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2008年10月

「COOL JAPAN」…インスタント(Instant)

クールジャパン、29日放送のテーマは、「インスタント」でした。

コーヒーやご飯など、色んな種類の「インスタント食品」や、
200種類のインスタントラーメンが用意され、調理してくれるお店、
ダンボールハウスまである「インスタントの防災グッズ」、
最新の冷凍技術の「セル・アライブ・システム」、
それに、「ふろしき」でした。

私が興味を感じたのは、「ふろしき」。
サイズや素材、柄が豊富で、上手く使いこなせたらステキですね。

「エコバッグ」という言葉も無い頃から、
いつもバッグには、布地の手製「手提げ袋」を忍ばせて来ましたが、
風呂敷では、直方体の物しか包めないような気がします。

番組では、ふろしきを日常愛用しているという、
「ふろしき王子」こと横山 功さんが、品物に応じた包み方を披露してくれました。

見ている時は、“なるほど!”と思っても、いざとなると、やっぱり難しそう…
ある程度のスペース(風呂敷を広げるための)も必要なので、
やっぱり袋の方が手っ取り早いのですね…
でも、練習してみたいとは思いました。

今回のベスト・オブ・クールは、「セル・アライブ・システム」でした。
最新の冷凍技術は凄いです!

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「生きていた母」 (3)

花売りの女イライザを伴い、アボンリーに帰ったガスとフェリシティ。
イライザの手がかりを探そうと、ヘティに教えられた家を訪ねたてみたり、
最後の手段として、フェリックスに手伝って貰って、
「1863-1894」と記されたイライザの墓を掘り出してみたり…
棺の中には、石だけが入れられてあった…

しかも、イライザの記憶にあった崖の「祭壇岩」の下には、
ガスの父・エイブ・パイプとイライザの結婚写真が埋められていて、
その額の裏に隠されていた、クレーン船長の写真には、
「イライザへ 我が真実の愛 イジーケル・クレーン」と書かれてあった…

<ラストシーン>
Gus   「母さんと、クレーン船長を捜しに行く。
           本当の事を知ってるのは船長だけだ。
           …もう行くよ…さよならだな。」
Felicity「ええ、そうね。」
Gus   「結婚すると言ってくれ。
           今度は、約束なしで行かせないでくれ。
           俺のものになって欲しい…」
Felicity「あたしは、永遠に…あなただけのものよ。」

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ガスは島の人間では無かったはず…
でもそれは、幼かったため記憶が無かっただけかも知れないけれど、
「…おふくろが言ってました。」(「亡き親友の妻」)
と言っていたこともあったのに…

ヘティはエイブ・パイプの奥さんの情報を知っていたのに、
何も言わなかったのはなぜ?

イライザの棺には石しか入って居なかったし、
エイブ・パイプとイライザの結婚写真もあったことから、
彼女はガスの母に間違いないのでしょうが、クレーン船長との関係は…?

イライザに「これからは、ずっとそばにいる。」と言っていたガスは、
「本当の事を知るため、母さんと船長を捜しに行く」はずだったのに、
最後まで謎のまま…

謎の多いアボンリーの中でも、ガスは、特に謎(矛盾)が多かった様です。

<第6シリーズ>
第66話「生きていた母」(The Return of Gus Pike)より

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「生きていた母」 (2)

Gus     「返す必要は無いよ。これは君にやったんだから君の物なんだ。
           …取れよ。」
Felicity 「どうして!…シャーロットはいらないって!」
Gus     「何、訳の分かんないこと言ってんだよ!
     何でシャーロットに、これをやるんだよ!」
Felicity 「とぼけないでよ!あの人と婚約してるんでしょ!」
Gus     「婚約?…どっから、そんなバカげた事を思いついたんだ。
     シャーロット・エイムズは結婚してる。俺が乗ってた船の船長とな。」
Felicity「結婚してるの?
     …だって、あなたが手紙でちゃんと書いてくれないからじゃない!
     おかげで、とんだ恥をかいたわ!」
Gus     「ありもしない事を、どうやって書けって言うんだよ!
     『やぁ、フェリシティ、俺なぁ、シャーロット・エイムズと婚約してないよ。』
     …そっちだって、通り一遍なことしか、書いて来ないじゃないか!」
Felicity 「あなたが何も言ってくれないからじゃない!
     男の人が何も言わないのに、どうして…」
Gus     「おい、ちょっと待てよ!フェリシティ…」
Felicity 「あなたと言い争っている暇なんか無いの!
     勉強が山積みなんだから……ガス、御免なさい…」

誤解と分かって機嫌を直したフェリシティなのに、
指輪はガスがしたままなのは、なぜ?

フェリシティを送ろうとした時、二人は花売りの女に遇いますが、
その女性は、ガスの指輪を見て、
「イジーケル・クレーン船長だわ。」と言うのです。
(それで、ガスがしている必要があったという事なのでしょう。)

記憶を無くしているらしい花売り女を、
フェリシティの下宿に泊めてあげることに…

“この人は、死んだはずの母なのでは?”と直感したガスは、
手がかりを探すため、女を連れアボンリーに帰るのですが…

(話しが“ガスとフェリシティ”から、“ガスと謎の花売り女”になります。)

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以前にも書きましたが、このルビーの指輪は、
ガスがクレーン船長との別れの時に、“友情の証”として貰ったもので、
船長が見つけた、“海賊の宝物”の中の一つなのです。
(第22話「海賊の金貨」)
よって、イライザ(花売り女)は指輪の存在を知らない筈では…?

<第6シリーズ>
第66話「生きていた母」(The Return of Gus Pike)より

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「生きていた母」 (1)

ハリファックスの医科大学に進学したフェリシティは、
教授に差別を受けながらも、男子学生に負けじと頑張っていました。

講義が終わり、引っ越しの手伝いで、
滞在していたフェリックスと下宿に向かっていると、
偶然、市場で女性と親しげにしているガスを見掛けます。
二人の様子に、怒り心頭に発します。

「今にもしなだれかかりそうだったじゃない!公衆の面前でよ!
何てはしたない女!品性というものが欠けているのよ!」
(完全ににジェラシーです。)

「でも美人だったよ。」と言うフェリックスに、
「美人?…何に付けても趣味の悪い子ね!」と一蹴。

ガスに貰ったルビーの指輪を外し、
「…本人に突っ返してやるわ!こんな酷い侮辱を、受けたんですからね!」

フェリックスの「侮辱って、ガスが何かした?分かんないよ。」に、
「そうでしょうね。男だもの。何も分かってないのよ。」…(その通り!)

