷い頭痛の起こる前兆なの。
      ねぇセーラ、さっきチョコレートがあるって言ったわね。
      チョコレートは、頭痛にとても効き目があるんだけどねぇ…」

ヘティ     「いいわ、セーラ、チョコレートをあげて。
      …チョコレートを惜しんで頭痛になったなんて言われたくないわ。

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<第2シリーズ>
第24話「大女優がやってきた」(It's Just a Stage)より

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ウルルンの本

図書館に行ったついでに、『世界ウルルン滞在記』(ポプラ社)を借りてきました。

番組が終了したことで、この本には、全放送リストが載っていました。
(それが見たくて借りたのですが。)
他に、多数のインタビュー、スタッフ裏話、ウルルン年表、
ウルルン世界地図などが載せられていました。

第1回目は1995年4月9日で、旅人は奥居香さんでスペイン・フラメンコ編、
最後の旅人は、「さよなら再会スペシャル」を除けば、
2008年8月10日、フランス・オリジナル家具作りの三田村邦彦さん。

最多は、ミスター・ウルルンこと、山本太郎さんの10ヶ国。
延べ688人のレポーターとありましたが、何度も出演された人も大勢いました。
それにしても、104の国と地域は凄いです。

スタッフのエピソードとして、
パプアニューギニア・ラバウルの取材で、現地の人から、
「日本の兵隊さんに、本当に良くして貰いました。」と言われたとありましたが、
嬉しいエピソードです。

ところで明晩のリターンズの旅人は、藤原竜也さんですね。
「ネパールの6人姉妹と、息子が欲しかったお父さんに出会った~」ですね。
(2000年3月26日放送)

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香り…

最近耳にする言葉に「匂いフェチ」というのがあります。
人それぞれ好みの違いはあっても、
匂いで癒されることって、確かにありますよね。

以前は「お香」を愛用していました。
と言っても、本格的なものでは無く、
菫や薔薇、百合といった花の香り(『花の花』)の線香(香水香)や、
コーン型になっているお香なんですが…

香りそのものは勿論のこと、立ち上がる煙を見つめているのも、
穏やかな気分になり、とても癒されるものです。

私は自分に香水を使うことは、殆どありませんが、
アロマテラピーとして、また、芳香剤代わりにも使っていて、
ここ数年は「グリーンティ」の清々しい香りが気に入っています。

ところで若い頃、柑橘系のオーデコロンが流行っていました。
お手頃価格のもので、資生堂かマックスファクターだったような…?

レモン色の液体が、直方体のシンプルなガラス瓶に入っていました。
小さな香水瓶(バルブアトマイザー)に入れて、使用していましたが、
あのコロン、商品名は何だったのかしら…?
「ライム」のような気もするけれど…

パヒューム、オードトワレ、パルファンなどと言うよりも、
「香水」の響きが好きです…
では「グリーンティ」は「緑茶」ですね…

20081203

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夢…

“自分は熟睡するから夢は見ない”と言う人も、
実際は見ているのだけれど、記憶に残っていないだけなのだとか…
また目覚めた時に覚えていても、
数時間経つと、すっかり忘れてしまうものですね。

でも、たまに忘れない夢もあります。
大抵は怖い夢なのですが…先日の夢もそう…

戦前なのか戦中なのか、はたまた戦後の混乱期なのか…
20代くらいの自分…
場所は殺伐とした施設内…収容所、又は病院…
視線を向けた先には、異様に大きなマスクを掛けた看護婦が、
乳幼児の頭に軟膏を塗っている…
その子の坊主頭には無数の爛れがあり、顔は腫れで変形している…
怪我なのか病気なのか…苦痛なはずなのに、虚ろな目をして泣き声すら出さない。
“天刑病では…?”
と察した時、自分も同病と悟り、医師に「移りますか?」と聞けば、
「移ります」の一言…
“二度と家族とも友達とも会えない”と絶望的に苛まれながら、
ゴーストタウンの様な街の一本道を、空しく歩いていると、
5~6歳位の女の子が傍らに居る… 
「おかあさんは?」と尋ねれば「みんな殺された…」との返事…
“この子も一人ぼっちなのか”と、
2人が当てもなくとぼとぼと無気力に歩いていると、
突然、背後に、ただならぬ気配を感じ、
振り向くと、明らかに常人とは思えない(狂人らしき)一人の男が走り来る…
私達を追い抜き、10メートル程行った所で突然振り返ると、
薄ら笑いを見せながら銃口を向け、いきなり発砲…
命中したものの死には至らず、恐怖の余り、二人共、声も出ない…

銃声に気付いたのか、男を追っていたのか、警官らしき人が出現し、
男を銃殺し去って行ってしまった…
“助かった!”と思ったのも束の間、男はムクッと上体を上げ、
意味不明な叫び声を上げながら、四方八方に撃ち続けるのだった…

…まだ起きる時間では無かったけれど、再び眠れそうに無く、
“貘に喰わせろ”を、胸の中で5回唱えても(通常は3回)、
いつまでも動悸は収まらなかったです。

…取るに足りない夢の中の出来事…
でも地球上には、比較にならない程の恐怖と絶望感に晒されている人達が
大勢いるのですから…

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「走れ!ポストマン」…韓国

先週、放送した風船のお話、新シリーズかと思っていたら予告でした。
(今、録画を見て知りました。)

風に運ばれてやって来た白い風船…
風船にはハングル語で書かれた手紙が結ばれていました。

拾ったのは、山形県の川崎修さん。
日本人が忘れかけている家族への愛が書かれていたことに感動した川崎さんは、
少年の夢がサッカー選手と分かり、返事の手紙とサッカーボールの配達を依頼。
今回のポストマンは松木里菜さんでした。

比較的国土は狭いし、インターネットの進んでいる国なので、
案外簡単に見つかるのでは?と思いましたが、
手紙には名前しか書かれてなかったことで、意外に難航…
ポストマンは、新聞に記事を載せて貰うことを思いつきました。これ名案…

今回私が感心したのは、韓国の人達が皆さん親切で迅速な応対だった事と、
日本語を話せる人が多かったことです。

もし逆だった場合、日本のお役人は、あの様に出来たのでしょうか?
それに、何処の機関にも、韓国語を話せる人が常に居るのでしょうか?

義務教育で英語を教える事も重要とは思いますが、
近隣の国の言葉も教えてもいいのに…

ところで、他の風船の行方が気に掛かります。
どこかで、ゴミと化しているのかも知れませんね。

余談ですが、松木里菜さんは、和服の似合いそうな美しい女性でした。
美しい人というのは、装った時より、無造作にしている時の方が、
より美しさが際立つことを再認識させられました。

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