「氷上の熱戦」 (2)
スケートが出来ないために、チームのお荷物状態のセーラと、
マタニティーブルーのジャネットとの会話が、感動的でした。
セーラ 「スケートしたくないの。上手くならないし…」
ジャネット 「簡単に諦めるなんて、あなたらしくないわ。」
セーラ 「あたしは、チームに必要無いのよ。
みんな、すぐ邪魔扱いして…下手とか、のろまとか言うの…」
ジャネット 「人が何を言おうと、気にしないの。
悪口なんかに、耳を貸さないこと。
気にしてたら、何にも出来やしない。自分にもっと自信を持って…」
セーラ 「伯母さんみたいに、自信無いのあたし…」
ジャネット 「セーラったら…誰にも分からない…」
セーラ 「どうしたの?…泣いたりして」
ジャネット 「人にはもっともらしいこと言っても、自分は、まるで自信が無いのよ。」
セーラ 「何がなの?」
ジャネット 「何もかも…10年近く子供を産んでないし、とっても怖いの。」
セーラ 「いいえ、大丈夫よ。」
ジャネット 「赤ん坊の世話って大変なのよ。育て方も忘れてしまったわ。」
セーラ 「忘れてないわ。」
ジャネット 「三人の子供の世話も、ろくにしてないのに…」
セーラ 「ちゃんと見てるわ。素敵なお母さんよ。」
ジャネット 「本当にそう思ってくれる?」
セーラ 「ええ、もちろん!理想のお母さんよ。
助けてくれる人もいる。
アレック伯父さんは、頼りになるお父さんだし、
フェリシティは、赤ちゃんの面倒を見るって、張り切ってるし…」
ジャネット 「ありがとう、セーラ。
あなたに言われて、気分がとても楽になったわ。」
セーラの頑張りでチームは勝利し、ペグの暮らす森は守られた上、
キング家の四人目の赤ちゃんも、無事に産まれました。
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