フェリシティは、ガスの居所を探し出し、
一方的に指輪を返してしまいました…

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(驚くほど大人っぽくなったフェリックス!)

<第6シリーズ>
第66話「生きていた母」(The Return of Gus Pike)より

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「走れ!ポストマン」…ロサンゼルス

前回放送の、中尾明慶さんの続きを見ようと思っていたのに、
あれは予告では無く、シリーズだったようです。

昨夜のポストマンは飯沼誠司さんで、
香川県の「南ファミリー劇団」の座長、山口英二朗さんの依頼を受け、
17年前に約束した千代紙(実際は折り紙だった)を、
ロサゼルス在住の、日系二世・キャサリン井上さんにお届けするというもの。

17年前のロサンゼルス公演の際、お世話になった井上のおばあちゃんに、
翌年の公演の時に、千代紙を持って行くと約束したのに、
行けなくなってしまい、約束が果たせなかったとのことですが、
なぜ、送ってあげなかったのでしょうか…?
井上さんからは、クリスマスカードが送られて来たと言うのに…

井上さんは、最近引っ越しされていたため、ご近所を尋ねたところ、
厳しい応対に遭ってしまいました。

日米の意識の違いと言うより、たとえ日本国内の場合であっても、
カメラを回す以上、事前に許可を取るのは初歩的なルールで、怒られて当然、
最悪の場合、発砲される事だってあるでしょう。

取材に対する姿勢というか、プライバシーに対する認識の甘さと言うか、
平和ボケと言うか、まずは、カメラなしで行くべきだったのでは…

何はともあれ、キャサリン井上さんは見つかり、
折り紙が届けられて、本当に良かったです。
(井上さんは、“千代紙を送ってくれると約束した”と話していましたが?)

それにしても、とても92歳とは思えない井上さんに、ビックリしました。
でも、なぜ本物の千代紙も、届けてあげなかったのでしょう…?

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『ターシャ・テューダーのクックブック』

「フレンチドレッシング」というと一般的に、
“サラダオイル、酢、塩、胡椒”かと思いますが、
『ターシャ・テューダーのクックブック』(相原真理子 訳 文藝春秋)の中の、
「フレンチドレッシング」には、色んなハーブが入っていました。

20081026

< フレンチドレッシング >

同割のオリーブオイルとアップルビネガーに、
ケチャップ、砂糖、塩、コショウ、ドライマスタード、タバスコ、ウスターソースと、
皮をむいた小タマネギ、皮をむいたニンニク、
タイム、チャービル、タラゴン、バジルが入っています。
掛ける際に取り除くため、小タマネギ、ニンニク、ハーブ類は刻んでありません。

想像しただけで、ターシャさんのお庭の香りがしそうです。
全部のハーブが揃えられたら、是非、作ってみたいと思います。

<トマトのサラダ>

新鮮なトマトの皮をむき、5、6mmの厚さにスライスして、お皿に並べます。
フレンチドレッシングをかけ、みじん切りにしたバジルを散らして、
味が染みるよう、しばらく置きます。

<アボカドとグレープフルーツのサラダ>

皮をむき、中身を丁寧に取り出したグレープフルーツ(1個)をボールに入れ、
みじん切りにした小タマネギ1/2と、フレンチドレッシングを加えて混ぜ、
1時間置きます。
食卓に出す直前に角切りにしたアボカド(1個)を加え、
グリーンレタスを敷いた器に盛りつけます。

まずは、フレンチドレッシングを作らなくてはいけませんね。
でも、季節感ゼロでしたね…

※ 本には、材料の分量書きがありますが、ここでは省きました。

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「ウルルン・リターンズ」…エクアドル(上地雄輔さん)

昨夜の「ウルルン・リターンズ」は、
「羞恥心」の上地雄輔さんが旅人でした。
行った先は、南米、赤道直下の国、エクアドル共和国。

「…6年前の当時は、彼のスケジュール表は真っ白で、
“羞恥心”という言葉も知らなかった。」と紹介、
もし事実としても、失礼でしょう。

ワオラニ族の人達は、気持ちを即興で歌う人達で、
いきなりそれを求められても、上地さんに出来なくても仕方ないですよ。
ミュージシャンならいざ知らず、普通の人には無理ですよ。

皆さん優しい表情の人ばかりで、猿を御馳走で出来なかったことが、
何より残念だったようでしたが、
上地さんにとっては、むしろ“助かった!”のでは…?

上地さんのお祖父さんが持たせてくれた「お餅」の材料で、
安倍川餅と磯辺巻きを作り、振る舞っていましたが、
一番美味しそうに食べていたのは、上地さん御自身に見えましたね。

日本人にとっては辛い食べ物なのに、嫌そうな表情も見せず、
常に笑みを絶やさないで食べていた上地雄輔さん・・・
本当に辛抱強くて優しい人なんですね。感心しました!

それなのに、最後の、
「上地さん 知識はないが 知恵はある」(違っていたら御免なさい。)
の一句…
褒めているつもりかも知れませんが、はっきり言って要らなかったです。

前回の時も感じましたが、
感動的な別れのシーンのまま、終わって欲しかったです。

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日めくり万葉集

昔から万葉集には興味はありましたが、歌はほとんど知らず、
知っている歌人も、大伴家持、山上憶良、柿本人麻呂ぐらい…

BShiに「日めくり万葉集」という番組があります。
月曜から金曜日の午前6:55~7:00の放送というたった5分間ですが、
見るのが難しい時間帯…(再放送はもっと難しい…)

番組HPのバックナンバーに、こんな素敵な一首がありました。
(選者は田辺聖子さん)

 来むと言ふも 来ぬ時あるを 来じと言ふを
 来むとは待たじ 来じと言ふものを

              (第四巻「相聞」527番目)

(訳)
あなたは、「来る」と言っても、来ない時もあるのですから、
「来ない」と言っていても、もしかしたら「来るかも知れない」などと、
期待して待つのは止めましょう。
だって、「来ない」と言ってるのだから…

