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「ガスの求婚」 (2)

ホワイト・サンド・ホテル

真面目な仕事ぶりが認められ、副支配人に昇進が決まったガスは、
フェリシティに求婚しました。
先ずアレックに許可を求めたところが、ガスらしいです。

Gus   「・・・俺が昇進したってことは、もう、待たなくていいんだ。」
Felicity 「何のこと?・・・ガス、ちょっと待って。」
Gus   「フェリシティ・キング、受け取ってください。
      あなたに、結婚を申し込みます。」
Felicity 「本気なの?・・・すぐに?」
Gus   「すぐにって?」
Felicity 「ガス、あたしの方の話、まだ聞いていないでしょ。
            来月から、ダルハウジー医科大学に通うのよ。
      結婚するのは、卒業してからでも遅くないし・・・」
Gus   「医科大?」
Felicity 「受けたって言ったでしょ?」
Gus   「・・・まさか、受かるとはな。」
Felicity 「ひどいじゃない、そんな言い方!」
Gus   「どうかしてるよ。女が、医者になるなんて。」
Felicity 「そう、そういうこと!」
Gus   「第一、患者なんか、来るわけないだろう。
            わざわざ、女の医者んとこ、行く奴がいると思うのか?」
Felicity 「ジョーンズ先生は、立派にやってらっしゃるわよ!」
Gus   「問題は、俺達の事だろう。先生は関係無い!」
Felicity 「だから、大学を卒業してからじゃ、どうしていけないの!?」      
Gus   「もう、待ち過ぎるほど、待ったよ!すぐに結婚したいんだ!」
Felicity 「だったら、家庭に入ることだけを考えてる人を、
      見つけた方がいいんじゃ ないかしら!?」
Gus   「そうするかな!!」
Felicity 「そうよ!!」

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すぐにでも結婚したいガス、
医科大学に進学が決まったフェリシティ、
またしてもプロポーズは失敗に終わりました。

・・・つづく

<第5シリーズ>
第63話「ガスの求婚」(Otherwise Engaged)より

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