『あしながおじさん』
この小説は、全て、「あしながおじさん」に宛てた手紙になっていますが、
とってもユーモラスなんですよね、手紙の内容が…
孤児院で育ったジュディにとって、何もかもが新鮮で楽しく、
青春を満喫しているジュディが、羨ましく感じましたね。
「あしながおじさん」の正体も、終盤には、“もしかして…?”となるのですよ。
また、作者自身が描いたイラストも、可愛らしかったです。
『続 あしながおじさん』は、孤児院の院長になった、
ジュディの大学時代の親友・サリーが、ジュディに宛てたもので、
同じく、ユーモアとウィットに富んだ、愉快な手紙でしたね。
2冊を探し出してみたところ、『あしながおじさん』(厨川圭子・訳 角川文庫)、
『続 あじながおじさん』(松本恵子・訳 新潮文庫)と、
出版社(訳者も)が違っていました。
当時は殆ど子供だったので、気にも留めていなかったみたいです。
作者のジーン・ウェブスター(1876-1916)が、
マーク・トゥエンの姪ということは知っていましたが、
最近読んだ、『私の青春文学紀行』(松本侑子 新潮社)という本によれば、
何と、来日していたのだそうですよ。
『あしながおじさん』を執筆する前の、約100年前の事で、
和傘を差した、J・ウェブスターの写真が載っていました。
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