早口言葉みたいなこの歌、
「断じて期待はすまい」と自分に言い聞かせているわけですが、
それでも諦めきれず、微かな期待を捨てきれないのでしょうね…

これを詠んだ、
「大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)」という女性に、
お目にかかりたいです。

「日めくり万葉集」
http://www.nhk.or.jp/manyoushuu/index.html

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アボンリーの動画

日本での「アボンリーへの道」は、毎回必ずカットされていましたが、
やっぱりノーカットで見たいですよね。

取り敢えず私は、You Tubeから、ノーカット版をダウンロードして見ています。
(「言葉の壁」がありますが…)

前回の再放送の時に放送されなかった「あこがれの人」も、
ダウンロードして見ましたが、
「イライザおばさんの訪問」は、投稿者がしないようで、
残念ながら、見ることが出来ませんでした。
(探し方が足りなかったのかも…?)

最初の放送の時に見たので、大体は憶えていますが、
それでも、もう一度見てみたいですよ。
イライザおばさんとジャネットの、泣けるお話でした…

「あこがれの人」には差別用語があったと聞きますが、
「イライザおばさんの訪問」は、何が問題だったのでしょう?
断り書き付きにするとか、音声を消すとかして放送して欲しかったのに…

動画の検索は、road to avonlea の後に、タイトルの原題を入れればOK!
たとえば、「あこがれの人」だったら、road to avonlea moving on です。

タイトルの原題が分からない方は、アボンリーのタイトルをどうぞ。

※ 3話分だけですが、「ニコニコ動画」で日本語版が見られますよ。
  (パスワード登録が必要)
  第1話「プリンス・エドワード島へ」、
  第24話「大女優がやってきた」
  第91話(最終回)「幸せな結婚式」、その他
  (2010・6月現在)

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赤い羽根共同募金

赤い羽根共同募金、緑の羽根共同募金、年末助け合い募金、
募金とは別に、日赤社費、花火大会の寄付、
大災害があった時の寄付…
日本に住んでいれば、たとえ強制的であっても、仕方のない事なのでしょう。

以前は、組長が戸別に集金して回っていましたが、
その後、回覧板に、赤い羽根とお金を入れる封筒を挟み、
回していました。

でも、10年位前からは、町費から一方的に払わされる方式になり、
羽根だけが回覧されて来ました。
私は、いつも取らないでお隣さんに回していましたが…

羽根は、ピンで襟元などに刺す様になっていたのに、
いつ頃からか、小さいシール付きになりました。
シールでは、服に付くとは思えません…

今年も10月に入って早々、回って来た回覧板には、
羽根ではなく、羽根のイラストが描かれたシールが挟まれていたのです。
遂に、小さな紙のシールになってしまったというわけ…

子供の頃から、
“赤い羽根を作る予算を、本来の目的に使った方が有意義なのに”
と思っていましたが、
大抵の人が、捨ててしまうのでは?と思われるシールを配るとは…

でも、TVに映る政治家の胸元には、今年も、本来の羽根が刺されていました。
羽根にも、色々あるのでしょう。
幾つになっても、世間は理解しがたい事ばかりです。

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『泥だらけの純情』

今週の13時からの「衛星映画劇場」は、
60年代に封切られた、吉永小百合さん主演の映画特集で、
21日は、『泥だらけの純情』でした。

以前の放送時に録画し、DVDに保存してあるので、
いつでも見ることは出来るけど、TVの前の映画鑑賞をしてしまいました。

チンピラの次郎(浜田光夫)と、大使の令嬢の樺島真美(吉永小百合)、
住む世界の違う、孤独な二人の悲しい純愛・・・
やはり、何度見ても、泣ける映画でした。

感想は、『泥だらけの純情』に…

月曜日は、『ガラスの中の少女』『草を刈る娘』が放送され、
今日の放送は、『こんにちわ20才』
木曜日『父と娘の歌』、金曜日『愛と死の記録』で、
11月6日(木)には『明日は咲こう花咲こう』が予定されています。
既に感想を書いた様に、放送された作品ばかり…

懐かしい映画を放送してくれるのは嬉しいけれど、
同じ作品ばかり繰り返されるのが不満なのです。

出来れば、まだ放送されていない映画を見たいのです…

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『足跡』

『足跡』(童心社)は、矢沢 宰の詩集『光る砂漠』の日記編(詩もあり)で、
13歳から入院生活を余儀なくされた、彼の叫びが聞こえます。

20081021

『足跡』 矢沢 宰≪光る砂漠≫日記編 「若い人の絵本」シリーズ(童心社)

偶然にも、矢沢 宰さんとは、遠い遠い繋がりがありました。
矢沢さんは、私の友達の知り合いの、高校時代の後輩だったのです。
友達の同人誌の仲間のその人は、短大の国文科の先生なのですが、
矢沢 宰さんとは、部活も同じ(文芸部)だったそうなのです。

< 小道がみえる…… >(絶筆)
小道が見える
白い橋もみえる
みんな
思い出の風景だ
然し私がいない
私は何処へ行ったのだ?
そして私の愛は

21歳で亡くなった後に、病床から発見された詩ですが、
この詩を書いた時の彼の気持ちを想像すると、胸が痛みます。

啄木も、中原中也も、立原道造も、八木重吉も、そして矢沢 宰さんも、
みんな美しい置き土産を残し、青年のまま逝ってしまいました。
私の好きな、梶井基次郎も新美南吉も…

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「走れ!ポストマン」…アゼルバイジャン

“ウルルンの後番組は見ないかも…”、と思っていましたが、
昨夜の「地球感動配達人 走れ!ポストマン」、録画してしまいました。
最初のポストマンは松井絵里奈さん、依頼人は義肢装具師の瀧谷昇さんでした。

瀧谷さんは、年3回、アフガニスタンに義肢を届ける活動をしていて、
そこで、アゼルバイジャンから出稼ぎに来ていた設計技師の男性から、
脊髄損傷で歩けない妹(実際は娘でした)の為に、
装具を作ってくれるよう頼まれていたのですが、
瀧谷さんが、次ぎにアフガニスタンに行った時には、男性は帰国していたので、
装具が渡せないままになっているとのこと…

