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「走れ!ポストマン」…アゼルバイジャン

“ウルルンの後番組は見ないかも…”、と思っていましたが、
昨夜の「地球感動配達人 走れ!ポストマン」、録画してしまいました。
最初のポストマンは松井絵里奈さん、依頼人は義肢装具師の瀧谷昇さんでした。

瀧谷さんは、年3回、アフガニスタンに義肢を届ける活動をしていて、
そこで、アゼルバイジャンから出稼ぎに来ていた設計技師の男性から、
脊髄損傷で歩けない妹(実際は娘でした)の為に、
装具を作ってくれるよう頼まれていたのですが、
瀧谷さんが、次ぎにアフガニスタンに行った時には、男性は帰国していたので、
装具が渡せないままになっているとのこと…

直接渡す予定だったので、男性の名前も分からないし写真も無い。
判っていいる手がかりは、ごく僅か、
住所がアゼルバイジャンのバグーで、女性の名がサラさんで24歳ということだけ。

通訳やスタッフがいて、最低の身の安全は守られているものの、
目的地までの行動は、全てポストマンの自己責任というのがルール、
ポストマンの情報収集行動に、現地の人達から、
「カメラで撮るな!」と言われても当然ではと思いましたが、
ゲストの「なぜ、カメラ撮影が駄目なんだろう?」の一言には驚きました。

外国人に“平和ボケしてる”と思われても仕方ないでしょう。
テレビ向けの発言だったのでしょうが…

苦難の末、サラさんに届けられた装具、
サラさんは、松井さんに支えられ、13年ぶりに立つことが出来ました。
微笑みを浮かべ、松井さんの頬に口付けしたサラさん。
でも、サラさんが受け取ったものは装具だけで無いでしょう。
異国の人の優しさと勇気、そして、生きる喜びや夢だったのかも知れません。

「走れ!ポストマン」は、ウルルンとはまた違った感動がありました。
次回からも見てしまいそうです。

ところで、松井さんが嬉し泣きしたり、感動の涙を流したりした時、
「(良い事をしてるのに)なぜ泣くの?」と、二度も言われていましたが、
外国人だって、涙は、悲しい時や悔しい時だけでは無いでしょ…?
これ、ウルルンの時にも、旅人がよく言われていましたが…

でも、今回の場合は、
「涙を流している時ではない。
相手に不安を与えないためにも、強い気持ちでいなければ!」
ということなのですね。

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