「のろわれたバイオリン」 ヘティ
「・・・そう、わざとぼかして書いているのよ。
でも行間に自慢している感じが、にじみ出てるわね。
あら探しをするんでしょうよ。」
(ミュリエルからの手紙を読んで)
「謙虚にしてると誤解されるから、この際一言、言わせて貰うわ・・・
私はただ、ぺらぺら喋らないだけ。」(噂話しの大好きなご婦人方に)
「迷える子羊を見つけて、仲間に入れなくてはね。
それが教師の勤めです。」(噂話しの大好きなご婦人方に)
「失礼、詰まらないお喋りをするほど、暇じゃないんでね。」
(噂話しの大好きなご婦人方に)
「歳は関係ありません。(勉強するのに)遅すぎることはないわ。」
(缶詰工場の経営者に)
「・・・学問は人生を深く豊かにするものです。
学ぶことで、明るい将来がみんなに約束されるのです。」
(缶詰工場で働いている少年達に)
「私が間違ってたわ。
間違うことなんて滅多にないんだけど、あなたに関しては、私らしくなく、
間違いを犯したようなの。」(ガスに)
「・・・大抵の人が悪の部分を持ってるわ。
私は違うけど、大抵の人がそうよ。」(ガスに)
学生時代からのライバル、ミュリエル・ステーシーが、
教育長として、アボンリーに視察に来るという…
自分の実力を見せようと、ヘティは缶詰工場へ生徒を獲得に行きました。
でも、ヘティの言葉に耳を傾けたのはガス・パイクだけ…
ガスのバイオリンは、呪われてなどいないのだし、
主役は、ヘティ伯母さんなのだから、
原題通り、「Aunt Hetty's Ordeal(ヘティ伯母さんの試練)」
の方が良かったのに、と思いました。
<第2シリーズ>
第16話「のろわれたバイオリン」(Aunt Hetty's Ordeal)より
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