直接渡す予定だったので、男性の名前も分からないし写真も無い。
判っていいる手がかりは、ごく僅か、
住所がアゼルバイジャンのバグーで、女性の名がサラさんで24歳ということだけ。

通訳やスタッフがいて、最低の身の安全は守られているものの、
目的地までの行動は、全てポストマンの自己責任というのがルール、
ポストマンの情報収集行動に、現地の人達から、
「カメラで撮るな!」と言われても当然ではと思いましたが、
ゲストの「なぜ、カメラ撮影が駄目なんだろう?」の一言には驚きました。

外国人に“平和ボケしてる”と思われても仕方ないでしょう。
テレビ向けの発言だったのでしょうが…

苦難の末、サラさんに届けられた装具、
サラさんは、松井さんに支えられ、13年ぶりに立つことが出来ました。
微笑みを浮かべ、松井さんの頬に口付けしたサラさん。
でも、サラさんが受け取ったものは装具だけで無いでしょう。
異国の人の優しさと勇気、そして、生きる喜びや夢だったのかも知れません。

「走れ!ポストマン」は、ウルルンとはまた違った感動がありました。
次回からも見てしまいそうです。

ところで、松井さんが嬉し泣きしたり、感動の涙を流したりした時、
「(良い事をしてるのに)なぜ泣くの?」と、二度も言われていましたが、
外国人だって、涙は、悲しい時や悔しい時だけでは無いでしょ…?
これ、ウルルンの時にも、旅人がよく言われていましたが…

でも、今回の場合は、
「涙を流している時ではない。
相手に不安を与えないためにも、強い気持ちでいなければ!」
ということなのですね。

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『光る砂漠』

若い頃の様に、いつでも手の届くところに詩があるわけではないけれど、
それでも秋ともなれば、詩集を開いてみたくなるのですね。

数ある詩集の中でも、とりわけ思い出深い一冊が、
ガラス戸付きの本棚に、大切に仕舞ってあります。
矢沢 宰(やざわ おさむ)さんの『光る砂漠』です。

20081019

彼は、中也や立原道造ほどの知名度は無いかも知れませんが、
ごく短い詩でも、散文詩でも、八木重吉を彷彿させる、
優しく清らかで、そして悲しいものばかりです。

< 空が >
空があんまり青いので
かた目をつむって
見たらば
母のような
やさしいものが
よこぎった
俺はうれしかった

< さびしさのおとずれ >
風のように
窓からくびをだして
お前は私をよぶ
私はえんぴつをおいて
冬の中をあるく、
お前は黙って
私の顔をみつめ
私はそおってお前をだく……

お前はときどきくるんだね。

< 再会 >
誰もいない
校庭をめぐって
松の下にきたら
秋がひっそりと立っていた

私は黙って手をのばし
秋も黙って手をのばし
まばたきもせずに見つめ合った

< 風が >
あなたのふるさとの風が
橋にこしかけて
あなたのくる日を待っている

『光る砂漠』矢沢宰 詩集 「若い人の絵本」シリーズ(童心社)より
(余白さえ美しい詩が、横書きにした途端、味気なく見えます。)

病気のせいか、寂しく空しい詩が多いのですが、
私には、共感出来る詩ばかりなのです。

詩は青春そのもの、矢沢 宰さんも永遠に詰め襟姿のままです。
それにしても、いつの間に、こんなに歳を取ってしまったのでしょう。
気持ちは、あの頃と同じなのに…

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『黄金の道』

『ストーリー・ガール 』の続編の、
『黄金の道 上下』(木村由利子・訳 篠崎書林)のタイトルです。

20081018

『黄金の道』(The Golden Road)
<上>
01.「新たな門出」 (A New Departure)
02.「精神一致何事かならざらん」 (A Will, a Way and a Woman)
03.「クリスマスの竪琴」 (The Christmas Harp)
04.「新年の誓い」 (New Year Resolutions)
05.「『われら』誌創刊号」 (The First Number of "Our Magazine")
06.「イライザ大おばの訪問」 (Great-aunt Eliza's Visit)
07.「いとこマティーを訪ねて」 (We Visit Cousin Mattie's)
08.「ペッグ・ボウエンとの一夜」 (We Visit Peg Bowen)
09.「『われら』誌 二、三号抜粋集」
   (Extracts From the February and March Numbers of "Our Magazine")
10.「パディーの失踪」 (Disappearance of Paddy)
11.「魔女のウィッシュボーン」 (The Witch's Wishbone)
12.「メイフラワーの季節」 (Flowers O' May)
13.「意外な報せ」 (A Surprising Announcement)
14.「放蕩者の帰還」 (A Prodigal Returns)
15.「髪の一房」 (The Rape of the Lock)

<下>
16.「ユーナおばさんの物語」 (Aunt Una's Story)
17.「オリビアおばの結婚式」 (Aunt Olivia's Wedding)
18.「セアラ・レイのすけだち」 (Sara Ray Helps Out)
19.「星空の道」 (By Way of the Stars)
20.「『われら』誌抜粋集」 (Extracts From "Our Magazine")
21.「ペッグ・ボウエン教会に現わる」 (Peg Bowen Comes to Church)
22.「ヤンキー・ストーム」 (The Yankee Storm)
23.「伝道のイロイン」 (A Missionary Heroine)
24.「衝撃の事実」 (A Tantalizing Revelation)
25.「ぶきっちょさんの恋物語」 (The Love Story of the Awkward Man)
26.「ブレアおじの帰郷」 (Uncle Blair Comes Home)
27.「かくて時は過ぎ行く」 (The Old Order Changeth)
28.「アルカディアへの道」 (The Path to Arcady)
29.「友よさらば」 (We Lose a Friend)
30.「予言」 (Prophecies)
31.「『われら』誌終刊号」 (The Last Number of  "Our Magazine")
32.「別れの夕べ」 (Our Last Evening Together)
33.「去りゆく少女」 (The Story Girl Goes)

※ 17. オリビアおばは、アボンリーのオリビアではない。
     18. セアラレイは、アボンリーへのクレミー・レイ。
     25.  “ぶきっちょさん”は、ジャスパー・デイルのあだ名。
     26. ブレアおじは、セアラ(アボンリーのセーラ)の父ブレア・スタンリー。

