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「生きていた母」 (2)

Gus     「返す必要は無いよ。これは君にやったんだから君の物なんだ。
           …取れよ。」
Felicity 「どうして!…シャーロットはいらないって!」
Gus     「何、訳の分かんないこと言ってんだよ!
     何でシャーロットに、これをやるんだよ!」
Felicity 「とぼけないでよ!あの人と婚約してるんでしょ!」
Gus     「婚約?…どっから、そんなバカげた事を思いついたんだ。
     シャーロット・エイムズは結婚してる。俺が乗ってた船の船長とな。」
Felicity「結婚してるの?
     …だって、あなたが手紙でちゃんと書いてくれないからじゃない!
     おかげで、とんだ恥をかいたわ!」
Gus     「ありもしない事を、どうやって書けって言うんだよ!
     『やぁ、フェリシティ、俺なぁ、シャーロット・エイムズと婚約してないよ。』
     …そっちだって、通り一遍なことしか、書いて来ないじゃないか!」
Felicity 「あなたが何も言ってくれないからじゃない!
     男の人が何も言わないのに、どうして…」
Gus     「おい、ちょっと待てよ!フェリシティ…」
Felicity 「あなたと言い争っている暇なんか無いの!
     勉強が山積みなんだから……ガス、御免なさい…」

誤解と分かって機嫌を直したフェリシティなのに、
指輪はガスがしたままなのは、なぜ?

フェリシティを送ろうとした時、二人は花売りの女に遇いますが、
その女性は、ガスの指輪を見て、
「イジーケル・クレーン船長だわ。」と言うのです。
(それで、ガスがしている必要があったという事なのでしょう。)

記憶を無くしているらしい花売り女を、
フェリシティの下宿に泊めてあげることに…

“この人は、死んだはずの母なのでは?”と直感したガスは、
手がかりを探すため、女を連れアボンリーに帰るのですが…

(話しが“ガスとフェリシティ”から、“ガスと謎の花売り女”になります。)

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以前にも書きましたが、このルビーの指輪は、
ガスがクレーン船長との別れの時に、“友情の証”として貰ったもので、
船長が見つけた、“海賊の宝物”の中の一つなのです。
(第22話「海賊の金貨」)
よって、イライザ(花売り女)は指輪の存在を知らない筈では…?

<第6シリーズ>
第66話「生きていた母」(The Return of Gus Pike)より

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* 「アボンリーへの道」(Felicity & Gus)」カテゴリの記事