« 「走れ!ポストマン」…フィリピン・レイテ島 | トップページ | 『マディソン郡の橋』 »

「自立へのストローク」

「情報発 ドキュメンタリ宣言」…
偶然見た前回は、長門裕之さん南田洋子さん夫妻のドキュメントで、
夫婦のあり方について考えさせられました。

今回のタイトルは、「自立へのストローク」、
重い障害を持って生まれた浜松市の青年と、彼を赤ちゃんの時から育て、
立派に自立させた、里親のおばあちゃんのお話でした。

北京パラリンピック、50m平泳ぎのゴールドメダリストである鈴木孝幸さんの両親は、
障害ゆえ、あまりのショックで育児放棄をしてしまったそうですが、
どんな障害があろうとも、親として、決して許される事ではありません。
とは言っても、それはあくまで他人事だから言えること、
もし自分だったら・・・と考えた時、絶対しないと言い切れる自信はないのです。

鈴木孝幸さんを、21年間、両親に代わって育てたのは、
里親のおばあちゃんこと、小松洋さんという、
大らかで、常に笑みを絶やさない観音様のような女性でした。

我が家に赤ちゃんがやって来ると知った時、親なら誰でも夢を抱くものです。
“男の子がいい、女の子の方が・・・頭が良ければとか、可愛らしい顔とか…
でも結局、最終的な望みは「五体満足」であればいい。”となる訳です。

以前、乙武洋匡さんの『五体不満足』を読んだ時にも感じた事ですが、
元々強い精神力の持ち主なのか、育てた人物が立派だったのか、
それとも障害が強くさせたのかは分かりませんが(多分全部でしょう)、
ご本人は勿論のこと、乙武さんを育てたご両親にしても、
小松さんにしても、どうして、これ程までに強いのでしょう。

現在、早稲田大学、教育学部在学中の鈴木さんは、
“折角こういう身体に生まれたのだから、色んな事が出来るところを見せたい”
と語っていました。
五体満足なのに、この歳になっても何も出来ない自分が恥ずかしいです。

人間を評価する基準というのは、人それぞれでしょうが、
家柄や経済力でも無いし、容姿でも無いです。
要するに、どんな人生を送っているかなのではないでしょうか?
生きていくのに重要なのは、精神力で、
「五体満足」であっても無くても、結局は関係無いのかも知れません。

それにしても、パラリンピックの放送が申し訳程度なのは何故でしょう?
オリンピック以上に、勇気と感動を与えられるのに…
〔経済効果が少ないからなの…?)

|

« 「走れ!ポストマン」…フィリピン・レイテ島 | トップページ | 『マディソン郡の橋』 »

* ドキュメンタリー」カテゴリの記事