原題はこちらにあります。→「アボンリーへの道」の原題

<The Golden Road>(英語に堪能な方、原書で読めます。)
http://www.gutenberg.org/files/316/316-h/316-h.htm

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『ストーリー・ガール』

『ストーリー・ガール 上下』(木村由利子・訳 篠崎書林)については、
以前にも、二度書きましたが、タイトルの原題を調べてみたところ、
「アボンリーへの道」の原題と同じものが、いくつかありました。

20081017

『ストーリー・ガール』(The Story Girl)
<上>
01.「ふるさとの家」 (The Home of Our Faters)
02.「ハートの女王」 (A Queen of Heats)
03.「果樹園の伝説」 (Legends of the Old Orchard)
04.「高慢ちき姫のウェディング・ベール」
  (The Wedding Veil of the Prond Princess)
05.「ピーター教会に行く」 (Peter Goes to Church)
06.「黄金の一里塚の謎」 (The Mystery of Golden Milestone)
07.「ベティー・シャーマンはどうして夫をつかまえたか」
  (How Betty Sherman Won a Husband)
08.「幼な心の悲しみ」 (A Tragedy of Childhood)
09.「魔法の種」 (Magic Seed)
10.「イブの娘」 (A Daughiter of Eve)
11.「ストーリー・ガールの苦行」 (THE Story Girl Does Penance)
12.「レイチェル・ウォードの青い長持ち」 (The Blue Chest of Rachel Ward)
13.「古い格言 新しい意味」 (An Old Proverb with A New Meaning)
14.「禁断の実」 (Forbidden Fruit)
15.「ダンは反抗期」 (A Disobedient Brother)
16.「幽霊の鐘」 (The Ghostly Bell)
17.「プディングの味」 (The Proof of the Pudding)
<下>
18.「キスはどのようにして発見されたか」 (How Kissing Was Discovered)
19.「恐怖の予言」 (A Dread Prorhecy)
20.「審判の日曜日 (ジャッジメント・サンディ)」(The Judgment Sunday)
21.「夢みる人々」 (Dreamers of Dreams)
22.「夢の記録」 (The Dream Books)
23.「夢はそんなものでできている」 (Such Stuff as Dreams Are Made on)
24.「呪われたパット」 (The Bewitchment of Pat)
25.「苦い杯」(A Cup of Failure)
26.「ピーター心に訴える」 (Peter Makes an Impression)
27.「苦りんご我慢競べ」 (The Ordeal of Bitter Apples)
28.「虹のかけ橋」 (The Tale of the Rainbow Bridge)
29.「恐怖の影」 (The Shadow Feared of Man)
30.「手紙の花束」 (A Compound Letter)
31.「光と闇のはざまで」 (On the Edge of Light and Dark)
32.「青い長持ちが開く日」 (He Opening of the Blue Chest)

※ 15. ダンは、フェリシティー(アボンリーのフェリシティ)の兄(弟ではなく)
           ダニエルの愛称です。

The Story Girl >(英語に堪能な方、原書で読めます。)
http://digital.library.upenn.edu/women/montgomery/story/story.html

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「COOL JAPAN」…大和撫子(Japanese Women)

今回のテーマは「ヤマトナデシコ」
でもなぜ、japanees womam の訳が「大和撫子」なのでしょう?
前世紀の遺物ではありますが…

私が抱く大和撫子のイメージは、
優しく芯が強く、清楚で、穏やかで、慎み深く、控えめで、気配りが出来て、
男性を立て、男性に尽くす…勿論、外見的にも美しい女性。

男性にとって都合の良い「ヤマトナデシコ」なのですが、
これ、男性優先社会での、典型的な女性観では無いの?
しかも、男性ばかりか女性までも、この先入観に囚われているみたいです。

外国人が求める理想とする女性像というのは、
教養があり、自立し、自信に溢れ、積極的で、自己主張する女性なので、
日本女性は、中身がない人形みたいだから、
すぐ、外国人男性に飽きられる、と言っていました。

サッカー部や野球部の女性マネージャーにしても、
仕事、家事、育児をこなすキャリアウーマン(ネオ・ナデシコ)にしても、
外国人(特に女性)に、理解され無くても仕方ないと思いました。

でも、外国で理想とされる女性のタイプは、日本では敬遠されるでしょう。
先日も『英語でしゃべらナイト』で、フランス人女性のイネスさんが、
「日本の男性は、ニコニコしていて子供の様な女性が好き。」
と言っていましたが、確かにその傾向はありますね…?

女性に限らず、外国人に比べて、日本人があまり自己主張しないのは、
日本独特の処世術というか、争いを避けたい気持ちがある様にも思えます。

「出る杭は打たれる」「長いものには巻かれろ」「郷に入れば郷に従え」
「口は災いの元」の国ですから…

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「ガスの求婚」 (5)

ガスを乗せた馬車を、夢中で追いかけるフェリシティ…

Felicity 「ガス!ガス!待って!!」
Gus   「(馬車を)止めてくれ!」
Felicity 「行かないで!医者になるより、あなたの方が大事なの。」
Gus   「俺、行くよ。」
Felicity 「どうして!?」
Gus   「大丈夫! これっきり逢えないって訳じゃないんだから …
      結婚の約束に、まえ、あげただろ…返されたけど…約束は要らないよ。
      …落ち込んだり…一人で寂しい時、それを見て思い出すんだ
      …俺が付いてるって…愛してる。」
Felicity 「あたしもよ。」

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フェリシティの夢のため結婚を諦め、アボンリーを去るガス…
何度見ても、切なく悲しい別れのシーンでした。

<第5シリーズ>
第63話「ガスの求婚」(Otherwise Engaged)より

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「ガスの求婚」 (4)

