「二人の求婚者」 ジャスパー
セーラとフェリックスは、オリビア叔母さんの結婚相手には、
ジャスパーこそが相応しいと、知恵を絞ります。
「よき人は…夜のように美しい。
星の瞬く薄墨色の夜のように、中に際立つ漆黒の輝き、
それは、夜空の星に似た、二つのひとみ…」
オリビアを想って呟くジャスパー…
「君に選んで欲しい。いや~違う。君に聞きたい。
いや違う。承知して欲しい。その~…オリビア、僕と結婚して欲しい…」
セーラに励まされ、ようやくプロポーズしたジャスパーに、
オリビアが返事をしようとしたその時、
フェリックスの友達のテディが、古井戸に落ちたとの報せが…
「…汽車の切符は、無理すれば二枚は買えるだろう。
金はないが、僕の愛情だけは、たっぷりある…」
(2度目のプロポーズの言葉)
オリビアが選んだのは、勿論、金持ちで不誠実な昔の恋人エドウィンではなく、
お金も職も無いけれど、誠実なジャスパーでした。
<第2シリーズ>
第19話「二人の求婚者」(May the Best Man Win)より
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