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ウルルン2008…パリ、家具作り

昨夜のウルルンでは、俳優の三田村邦彦さんが、
趣味の日曜大工の経験を生かし、
パリの高級家具「フィリップ・ユーレル」で、
玄人はだしの家具作りを披露してくれました。

依頼されたチェストの制作期間は、たった4日間、
「和」をイメージしたデザインということで、
三田村さんが一晩掛かって考えたのは、「屏風」のデザイン、
また、制作途中でひらめいたアイデアで、
上板には、ネクタイを飾るガラスのケースを施しました。

工具の扱い方から作業に向かう姿勢まで、
本物の職人さん達が驚いたほど、
「日本人がこんなに器用とは知らなかった!」と言われてしまいました。

「僕は特別ですよ。」と三田村さん、確かにその通り!
外国人に比べて、日本人は器用なのかも知れませんが、
私も含め、器用では無い人だっていますからね。

実は、三田村さんに内緒で、職人さんたちは同じ物を作っていましたが、
そりゃ、そうでしょうね。
どんな物が出来上がるかは、分からないのですから。

そして納品の日、二つのチェストを見て依頼人が選んだのは、
三田村さんが作った方でした。

家具に限らず、自分のイメージを、形にするっていいですよね。
よく、「作りたいけれど、自分には無理。」と最初から諦めている人がいますが、
気持ちが無いだけにも思えます。
たとえ目的地が遠くても、
気持ちさえあれば、いずれ到着できるのでは…?

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