二人はジョーンズ先生の所に、結婚することを報告しに行きますが、
あいにく先生は留守でした。

その時一人の男性が、“妻を助けて”とやって来て、
フェリシティは男性の家で、お産の手伝いをする…

先生に、医科大学には行かないと言い忘れたことに気付くフェリシティ、
苦悩するガス…

フェリシティが働いているミュリエルの店に、
旅支度したガスが店に現れます。

Gus   「フェリシティー」
Felicity 「ちょっと、待って。」
Gus   「急ぐんだ。」
Felicity 「仕事中に、困るわ。」
Gus   「時間が無い。旅に出る。」
Felicity 「どういうこと?今日は、後で、先生の所へ行くはずでしょ。
      結婚することを話しに…」
Gus   「本当は、今だってまだ、医者になりたいんだろ?」
Felicity 「結婚したいのよ。」
Gus   「答えになってない。」
Felicity 「…何て言えばいいの?」
Gus   「こないだの晩、お産の話をしていた時、君の目は輝いてた。
            …医者を諦めて、このまま結婚してしまったら、俺を、恨むようになる。」
Felicity 「そんなこと…」
Gus   「俺は、君を知ってるから…分かるよ。」
Felicity 「お願い!行かないで。」
Gus   「友達の船に乗ることにした…しばらく離れて…考えてみるよ。」
Felicity 「でも…ガス…」
Gus   「もう、いかなきゃ…それじゃ…」

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このまま結婚してしまったら、俺を、恨むようになる。
君を知ってるから、分かるよ。
この言葉に、フェリシティへの愛を感じました。

<第5シリーズ>
第63話「ガスの求婚」(Otherwise Engaged)より

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「ガスの求婚」 (3)

キング家
フェリシティの気持ちを知ったガスは、ホテルを辞めてしまい、
友達のマットの船に乗ることに決めました。

酔ったフェリックスを、キング家まで送って来たガス…

Felicity 「何を祝ってたの?」
Gus   「自由さ。」
Felicity 「…あたしからの?」
Gus   「仕事だよ。辞めた。」
Felicity 「あ~!ガス!…」
Gus   「気が付いたんだ。俺は、あの仕事には、向いてない。」
Felicity 「…ごめんなさい。あたしが、がっかりさせたから…」
Gus   「いいんだ。謝ることはない。」
Felicity 「でも、あたしのせいよ。」
Gus   「違う!俺こそ女の医者を、馬鹿にしたりして。
            …君なら、立派にやれる。」
Felicity  「卒業まで、時間が掛かるし、卒業出来ても、
      患者さんが来るっていう保証はないの。
            …やっぱり、女医は信用が無いのよ。」
Gus   「だけど…そのうち、認められるようになるさ。」
Felicity 「どれぐらい経ったら?」         
Gus   「さあ~?…でも、なりたいんんだろ?」
Felicity 「…分からなくなったの…あなたと別れたくない。」
Gus   「俺だってさ。」

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結婚することに決めた二人でしたが…

<第5シリーズ>
第63話「ガスの求婚」(Otherwise Engaged)より

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ETV特集「戦争は罪悪である」

ETV特集「戦争は罪悪である~ある仏教者の名誉回復~」を見ました。

戦後教育を受けた人間だったら、
「戦争は罪悪である。戦争は侵略である。世界人類の敵である。」
「止めた方が国家として賢明。」と言ったとしても不思議はないでしょう。

然し、日中戦争が始まった1937年に、71歳の住職が言ったのですから、
「坊主のくせに馬鹿なことを言う。」と村人達から思われたとしても、
それもまた、何の不思議はないでしょう。

親鸞の教えには無い「一殺多生」を作りだし、侵略戦争を「聖戦」として、
戦争に荷担していった宗教家達に対し、
検挙され長期にわたる厳しい取り調べにも、
宗教家や村人達から説得されても、家族から懇願されても、
決して信念を曲げなかった明泉寺の住職、竹中彰元師(1867-1945)。

竹中彰元師は、本山の真宗大谷派から、布教使資格を剥奪されたまま、
世を去りましたが、一人の僧侶の研究が元となり、
宗派を超えての運動から、70年過ぎての名誉回復が果たせました。

今まで、戦前戦後、一貫して戦争反対を唱えている党の存在や、
当時は非合法だったその党の活動家たちが、
スパイや密告によって特攻に逮捕され、拷問を受け、
また虐殺されていった事は知っていました。

プロレタリア作家の小林多喜二もその一人ですが…
これまで私は、反戦活動は、あくまで地下活動としてで行われていた、
と認識していました。

国策として全国民が戦争協力を強いられ、洗脳させられていった時代に、
権力に屈することなく、自説を貫いた人間がいたことを知り感動しました。

「名誉が回復されて良かった」に留まらず、
師の信念を後生に伝えて欲しいと、切に思いました。
いつ戦争が起こっても不思議ではない今だからこそ…

証言者の一人が語った「戦争は国家が公認した人殺し」、正にその通りです。

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「ガスの求婚」 (2)

ホワイト・サンド・ホテル

真面目な仕事ぶりが認められ、副支配人に昇進が決まったガスは、
フェリシティに求婚しました。
先ずアレックに許可を求めたところが、ガスらしいです。

Gus   「・・・俺が昇進したってことは、もう、待たなくていいんだ。」
Felicity 「何のこと?・・・ガス、ちょっと待って。」
Gus   「フェリシティ・キング、受け取ってください。
      あなたに、結婚を申し込みます。」
Felicity 「本気なの?・・・すぐに?」
Gus   「すぐにって?」
Felicity 「ガス、あたしの方の話、まだ聞いていないでしょ。
            来月から、ダルハウジー医科大学に通うのよ。
      結婚するのは、卒業してからでも遅くないし・・・」
Gus   「医科大?」
Felicity 「受けたって言ったでしょ?」
Gus   「・・・まさか、受かるとはな。」
Felicity 「ひどいじゃない、そんな言い方!」
Gus   「どうかしてるよ。女が、医者になるなんて。」
Felicity 「そう、そういうこと!」
Gus   「第一、患者なんか、来るわけないだろう。
            わざわざ、女の医者んとこ、行く奴がいると思うのか?」
Felicity 「ジョーンズ先生は、立派にやってらっしゃるわよ!」
Gus   「問題は、俺達の事だろう。先生は関係無い!」
Felicity 「だから、大学を卒業してからじゃ、どうしていけないの!?」      
Gus   「もう、待ち過ぎるほど、待ったよ!すぐに結婚したいんだ!」
Felicity 「だったら、家庭に入ることだけを考えてる人を、
      見つけた方がいいんじゃ ないかしら!?」
Gus   「そうするかな!!」
Felicity 「そうよ!!」

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すぐにでも結婚したいガス、
医科大学に進学が決まったフェリシティ、
またしてもプロポーズは失敗に終わりました。

・・・つづく

<第5シリーズ>
第63話「ガスの求婚」(Otherwise Engaged)より

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「ウルルン・リターンズ」…チェコ(阿部サダヲさん)

BS-iで「世界ウルルン滞在記」のリターンズが始まりました。

初回の昨夜は、阿部サダヲさんのチェコ、プラハの回でした。
スタジオトークが無くなった分だけ長くなり、スメタナのモルダウを聴きながら、
プラハの美しい風景がふんだんに見られて良かったです。

アニメーション作りは、非常に根気が要る作業ですが、
阿部さんは実に楽しそうでしたね。
やればやるほど凝りたくなる気持ち、解ります!

