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「病める娘」

「病める娘」は、サナトリウムから戻ったセシリーのことなのでしょうが、
私には、フェリシティの事のようにも思えてなりませんでした。

ガスからの手紙をセシリーに読んで聞かせている時は、
あんなにも幸せそうだったのに…

Felicity  「ガスから手紙が来たのよ。
            『ジャマイカの海は、本当に真っ青です
            昼間は、毎日がカナダの夏のようで、夕方、太陽が沈んで行くさまは
            言葉では、とても表せません
            でも、昼間が夏のカナダより短いので、夜が長く感じられます
            特に君のことを・・・』
     この先はいいわね。
           医科大を辞めること、ガスに何て言ったらいいか…」
Cecily   「ガスなら、分かってくれるわよ。」

また、オリビアとは、こんな会話も…

Felicity  「…ガスはあたしのこと、よく解ってるの。
            一緒に居ると、自分に素直になれるのよ。」
Olivia    「ステキね。あなた達、心が通じ合ってるってことでしょ。
            この広い世界で、そんな人には、そうそう、巡り逢えないないわ。」
Felicity  「オリビア叔母さん…
            何だかみんなが、あたしに期待し過ぎてるような気がして…
      でも、ガスは、あたしに何にも望まない。
            だから、二人で暮らせば、幸せになれると思うのよ。」
Olivia    「きっと幸せになれるわ。ガスに逢えて良かったわね。
            ガスも、あなたがいて幸せよ。」

それなのに、あんな悲しい報せが届くだなんて、
「嘘でしょ!?」と、心の中で叫んでしまいました。

ラストシーンは、灯台の横で一人佇み指輪を見詰めるフェリシティ、
そして、両手で顔を覆って泣いている…可哀想過ぎますよ~

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<第6シリーズ>
第78話「病める娘」(The Homecoming)より

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