以前の放送の時も、ナレーションは下條アトムさんだったと思いますが、
再編集ということで、ナレーションも新たに入れたのでしょうか?

松尾スズキさんが良くなかったわけでは無いのですが、
やっぱり、ウルルンはアトムさんですね。

ところで、図書館で、以前発売されたウルルンの本を借りた時も思いましたが、
(放送日が記されていなかったから、)
再編集ではあっても、前回の放送日を言って欲しかったです。

知りたいのは私だけで、
大部分の人にとっては、どうでもいいことなのかも知れませんが…
それとも、テロップで流れたのを見逃したのでしょうか?

また、初回なので仕方無いとしても、司会者は要らないのでは…?
次回は、上地雄輔さんの旅です。

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「ガスの求婚」 (1)

最初の放送の時に、「ガスの求婚」から録画した私は、
すっかり「アボンリーへの道」の虜になってしまいました。
二人の会話の一部です。

灯台> 帆船(「ハリー・ジェーン号」)を眺める二人

Felicity 「いいでしょうね。船乗りになって、世界を旅するって。
Gus   「俺なんか、もう世界を半分回ったよ。
           でも、どんな綺麗な景色も、君には負けるよ。

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ガスにそう言われた時のフェリシティは、本当に嬉しそうでした。
フェリシティに限らず、誰だって嬉しいですよね。

でも、一歩間違えば、キザで見え透いたお世辞にもなりそうですが、
ガスは、いつだって誠実な人ですからね。

<第5シリーズ>
第63話「ガスの求婚」(Otherwise Engaged)より

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「アレックに乾杯」 アレック

君達は農業をよく知ってるのか?
だったら、自分達で農場経営をしてみればいい

この際はっきり言っておこう
お前の専門は学問、私の専門は農業だ。
お前の専門に干渉するするつもりはない。
そして、干渉されるのも御免だ。

優秀な弟ロジャーは、アレックの農業に口出しするだけでなく、
無断で搾乳機を購入し、その結果、乳牛の具合が悪くなってしまいました。

やっぱり、「餅は餅屋」ということですね。

2004 2005 2006

<第2シリーズ>
第20話「アレックに乾杯」(Family Rivalry)より

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「アレックに乾杯」 ジャネット

「ヘティったら、
『食べ物の方は、あなたお願いよ』って
あの人、すぐ人に頼むのよ。
こんどのパーティでもそう早く終わらないかしら
『心配するな』って、言う方は楽よ。何もしないんだから…」

2001 2002 2003

アンドリューの父で、地質学者のロジャーがアボンリーに帰ってきました。
優秀な弟が自慢なヘティは、歓迎パーティーを開くと言い出しましたが…

ジャネットの気持ち、よ~く分かります。
ジャネットの様な『縁の下の力持ち』がいるからこそ、何事も成功するんですよね。
取り仕切るタイプの人って、指図するだけですからね。

しかも、期待通り出来て当然、少しでも意に反すると、文句ばかり言われてしまう。
「じゃ、自分でやってよ。」と言いたいけれど、
一言言えば、10倍になって返ってくるのが分かるから、
結局、何も言えないのですよ。

<第2シリーズ>
第20話「アレックに乾杯」(Family Rivalry)より

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あやとり

お手玉はポケットに入れにくいけれど、
女の子のポケットには、「あやとり」のひもが入ってました。

久しぶりに「あやとり」をやろうと、ひもを用意し、
「二人あやとり」は、相手がいないから、
取り敢えず、「一人あやとり」をやってみました。

でも、意外に忘れてしまっていて、
出来たのは、「蝶々」「はしご」「ほうき」と、「手品」(指抜き)だけでした。
他にも色々出来たはずなのに…

検索してみたら、とても丁寧に説明されているサイトがありました。
そうそう、「朝顔」や「亀」もよくやりました。

ところで、「一人あやとり」の中には、「蝶々」や「はしご」などを作るのではなく、
「ダイヤ」「川」などと、変化させていく遊び方もあります。

ちょうど、一人で「二人あやとり」をやるイメージなのですが、
子供の頃、私の周りで、私以外これが出来た人はいませんでした。

幼い時に母から教わった「一人あやとり」だけは、
何十年経っても自然に出来ました。

手が覚えてるかのように…

この「一人あやとり」のやり方も、<あやとり>で、紹介されています。

<あやとり>
http://www9.plala.or.jp/kaz-ooi/ayatori/ayatori.htm

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野の花

花屋で売られている高価な花も、
丹誠込め育てられた庭の花も、もちろん美しいですが、
野や山で、一人で勝手に咲いている小さな花の方が好きです。

「都忘れ」「君影草(スズラン)」「薄雪草」「紫式部」「一人静(ヒトリシズカ)」、
自生している花たちに、優雅な名を付けたのは誰なのでしょう?

子供の頃、庭に「白粉花(オシロイバナ)」が咲いていました。
マゼンタの小さい花には、5ミリほどの黒く固い種子ができ、
中には白い粉が詰まっています。
さすがに顔には付けなかったけれど、手の甲には付けたりしました。

花の香は、必ずしも好きではないですが、
「白粉花」の、あの優しく上品な匂いだけには、懐かしさを覚えます。
この花の別名は、「白粉草」、「夕化粧」だとか…

子供の頃から、一番好きな花は「露草(ツユクサ)」でした。
どこでも咲く花ですが、可憐で逞しく思えるから…

<四季の山野草>
http://www.ootk.net/shiki/

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「二人の求婚者」 ジャスパー

セーラとフェリックスは、オリビア叔母さんの結婚相手には、
ジャスパーこそが相応しいと、知恵を絞ります。

よき人は夜のように美しい。
星の瞬く薄墨色の夜のように、中に際立つ漆黒の輝き、
それは、夜空の星に似た、二つのひとみ
…」
オリビアを想って呟くジャスパー…

「君に選んで欲しいいや~違う君に聞きたい
いや違う承知して欲しいその~オリビア僕と結婚して欲しい…」
セーラに励まされ、ようやくプロポーズしたジャスパーに、
オリビアが返事をしようとしたその時、
フェリックスの友達のテディが、古井戸に落ちたとの報せが…

「…汽車の切符は、無理すれば二枚は買えるだろう
金はないが、僕の愛情だけは、たっぷりある…」
(2度目のプロポーズの言葉)

オリビアが選んだのは、勿論、金持ちで不誠実な昔の恋人エドウィンではなく、
お金も職も無いけれど、誠実なジャスパーでした。

1911 1912 1907 1908

<第2シリーズ>
第19話「二人の求婚者」(May the Best Man Win)より

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アボンリーのアルバム

アボンリーへアルバム(Felicity & Gus)を作りました。

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「二人の求婚者」 ペグ&フェリックス

人の心を、自由に操る魔法を知ってると思ってんだね。
知ってたら、あたしは結婚してるよ。
ハハハ
今頃どっかの令夫人さ。」

運命が、二人の道を引き離してるんだろう。
丸い穴に四角い石は通せないのさ。どんな魔法でもねえ。

セーラとフェリックスは、オリビア叔母さんが結婚相手にジャスパーを選ぶよう
魔女のペグ・ボウエンに相談に行きます。

ペグは、“オリビアが飲むと最初に出会った独身と男性と婚約する”という
怪しげな飲み物をくれました。

味見したセーラの目の前にはフェリックスが…
オリビアが飲んだ直後に会ったのもフェリックス…

二人の女と婚約しちゃったんだ、お父さんに何と言うのさ!?」
笑えました!

1905 1906 1909 1910

<第2シリーズ>
第19話「二人の求婚者」(May the Best Man Win)より

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「二人の求婚者」 オリビア&セーラ

オリビアの昔の恋人エドウィン・クラークがアボンリーに帰郷し、
高価な花やチョコレートを、オリビアに贈ってきます。
でも、セーラとフェリックスは、彼の不実を知っていました。

オリビア叔母さんを愛してたなら、なぜ、他の人と結婚したの?
そうよ、ジャスパーさんだったら、ヘティ伯母さんに駄目って言われても、
オリビア叔母さんを愛し続けるわ。」(セーラ)

1903 1904

贈り物なんかで、心を動かされないわ
ただ、初めて恋した相手って、そう簡単には、忘れられないものなの
会ってると、あの頃に戻ったような気持になるわ。」(オリビア)

でも、今はあの頃じゃないし、昔は取り戻せない。
今のエドウィンを愛せるの?あの人をよく知らないでしょ?」(セーラ)

セーラたちの応援で、オリビア叔母さんは、幸せな結婚ができました。

<第2シリーズ>
第19話「二人の求婚者」(May the Best Man Win)より

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COOL JAPAN…おもちゃ(Toy)

昨夜のテーマは「おもちゃ」。
伝統的な木の玩具から、最新のハイテクオモチャまで、
とにかく、日本のオモチャは、すごいと思いました。

「東京おもちゃショー」などは、一旦足を踏み込んだら最後、
子供だけでなく、大人でも、竜宮城さながらに、時の経つのを忘れそう…
何しろ、多種多様なおもちゃが待機しているでしょうからね。

息子さんと一緒に、鉄道のジオラマを製作している男性もすごい!
好きこそ物の上手なれとは言いますが、完全に、趣味の域を超えてますよ。
きっと、あの人には、“暇を持て余す”ことなど無いでしょうね。

次ぎに、プラモデルの「ガン(ガンダム)プラ」のメーカーを取材。
こちらも、ハイテクから熟練の職人技まで、想像以上の製造過程に感心しました。
最近のプラモデルは、最初から色分けされているからいいですね。
塗る作業も楽しいでしょうが、極細の筆で色付けするのは難しいでしょうからね。

スタジオに、出来上がったプラモデルが運び込まれた時、
手にした一人が、「どうやって遊ぶの?」と言ったところ、
別の人が、「眺めているだけでも楽しい」と…どちらも女性でしたが、
私の感覚では、プラモデルは、ジグソーパズルのように、
作る過程が楽しいものでは?と思っていましたが、これ変でしょうか?

最後に紹介されたのは、これぞニッポンのおもちゃ、ケン玉でした。
けん玉、ダルマ落とし、竹トンボなどは、シンプルながらコツを要す遊びですが、
私の世代の人なら、大抵の人が、一度は手にしたことがあると思います。
でも、検定まであるとは知りませんでした。
あっても不思議ではありませんが…と言うより、あって当然でしょう。

またしても、「あれでは楽しくないでしょう?」と、外国人らしい発言。
そう、理解出来ないかも知れませんが、
日本人は、何事も極めようとする国民ですからね。

そして今回のベスト・オブ・クールは、「おもちゃショー」でした。

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「二人の求婚者」 ヘティ

かつて、オリビアと恋人エドウィンを、
彼が貧乏という理由で、仲を裂いてしまったヘティですが、
セーラにも…

あなたも覚えておくのよ。
年頃になって恋をした時、夢中になって、自分を失ってはいけないってこと。
そうなのよ、将来性のない相手とでは、結局は幸せになれないわ。

(確かに一理あるけど…)

アボンリーに戻ったエドウィンは妻を亡くしていました。
しかも、お金持ちになって…
すると、ヘティはオリビアに、

私は何も干渉しないわ。
あなたの人生はあなたのものだし、
あなたが幸せを掴んでくれるように、それだけを今は願ってるわ。
正しい相手を選んで欲しい。

ヘティが言いたい、“正しい相手”というのは、あくまでエドウィンであって、
決してジャスパーでは無いのです。
…なんともはや!

1901 1902

<第2シリーズ>
第19話「二人の求婚者」(May the Best Man Win)より

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